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「ねぇピヤノ」
『なんですか、Akiraさん』
「日曜日の夏祭り、一緒に行かない?」
そう言われた時、心臓の音がAkiraさんに聞こえないか心配になるくらい嬉しかった。
『…僕でいいんですか。』
「何その言い方、ピヤノと行きたいから誘ってるんだけど。笑」
今の、告白みたい。いや、
『…え?』
「あ、俺なんかヤバいこと言った?」
『…ふふ』
嬉しい。勝手に告白された気になるのはおかしいけど、それでも嬉しい。Akiraさんは僕のこと、嫌いではなさそう。僕、人と話すの苦手だから、嫌われてたらどうしようって思ってたんですよね。
「なんで笑ってんの!?」
『なんでもないですよ。一緒に夏祭り、行きましょう』
「え、マジ?やったー!あ、そうだ!夏祭りの日さ、せっかくだし、浴衣で行かない?」
『はい、良いですよ』
Akiraさんの浴衣、見たいし。
「じゃあ、また日曜日!」
『はい、また、日曜日。』
浴衣ってどう着るのか分かんないなぁ…。もっとイメトレしとくべきだったかな、本当、僕、どんくさいなあ。…ぁ、ライン
「ピヤノ!今どこいる?俺もう着替えて向かってるんだけど」
…!まずい。これ以上かかるとAkiraさんに迷惑かける!
『すみません、着替え手こずってて、まだ家出てないです』
「全然大丈夫、ゆっくり着替えて」
Akiraさん、優しいなあ。でも、優しさに甘えてたらダメだし、とりあえず向かおうかな…?
「ピヤノー!こっちこっち!」
『お疲れ様です、Akiraさん。』
「堅苦しすぎないwww…って服大丈夫!?」
『あ、』
まだ、帯、結べてない、
『僕がやるので大丈夫です』
「いや、俺がやる!ちょっと動かないで。」
『僕が、』
「いっつもお世話になってるから、その恩返しだと思ってて!」
『…はい。』
「…ん、出来た!」
『ありがとうございます。待たせた上に帯まで…。』
「さっきも言ったけど、いっつもお世話になってるから。」
僕が迷惑かけてるのに、そう言ってくれるの、本当に優しい。こういうところに僕、惚れたのかな…?あと、浴衣、似合ってる。でも急に言うのもおかしいよなあ…。
「ピヤノ、とりあえずどこ行きたい?」
『僕、わたあめほしいです!』
「最初からわたあめ!?www本当!?www甘いの好きなんだねwwww」
『そんなに笑うことないですよ』
「あ、拗ねた!?ごめんって!!!」
『…ふふ、ほらわたあめ買ってくれたら機嫌直りますよ?笑』
「もう機嫌直ってない!?まあ、買うけど」
『ありがとうございます』
僕の好きとAkiraさんの好きは、多分違う。僕の好きは、付き合いたい好きだけど、Akiraさんは多分、友達としての好き。だから、僕の恋心なんて、邪魔なんだろうなあ…笑
「ピヤノ、顔色悪いけど大丈夫?」
『…あ、大丈夫です。』
どうせ付き合えないくらいなら、当たって砕けよう。
「ピヤノ、次どこ行く?」
『あそこの神社行きたいです。』
「…え?」
その反応が正常だと思う。だってあそこは、
「縁結びの神社だけど、いいの?」
『…はい、』
「…」
気持ち悪いかな、友達だと思ってたやつからの縁結びの神社行きたい、なんて、
「…行こうか」
『え、?』
「ピヤノ、人多いから捕まってて!」
『え、はい』
…本当?夢、じゃない。まさか、一緒に行けるなんて。じゃあ、Akiraさんは僕のこと、好きだったり?…いや、つけあがりすぎかな、?
「ピヤノ、着いたよ」
『はい、ありがとうございます。』
『…Akiraさん。』
「何?」
『僕のこと、どう思ってます?』
どうせ気持ち悪い、とか友達だと思ってる、とかかな、
「…大好きだよ。」
『え、?』
コメント
1件
うわあ、浴衣デート尊すぎる…!「僕のこと、どう思ってます?」からの「大好きだよ」で心臓止まるかと思ったわ✨ ピヤノの片思い視点が丁寧で、Akiraさんの優しさにちょっとずつ惹かれていく感じが伝わってきた。縁結びの神社に行く流れも最高…次どうなるか気になる!