今日だけは

遅くなってごめんなさい、！！！

wki

「あれ、？」

いつも教室の隅の席に座っている君が居ない

朝、そんなに話せなかったから、話そうと思ったのに

まさか、、

告白、、しに行ってる、とか、、、、？

え、、。

やだ、嫌だよ、元貴くん、、

お願いだから、お願い、。

誰かとなんて付き合わないで。

今日だけ、、

今日だけでいいよ、

せめて、。

なにかの手違いで俺と付き合えたら良いのに

昼休みが終わると、

教室に君が入ってきた

「元貴くん、！！」

「んぇ、？」

「若井くん、どうしたの？」

いつもより、少し嬉しそうな笑顔をしている

つきあえ、、た、？？

嘘だ、

うそだうそだうそだ

「わかいくん、？」

「へぁ、！！」

「どしたの、なんか僕に話したいことあった？」

「え、ぁ、」

「いっ、移動教室、一緒に行こう、！！」

「移動教室？」

「そっか、次理科室か、、」

「いいよ、行こっか」

「うん、！！」

勢いで一緒に行こうなんて言ってしまった、

でも、結果的には元貴くんと行けるなら、、

いいのか、、？？

「ね、若井くん」

「もし、好きな人に振られたらどうする？」

「へ、？」

「僕はね」

「悲しい、。、悲しいからね」

「若井くんのこと好きになっちゃうかな」

「え？？？」

「もと、き、、くん、？？」

なに、、言ってるの、、、？

俺のこと、、好きになる、？？？？

え、？？

「僕、朝さ、気持ち伝えようと思うって言ったじゃん」

「うん、、？」

「今日、好きな人に会ってきたの」

「でもね、その子、病気でさ」

「え、」

「ふふ、」

「まぁ、、知ってたんだけどね」

「、、、、彼女さんも居るんだって」

「気持ちはちゃんと伝えてないんだけど、これはもうさ振られたも同然だよね、笑」

「、、でも、、、、」

「若井くんは僕のこと好き？」

好き、、だよ、

だけど、、。

違う、ちがう

ちがう気がする

俺はこうなって欲しかったんじゃない

我儘だ、

我儘だよ、俺は、。

自分でもどうなって欲しかったのか分からない

本当は俺、どうなって欲しかったんだ、

分からない、

わからない、、。

「若井くん、？」

「あ、、」

「大丈夫？」

「なんか体調悪かった？」

「え、ぁ、、ううん、、、、」

「大丈夫、！！」

「そっか」

「、、、、、、、」

「さっきのことさ、忘れて」

「ごめんね、なんか色々とさ、。」

「ちょっと僕、おかしかった、」

「ごめん」

「え、ぁ、、」

「じゃね、！！」

そう言って、元貴くんは小走りで俺から離れていった

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「じゃね、！！」

小走りで独りで理科室へ向かう

何言ってんだよ、僕は

若井くん、困ってたじゃん、。

僕は、誰が好きなの？

好きだよ、涼架くんのこと、。

好きだよ、若井くんのこと、。

でも、2人とも違う”好き”だ

“好き”ってなんなんだ、

友達として？

恋愛的に？

どっちが、友達として？

どっちが恋愛的に、。

もう分かんない

分かんないよ、