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「ありがとうございます。」
優子は御礼を言いそそくさ学校に行く。
校門に着き安堵し教室に入る。
席に着くと誰も居ない。
見渡すと銀髪の着物を着た者が立っていた。
「私が消したぞ。」
「お前は…悪鬼?」
優子が問うと悪鬼は頷いた。
優子は怖くなり逃げる。
押し入れに逃げ込むと花丸が現れた。
「だから言うただろ。」さっきよりも真剣な声で言った。
「すみません…。」
「まぁ良い。」少し怒りながらも式神を召喚する。
悪鬼は式神と戦い出す。
「クっ…この悪鬼はかなり手強い。」
花丸は苦戦する。
「私に勝てると思ってるのか。」優子が見るに堪えないのか花丸の頬をキスをすると花丸の霊力が上がる。
「ありがとう優子。」
式神を駆使し悪鬼に立ち向かう。悪鬼は少し怯み弱くなる。
「花丸さん頑張って。」
「陰陽師め…良くも。」
優子の応援によって花丸の霊力がどんどん高くなる。
悪鬼は耐えきれなくなり消えて行った。
「優子ありがとうお前のお陰だ。」花丸は優子を抱きしめる。優子は思わず赤らめる。
「いえ…。」
「可愛いやつめ。」花丸の吐息が首筋にかかる。
「花丸さんちょっと…。」
「大丈夫キスだけだから。」
優子が逃げようとするとチャイムが鳴る。
花丸はまた肩をすくめ消えて行った。
優子はほっとして押し入れから出る。
出ると同級生達が何事もないように居た。
不思議に思いながらも花丸の吐息の熱がまだ残っていた。
優子の背中が少しムズ痒い。
3話へつづく