額縁の世界
【世界線】
ここは額縁の中。
画家の書いた絵画に居る者達を自由に歩け回れる様にした世界。
皆最初は白く、線しかないが、この世界に貢献することにより色が濃くなって、綺麗に、美しく、完成品に近付いていく。
_ここにいる者たちには、格差、
すなわち色の強さがある。
色が濃く細かく塗られている程、身分や力は強くなる。
逆に、
白く色が無い程身分も低く、力は無くなっていく。
個人の名前は額縁に添えられた題名により決まる。
この世界には完成品という存在が居る。
色が全て精密に塗られた存在。
すなわち頂点。
、、、ではなく、
逆に完成品と呼ばれるもの達は格差では下の方になってしまう。
力は抜かれた様に無くなって、頂点というより、最低という様な感じ。
何故かって?
この世界に完成品など要らないからだ。
【何があるか】
基本的によく訪れる可能性が高いのが、
「ペーパー」「キャンバス」「ノート」「筆箱」「工作品」「封筒」「地図」
といった感じだ。
まず「ペーパー」。
ここは何も無い。
ただ白い場所が広がっているだけだ。
時々地面にツギハギの様な物があるがそれ以外は何も無い。
ここでは自由に走り回ったり出来る。
限り無く続いているから、ここの端を目指すのはやめた方がいい。
生涯に疲れたら一度行ってみるのもいいんじゃないか。
次に「キャンバス」。
ここは地面や壁に絵を描いていい場所だ。
ここは「ペーパー」の様に永遠に続いている。
市販のキャンバスが買えない人がここで絵を描く。
市販のキャンバスは持ち運びできて自由に描けるが、
キャンバスは地面や壁に描くから膝が擦れて破けるリスクがある、
また、またここに立ち寄った場合は、絵が掻き消されたり、どこに描いたか見当たらない場合が多い。
文房具も用意されているが、これを持ち帰った場合は、罰として
「火炙り」か「水責め」に逢う。
この、罰という概念があることにより、ここに立ち寄るには危険を覚悟しないといけない。
その次「ノート」。
ノートは、メモをするための場所。
こきは「キャンバス」と似ていて、
ノートも市販の物がある。
「キャンバス」のように、市販の物を買えない物がここに来る。
ここはデメリットもキャンバスより少ない。
紙質が柔らかいから、擦れて破れる心配は少ない。
だが、ここには付箋を持ってくる必要がある。
なくてもいいが、それでないとノートの意味がない。
なんでかと言うと、付箋を貼らないと、メモをした場所を忘れるからだ。
付箋を貼れば地図に付箋を貼った所が分かるからだ。
テープを持っていると心強い。
付箋を剥がされると元も子もないからだ。
そういう輩も居ることを忘れぬ様に。
、、、え?キャンバスに付箋を貼れば、場所が分かるかもしれないだって?
残念だが、キャンバスに地図はないんだ、、、
だって、、、永遠に続くから、、、
次に「筆箱」。
ここは市場の様な場所だ。
文房具を買ったりする。
ここで買い物をする事により、この世界に貢献したとみなされ色が塗られ、濃くなる。
買った物の価値や希少さ、金額が高いほど濃くなったり、塗られる面積が広くなる。
さっき言った、キャンバス、ノート、付箋、テープ、
そのほかに、鉛筆、色鉛筆、ペン、色ペン、マーカー、、、などなど、、、
ここが一番訪れる事になるかもしれない。
その次「工作品」。
ここはまあ、、、外で言うと
『都会』って感じかな、、、?
色々な建物がある。
筆箱だって沢山ここにあるし。
娯楽だってここにある。
ただ、、、少し治安が悪いかも、、、。
まあ色々と便利だし、疲れたり癒されたかったら来たらいい。
次、「封筒」、
ここはその名の通りで、
手紙を送ったりできるよ。
ものも送れるし、かなり便利だよ。
でもここを使用するには、手紙の便箋を買う必要があるよ。
でも便箋は「封筒」の場所で売られてるから忘れてもここで買えば大丈夫。
友達と仲を深められるといいね。
最後に「地図」。
ま、、、これもその名の通り、、、。
小さな「地図」は色んなところにある。
その中でも大きいのがここ。
区別が付かないから小さいのは「小さい地図」って呼ぶね。
「地図」では、場所を確認することが出来る他、
小さい持ち運び用のを買うこともできる。
でもこれは「筆箱」では売ってないから、ここでしか買えないよ。
持ち運びようの地図には、自分の貼った付箋の位置がわかる様になってるよ。
でも、「地図」と、「小さい地図」には位置が分からないからそこは注意。
【生物】
ここにいる物は殆どが人間の形をしている。
動物だったり虫だったり、人間の様な形をしない生物もいるが。
基本的に表に出るのは人間の形をした物のみだ。
ここにも「障害者」と呼ばれてしまう物がいる。
特に差別されることはない様に気を付けているが、、、やはり、
不完全だと下に見られることが多い様だ、、、。
そう呼ばれる物達は、体の一部がまだ書ききれていなかったり、
一部が溶けていたり、、、と言った感じだ。
【罰】
罰は主に
「火炙り」「水責め」「千切捨て」がある。
まぁ、、、名前の通りだ。
「火炙り」は火を体に付けて炭にして、
「水責め」は水をかけ溶かし、
「千切捨て」は千切って捨てるだけ。
どれもここにいる物たちには致命的だ。
どんな禁忌を犯しても、大体このどれかを受ける。
犯した禁忌の大きさにもよるが、大体歴史から抹消される、
すなわち死ぬことになる。
小さい禁忌は体の一部が罰を受ける事になる。
【終わり】
疲れたからこんぐらいにしとくよ。
続きはまたいつか。
これメモのコピペです…
ごめんねごめんね…
コメント
2件
めっちゃゃゃ設定細かいね……裏山スゴスンギ