第六話.“記念”と“絆”。
重い足取りで , ゲームマスターの後を追う。
絶対に、、行きたくない…。絶対に、、進みたくない…。
確かにそう思っているのに───先に進みざる終えなかった。
ゲームマスター「そういえば , 後 1 分で日付が変わる頃ですね、笑」
「ぁ ──ッ 」
彼が , たまたま言った言葉に反応してしまった。
だって , 日付が変わると丁度──私達mmmrの3周年記念日。
─ただ , こんな現状を目の前にしている為 , そんな記念も私達から遥か遠くに感じてしまった。
ゲームマスター「おやおや ? どうやら , お諦めのようですね ? , 笑 mmmrの皆さんってたかがそんなもんだったんですね、笑」
見事に煽り散らして来るゲームマスターに本当に怒りが湧いて来た、、、
「ッッッ─── ! ! 」
でも , その怒りを我慢するしかなかった。
だって , 言っても無駄だって分かっていたから。
結局 , 悔しいけどあいつの言う通り崩壊したんだ…私達は。
そう考えているせいか、余計に足が重くなってきた気がした。
しばらく歩き , ゲームマスターが私達をとある部屋に招き入れた。
ゲームマスター「それでは , 犠牲者の────」
「最後の遺言はありませんか ? 」
静かに淡々と告げられる。
嗚呼 , 此処が私達の墓場なんだろう。
だって16人揃ってこそ『mmmr』なんだから………。
そんなときようやくmzrさんが口を開いた。
mzr「─とにかく , 犠牲者が私だけで良かったです、、みんなが無事なだけ十分です……ッ。」ポロッ
目に溜まった涙が , mzrさんの白く綺麗な肌にツーと流れ落ちた。
mzr「私なんか気にせず… 頑張ってくださいッッ……( に こ ッ」グスグスッ
涙の様子から見て , 相当辛いのに違いない、、
相当孤独が辛いんだろう、、
ぎ ゅ ッッ
私がなにか動かないといけないと思ったときには , rir-さんが先に動いていた。
rir-「mzrさん、大丈夫です、、、こんなカタチでお別れなんて信じ切れないですし , 私だって嫌ですし、、相当に泣きたいくらいですし、mzrさんともっとお話したかったですし、、、って言い出せば山程言いたいことがありすぎて………
でも、それだからこそmzrさんが大好きですッッ!私は────いや……“私達”は、いつでもいつまでも , mzrさんをmmmrメンバーの一人、仲間、として見てますから!」
「そうですよ、村長からも言いますが、たとえmzrさんが居なくなっても─mzrさんがmmmrメンバーであることは違いないですし……絶対にmzrさんの事は忘れませんからッッ……!」
gso「村長やrir-さんだけじゃないですよ ? もちろん村民である、私達だって、忘れないです!
だって、村民は , 居なくなっても永遠に村民のままですからね!」
tyk「わ、わたすだって……ッ!村民同士お互い喧嘩も多かったかもですけど ~ 、、わたすはこんな優しいmzrさんに出会えて嬉しかったです ! ! だからこそ , mzrさんの事は絶対に忘れません、!だから逆にmzrさんもわたす達の事 , 忘れず覚えていてくれますよね ! ? 」
流れるように暖かい言葉で , その場の空気も和んできた。
───そんなとき , 辺りがピカーンっと輝いた。
iemn「な、なんだ ! ? また , ゲームマスターの仕業 ! ? 」
rk「ッえ ! ? な、なにこれ ! ? 」
htmn「ん ま ぁ ッ ! ? 」
rir-「っなんですか ! ? 」
gso「ぇえ ! ? 」
mtw「な、なにこれぇ!?」
zn「わ、わぁ ! ? 」
hn「えっえっ ! ? な、なにッッ?」
mzr「えぇ ! ? ッ え、えっと??」
「んぁ ! ? なに、!?」
tyk「こ、これもなにかの演出 ! ? 」
kk「そうとも考えられないわよね…」
up「わぁ!?なんだよッッッ ! ? 」
lt「え、え、!?な、何が起きてるん??」
sr「えぇ、、また演出的なやつ ? 」
gn「ッッッ ! ? わ”、、、!?」
全員が驚いたように声を出し , 騒ぎ始めた。
光が収まった頃 , ゲームマスターでもないとある人影が見えた。
───そのとき、目の前に映る人物に , 声を上げられずには居られなかった。
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次回 , 最終話.
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