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ーーーーえっ
「とっ、というか!こ、ここ何処ですか?!」
「幻影旅団のアジト、とでも言っておこうか。」
「りょ、旅団…?」
というか私はなんでそんなとこに居るんだろう…。
「わ、私は何でここに居るんでしょうか…。」
「敬語はやめてくれ、そのうち仲間になるんだからな。」
「え」
「ど、どういうっ」
「腹減ったか?」
「っ!」
一気にルカが目を輝かせたので、飯を作ってやった。
「ほんと、美味そうに食うな。」
「美味しいですから!」
中々素直だななんて思っていたのも束の間、
デカい音がした、…襲撃か。
仕方ない、ルカも居るしあまり手荒なまねは出来ない。
「えっ、だっ、だれ?」
「今、おっきな音が、…」
「大丈夫だ、少しここで待っていろ。」
「ぅ、うん…」
やはり襲撃か、まぁこんな弱い奴らなんて、相手にもならなかった。
凄い能力を持っていたから、殺さずに気絶させて、能力を盗んだ。
ーーーーーーー人を操作して、思いのままに動かす能力。
操作系だろう、…いつか使えるかもな。
「お待たせ、」
「だ、大丈夫っ?!けっ、怪我とかしてない?!」
「ふ、大丈夫だよ。お前こそ大丈夫か?」
「わっ、私は全然!ず、ずっとご飯食べてたしっ!」
「まだ飯食ってたのか」
なんて言って笑う。
人と話して笑うなんて、何年ぶりだろうか。
ルカは安心する雰囲気を漂わせている、だから俺も、こんなに安堵してしまうのかもしれない。
きっと今までも、誰かしらの助けになっていたんだろう。
ルカはまだ子供だが、包容力があるのかもしれない。
ルカからは優しい香りがした、