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sxxn様の緑×赤の連載です!
短編のが書きやすいし飽き性なので連載するの迷ってたんですけど書きたい内容が長すぎたので連載にしました!
2日おきくらいに更新すると思います!と言ってもそこまで長くないし多分Rとかも入れる予定ないのでいつも通り読んでいただきたいです😖
数タップ後本編
わんく
赤「……はぁ」
朝十時。
パソコンを前にした赤は、大きくため息をついた。
赤「締切締切って……うるせぇな。」
在宅ワーカーとしてネット記事を書く仕事をしている赤は、今日も朝から画面とにらめっこしている。
ソファには脱ぎっぱなしのカーディガン。
机には飲みかけのコーヒー。
部屋は少し散らかっている。
緑「赤ちゃん」
優しい声が聞こえた。
振り返ると、ネクタイを締めながら立つ恋人――緑が微笑んでいる。
広告代理店で営業をしている緑は、今日も朝からきっちりとしたスーツ姿。
背が高く、仕事もできる。
社内でも頼られる存在なのに、その表情だけはふわりと柔らかい。
緑「朝ご飯、ちゃんと食べた?」
赤「……食ったよ」
緑「ほんと?」
赤「食ったって」
緑「ヨーグルトだけじゃ朝ご飯にならないよ」
赤「監視カメラでもついてんのか」
赤が睨むと、緑は困ったように笑う。
緑「赤ちゃんのことだから分かるんだよ」
赤「……この年になってちゃん付けやめろはずい」
緑「えー?」
赤「俺は女じゃねぇ」
緑「でも俺の彼女」
赤「……っ」
昔から変わらない。
付き合い始めた学生時代から、緑だけはずっとそう呼ぶ。
最初は恥ずかしかった。
今でも恥ずかしい。
なのに。
赤「……好きにしろ」
緑「うん」
その一言だけで嬉しそうに笑う緑を見ると、強く否定できなくなる。
緑「じゃあ行ってくるね、お仕事頑張って」
赤「……ん」
玄関まで見送りに行く。
靴を履いた緑は赤を見つめた。
緑「赤ちゃん」
赤「何」
緑「おいで」
赤「は?」
緑「キス」
赤「朝から?」
緑「毎日してるでしょ」
赤「……」
確かにそうだ。
学生時代から続く習慣。
喧嘩していても、寝坊していても。
出勤前のキスだけは欠かしたことがない。
赤「……早く遅刻するだろ」
赤は照れ隠しにぶっきらぼうに言う。
緑はくすっと笑って近づいた。
頬に手を添えられる。
緑「今日もかわいい」
赤「うるせぇ」
そのまま唇が重なる。
触れるだけの優しいキス。
ほんの数秒。
離れた瞬間、赤の耳まで真っ赤になった。
赤「……会社遅れる」
緑「そうだね」
赤「さっさと行って金稼いでこい」
緑「もう一回だけ」
赤「帰ったらもっとするから却下」
緑「残念」
そう言いながらも緑は満足そうだった。
緑「帰ったらいっぱい甘えるね」
赤「……好きにすれば」
緑「赤ちゃんも甘えていいからね」
赤「甘えねぇよ」
緑「ほんと?」
赤「……」
返事をしない赤を見て、緑は優しく頭を撫でた。
緑「行ってきます」
赤「……行ってらっしゃい」
玄関の扉が閉まる。
静かになった部屋で赤は小さく呟いた。
赤「……ばか」
でも。
口元は自然と緩んでいた。
午後。
仕事を進めていた赤のスマホが震える。
緑
『今、会議終わったよー赤ちゃん、ご飯食べた?』
赤はすぐに返信しない。
三分ほど放置してから返す。
赤
『食べた』
数秒後。
緑
『えらいね』
赤「……子ども扱いしやがって」
文句を言いながらも、口元はまた緩んでしまう。
さらに通知。
緑
『今日は少し帰るの遅くなるかも。ごめんね。』
その一文を見た瞬間。
赤の胸が少しだけざわついた。
(遅くなる……。)
仕事だから仕方ない。
頭では分かっている。
でも。
(残業かな。)
(女と飲みじゃねぇよな。)
(営業だし……。)
そんな考えが勝手に浮かぶ。
赤「……めんどくさ俺」
スマホを伏せる。
信じている。
緑は浮気なんてしない。
それでも、不安になってしまう。
付き合って十年近く経っても、この癖だけは治らない。
そんな赤の気持ちなど知らず、緑からまた通知が届いた。
緑
『帰ったら赤ちゃんをぎゅーする予約。』
思わず笑ってしまう。
赤「……ほんと、ずるい」
たった一言で、不安が少しだけ消えていく。
夜まであと少し。
赤はもう一度パソコンへ向き直った。
帰ってくる大好きな恋人のために、仕事を終わらせようと思いながら。
お疲れ様でした!いつもより長くなってしまった。緑赤めっちゃ好きなんですよね甘えただけどツンデレしちゃって素直に甘えられない赤くんと余裕のある恋人感半端ない緑くんの組み合わせ良すぎじゃないですか?!これだけで短編あげてもよかったんですけどもうちょっと長くしたくて連載にしました!連載とかいいつつ想定5話くらいなんで投稿頻度ちゃんと守ってたら1週間くらいで全部見れると思います笑笑
ここまで読んでいただきありがとうございました♪次のお話でお会いしましょう。
コメント
1件
うわー、もう緑と赤の距離感がたまらないですね……!「赤ちゃん」呼びに毎回照れながらも拒みきれない赤くんと、それをちゃんと理解して優しく包む緑くん、この二人の空気感が一話目からしっかり伝わってきました。出勤前のキスの習慣とか「ぎゅーする予約」のLINEとか、細かい仕草がもう甘くてにやけちゃいます。連載5話とのこと、この先の日常の積み重ねがどう描かれるのかすごく楽しみです!