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それからある日、ミツが買い物に出かけていたら、男好きで有名だった千代という女を見かけました。
…2年前に他県に嫁いでこの地域から出てったはずなのに、どうしているのかしら…
ミツは千代と目が合いましたが、お互い素知らぬ顔をして素通りしました。
それから家に帰るとその後、ご近所さんに千代のことを訪ねました。
するとこう言われました。
「あら知らなかったの。あの子はね男と遊んでたせいか子供が出来なくてねぇ。旦那と離縁することになって今こっち戻ってるのよ。千代ちゃんのとこの両親も恥さらしだ、出てけーって困り果ててるわよ」
ミツは思いました。
あんな女が戻ってくるなんて…男好きで自分が1番じゃないと嫌なタイプで学生時代から嫌いなのよね、、あの女と会うと気分が下がって本当に嫌だわ。
それから夕方。
「あなたおかえりなさい」
「ああ。
これ兄さんから土産だと。」
実は兄から貰った饅頭のお土産をミツに渡しました。
「まぁ。お義兄さんどちらに行かれたの」
「出張先の…知らん。忘れた」
「まぁ実さんったら」
そして夕飯を終えお風呂を終えると、ミツはお茶を沸かしながら饅頭を皿に置きました。
「はい実さんお茶。
んー美味しいわね。」
実は饅頭を食べながら新聞を読み
「ああ。」
と応えました。