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青色が世界を覆うこの時期。俺はそんな中、一人暗い世界で手を動かす。
手は10時間以上動かしても全然いたくない。紙を食べても味はしない。
ずっと、絵を描きながらお金を貯める一方だ。こんな生活に飽き飽きしているのは正直なところ。
でも、母を捨てることも出来ず判断の迷路にたださ迷うだけだ。
「今日の案件は、全体絵が5作、上半身絵が7作、ディオ絵が4作か」
正直なところ月30万は普通に稼げているのだが母はすべてパチンコや爆買いの金に使うため稼いでもすぐに溶けてしまう。
「借金500万あるってのに………」
そんなこと考えても金はたまらないなと思い作業に入いろうとしたとき。
ピロン
案件を受けているスマホの方でひとつのDMが俺のところにやってきた。
「なんだろ」
普通、今は午後12時。みんなは学校か仕事をしている時間だ。
まぁ、お金が入るなら嬉しいし開くか。
そんな軽い気持ちでDMを開いた。
@流れ星
こんにちは。浮遊さんでお間違えないでしょうか。
とても丁寧な言葉の文字がスマホ画面にうつりこんだ。
@浮遊
はい、そうですけど……何か?
少し、弱々らしさを演出しつつ文字を打った。
@流れ星
あの、スカウトさせていただきませんか?
「はぁ!」
俺はビックリのあまりスマホを投げ出しそのあと、急いでキャッチした。
@浮遊
えっと、なにがなんなのかわかりませんが
@流れ星
私はある仕事のオーナーをしていてあなたが私の仕事に必要なんです!!
文字でも伝わる熱量。そんな気持ちに押されて変になったのか、うちまちがえなのかなんなのか知らないけど。
@浮遊
わ、わかりました。協力します
と言ってしまった。
@流れ星
ありがとうございます!では、明日フィミリア店にきてくださいますか?そこでアルバイトの話しを詳しくさせていただきます。それでは、明日よろしくお願いします。
それで内容は終了してしまった。
「はぁーー」
俺はスマホを見ながら机に寝てため息を一息だした。