テラーノベル
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やぁやぁ、どうもお久しぶりですリテラです、無事晴れて第2話を出すことになりました。パチパチ〜、話変わるけど、鉢雷がテラーに少ないことに結構不満抱いてんですよね、どちらかといえばテラーは雷鉢が多い。なぜだ。初め雷蔵の片思いにしようかと思ったんだけど、やっぱ雷蔵は幸せでいてくれ、でも可哀想な雷蔵も好き。んじゃ本編スタート
三郎視点
雷蔵が私のためだけに泣いてくれている、嗚咽している、布団を濡らしてくれている、悲しんでいてくれてる、涙を流してくれている。その事実だけで胸が満たされていく。嗚呼、これでやっと君は私から離れられなくなるんだな…誰かのところに行く必要もないし、誰かに取られることもない…考えてくるだけで興奮が止まらない、このような経緯に至ったのは少し前のことだった…
そう、あの日は特に満月が綺麗だったのを覚えている。雷蔵はすでに寝る体勢になっていて、私は面を手入れしていた。いつものように何気ない会話を交わしてお互い同じ時に就寝する。それがいつもの流れだったのだが、私は一つ、雷蔵に悪戯をしてみることにした。これが成功すれば雷蔵は未来永劫私のものだ。そして、私の思惑通り雷蔵は私の手に見事に堕ちたんだ、それが嬉しくて嬉しくて…その悪戯というのは私が雷蔵に
「想い人ができたんだ」
と言うことだった。それを言った途端雷蔵は固まってしまって、あからさまに動揺しているのが手に取るようにわかった。存在しないお団子屋の娘、その設定で話していたのだが雷蔵はまんまと騙されてしまったらしい。そこで私が
「雷蔵?どうしたんだ浮かれない顔をして」
と言ってみた、自分でも性格が悪いということは嫌という程分かっているさ。でももうここまで来たんだから取り返しなんてつくはずがない。私がそう言ったら雷蔵は、
「えっ、あっ、ごめん!三郎に想い人ができるなんて意外でさ、びっくりしちゃった」
あからさまな嘘をついた雷蔵の目は今にでも涙が溢れそうなくらい涙を溜めていて、可哀想で、美しかったんだ。今でも鮮明にあの顔が思い出せる。可愛かったなぁ…それから先はご察しの通り私は雷蔵に避けられるようになったんだ、お昼に誘ってみても委員会があると言い、断られた。けどね、君がその日に委員会がないことなんて私はとっくに把握済みさ、雷蔵に避けられ続けても、私は雷蔵を尾行(ストーカー)した。いつもなら気づくはずの距離も今の雷蔵はよっぽど余裕がないのか、それすら気づかなかった。可哀想な雷蔵。いつもなら君のその身を私が優しく抱きしめてあげているのに、都合上それができないのが本当に残念だ。やっぱり君には私しかいないんだ、私がいないとろくに飯も喉に通らないろう?寝ることすらもままならない。前に友人から言われたことがある。
「お前は雷蔵に恋愛感情を持っているのか?」
と、私は雷蔵に恋愛感情などの薄っぺらいものは持ち合わせていない、好きとかじゃなく愛しているんだ。この世の何よりも君は輝いていて、私の光だった。君に何処へも行って欲しくなくて、ずぅっと側にいて欲しくて、君の顔を使っていてもその欲は埋まらなかったんだ。
そして今に至るのだが…
私は雷蔵に「用事があるんだ」と言い、町へ出かけるふりをした。おそらく雷蔵は私が居もしない想い人と共に貴重な休日を過ごしているとでも思っているのだろう。だが、私は君以外に時間を使う暇はないんだ、君が何処かへ行けば私もついていくし、食べるものも勿論一緒だ。君が死ねと命じたのならば死ぬし、君が死ぬのなら私も自害しよう。私は雷蔵のことを頭から爪の先までこよなく愛しているんだ。だから今更絶対に誰かに渡すつもりなど毛頭ないよ。そして、この休日も雷蔵を観察していたのだが、雷蔵は目が覚めると、布団をギュッと掴み、みるみるうちに涙がこぼれ落ちていた。嗚呼、なんて勿体ないんだ、私ならその涙を丁寧に保管して飲み干しているのに。君に触れたいよ、君に愛を囁きたいし、君と共に時間を過ごしたい、お昼も共にしたいし、ここ数日間雷蔵とまともに顔を合わせていない。頼む、お願いだ、その手で私に触って、たくさん泣いて、私にしかその顔を見せないで、まだ見たこともない姿をみせて。私がいないと生きていけない体になって。君が頼るのなんて私だけでいいんだ。私以外誰もいらない、そうだろう?もっと私を愛して、私をみて、どこにもいかないで、わたしいがいとしゃべらないで、わたしといっしょにしんで、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
私を愛して
気がつくと私は部屋の前に立っていた
はい!今回はもうこれで終わろうと思いまーす、三郎…なんて傲慢なやつなんだ…そんじゃバイチャ!
すい 🍉 ☁️ (🎨🫧)
1,053
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7
ミヌ
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コメント
3件
うわっ、これめちゃくちゃ重い…!読み終わって鳥肌が止まらないわ。三郎の愛が狂気の域にまで昇華してて、歪んでるのに美しくない?「可哀想で美しかった」って表現がもう全てを物語ってる。嘘の想い人で雷蔵を独占するとかストーカー行為とか、正気の沙汰じゃないんだけど、その執着の深さが逆に読んでて惹き込まれた。雷蔵の心情も気になるし、続きが待ち遠しい🔥