しろせんせーside
彼女が抜けたらまた話し始めたメンバーをよそにそっとミュートにする。
💙「、、、やっちまった、、、、、、」
唐突だった。
あいつに、りいちょに急に「まちこの事が好き」なんて暴露をかまされて
、、正しくは暴露ではないが
ずっと本人には勿論、メンバーにも知り合いにも隠しているこの恋心。
りいちょもふざけて言ったのだろうが、急にそんなことを言われた俺の思考は停止して
そんな時に浮かんだ1つの考え。
__これで好きと言ったらまちこはどんな反応をするだろうか
興味本位だった。
それでなんとなく「そうですね」なんて言ってみたりして
そこからだ。
まちこの態度が変わったのは。
ほんの少し、ほんの少しだけだがまちこがよそよそしくなった。
そもそも、昨日までまちこは今日予定がないと言っていた。
急遽できた可能性もあるがみんなでご飯を食べてもいい、なんて話をしていた手前、まちこのことだから撮影前に言ってくるだろう。
💙(…嫌われたか……)
嫌な憶測が頭の中で飛び交う。
嫌われたかもしれない。
……それとも本当に、男と話しているのかもしれない
💙(嫌、やなぁ……)
💛「ねぇボビー花摘みにいってるぅー?」
唐突にニキが声をかけてきた。
結構長くミュートにしていたからだろう
💙「いや、今帰ってきた」
適当に誤魔化して会話に入る。
💛「おー、おかえり」
💖「おかえりー」
💛「でさ、昨日みんなでご飯行こうって話してたじゃん?」
💙「おう………」
💛「そのことなんだけど…」
💙「いやでもまちこが、、」
みんなとご飯に行く楽しみの半分はまちこに会うことだったためつい話を遮ってしまう。
それに対しニキ達も同じ考えだったようで1つの提案をしてきた。
💛「そうそう、まちこりいないからまた今度にしとかね?ってなって」
💙「ええやん」
ないす
ニキ達の提案にほっとする。
誰にせよ仲間外れは嫌だろう
そこは踏まえているメンバー達だ。
それにまた予定を立ててくれてさんきゅ、と心の中でこっそりニキに感謝する
💛「じゃあボビーまちこりに連絡しといて」
💙「なんで俺なんw」
💛「めんどいから」
そうだ、ニキはこういう奴だった
はぁ、と肩をすくめる。
でもまちこの態度も戻るかもしれない。
丁度いいし引き受けるか
💙「まぁ分かったよ、俺から連絡しとく」
💛「ありがとー」
本当に思ってるのかよく分からない感謝がニキの口から出る
💛「で、いつにする?」
その言葉と同時に俺達の会話に入ってきた残りの3人。
💜「私来週末と水曜なら行けるけどメロンちゃん仕事だよね?」
❤️「そう、、、だね、仕事入ってますね」
💛「俺日曜なら行けるー」
💙「俺はどっちでもええよ」
💖「僕も来週末行けるからまちこりが行けるならそこでいいんじゃない?」
💛「そうだね、じゃあそこで行ける聞いといてー」
💙「わかった」
そう返事して通話を抜ける。
まだ皆は話すみたいだ
静かになった部屋の中で1人、先程の撮影のことを考える。
まぁ当たって砕けろ、なんて言うし1度連絡してみてもいいのかもしれない。
ただ、予定を聞くだけだし。
そう思って俺はLINEのトーク画面を開いた。
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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
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