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もうすぐ、転生して1ヶ月がたとうとしている。
今日は、マリンの母でこの帝国の皇后が会いに来る日。
マリンは、つかまり立ちが出来るようになっていた。
(ふん!私を舐めないでくれる?これぐらい余裕だよ!)
「どすっ!」
(痛ぁ!なんなのよ!転けたのかな?)
マリンは、あの神だと名乗る、男を倒すため、前世のことを完璧に忘れている。
「皇女様!危ないですよ?」
一人のメイドが寄ってきた。
彼女は、リア。
平民出身のごく普通の女の子。マリンの世話係として雇われた。
「皇后陛下がいらっしゃるんですからね?気をつけてくださいね?」
マリンのドレスに付いた、埃をはらいながら言う。
「さぁ! 皇后陛下がいらっしゃいましたよ?」
リアが笑いながら言う。
皇后が部屋に入ると、マリンに近づいた。
「ふーん?」
マリンは不安げに皇后を見ていた。
すると、
「あぁ!何て可愛いのっ!?」
頬をすりすりした。
マリンは、訳が分からず大混乱していた。
(嫌いなんじゃないの!?)
皇后がカメラを手に取り、マリンを大量に撮り出した。
パシャパシャ。
シャッター音が響く。
マリンが心の中で雄叫びをあげていた。
(もう、この家族全員、なんなのぉーー!!!!)