目が覚めたら、体格のいい男が、少女を見下ろしていた。
少女は、怖すぎて震えが止まらない。
体格のいい男が喋る。
「可愛いなぁ。さすが、僕の娘っ!マリンちゃんでちゅね?」
転生先での名前は、セントルイス・マリン。
「あぅあぅ!」(離れてよっ!)
体格のいい男、つまりマリンの父である、セントルイス・クローズ。
彼は、帝国の皇帝でありマリンの父で帝国では、最恐の極悪冷酷で非情な皇帝と呼ばれている。
冷酷と呼ばれている、クローズは娘にはデレデレだったのである。
突然、部屋のドアが叩かれた。
「陛下、そろそろ会議の時間でございます。」
クローズは、執事を睨みつけ言った。
「黙れ、俺の娘との時間を邪魔するな。」
クローズは、執事の首に刃を向けた。
マリンは、その光景を目撃して頭をフル回転させた。
(うーん。やむを得ない、使いたくなかったが、あの方法を使うしかないっ!)
次の瞬間。
「おぎゃーおぎゃー!」
マリンは、大声を出して泣き出した。
「マリンちゃーん?どうしたのぉ?」
クローズは、あたふたしている間にマリンは、執事に視線を送る。
執事は心の中で思った。
(皇女様!ナイスです!あぁ!仏様マリン様ぁ!)
マリンは、思った。
(転生生活どうなるんだよぉー!)
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