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見回り中の出来事。










蘇枋side.



蘇枋「…あ、雪降ってきた」




楡井「…降ってますか、?雪なんて」




桜「…??降ってねーぞそんなもん」




蘇枋「あはは、桜くんには分からないかぁ」




桜「てめぇ喧嘩売ってんのか喧嘩なら買うぞ」




蘇枋「わぁ、そんなにカリカリしないでよ~」




桜「てゆーか楡井も分かってなかっただろ!」




楡井「こんな所で喧嘩しないでくださいよ…」




少し煽っただけでキーキー言ってる桜くんってば猿みたい。


そんなこと言ったらもっと怒られるから心の中に留めておく。


そうしていると、鼻先に冷たい感覚が再び。




蘇枋「あ、ほら今とか大きいの降ってきた」




楡井「わぁ!ホントですね、綺麗ですねえ…」




桜「雪なんて久しぶりに見た」




楡井「お、オレも久しぶりに見ました」




どおりでここ数日寒かった訳だ。


雪は止む様子はなくどんどん降ってくる。




蘇枋「このままのペースで降ると積もりそうだね」




楡井「あ、もし積もったら明日柘浦さん達と一緒          に雪合戦でもしましょうよ!!」




桜「雪合戦ってなんだ」




楡井「ゆ、雪合戦をお知りではない!?」




楡井「えーと、雪合戦って言うのはですね…」




説明省略。上手い具合ににれくんが説明してくれたんだけど桜くんは理解ができなかったみたい。


頭にはてなマークが沢山浮かんでる。




楡井「すみません分かりにくくて…」




蘇枋「そんなことないよ、十分分かりやすかった」




楡井「蘇枋さぁん…」




桜「悪かったな理解力がなくて!!!!」




桜くんてば、今日ずっとキーキーしてる。


面白いからなんでもいいけど。




楡井「にしても本格的に寒くなって来ましたねぇ」




蘇枋「そうだね。風邪を引くといけないから学校          に戻ろうか。」




楡井「…雪合戦楽しみですね、桜さん!」




蘇枋「楽しみなのはわかるけどちょっとニヤニヤ          し過ぎかな?」




桜「べ、べべべ別にそんなんじゃねーし!!!!」




蘇枋「あはは、顔真っ赤~」




桜「ち、ちが!…これは寒さのせいだし!!」




蘇枋「ほんとかなぁ~」




桜「蘇枋てめぇ1回待ちやがれ!!」




蘇枋「わぁーにれくん逃げろー」









明日の朝雪が積もってたら桜くんの顔面にぶち込んでやろう。


そう決めて密かに明日の朝を楽しみにしている蘇枋なのであった。








𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡10🙇🏻‍♀️


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