キャラ崩壊注意
冴凛?凛冴?わかんない。
同性愛がまだあまり広まっていない頃、俺たちは恋に落ちた。
にいちゃんは、サッカーが世界一上手で、よく俺にもアドバイスをしてくれた。
一緒に過ごしているうちに、どんどんにいちゃんをすきになっていった。
家族愛とか、兄弟愛じゃなくて、恋愛としてだ。
でも、兄弟同士で付き合ったり、結婚することはできない。
それでも、気持ちだけは知ってほしかった。
だから、俺はにいちゃんに今日告白をする。親が出張に行っているから。
凛「ふぅー…緊張してきたぁ…」
体全体が震える。これがきっかけで嫌われるかもしれないと思うと怖くて泣きそうになる。
でも、もう決めたから。
「コンコンコンッ」
凛「にいちゃん、今いい?」
冴「…凛か。いいぞ。」
凛「ありがとっ!」
「ギィイイ」
冴「どうした?お前から俺の部屋来るなんてめずらしい」
凛「え、えっと、言いたいことが…あって…」
怖い。怖い怖い怖い。見捨てられたら、俺、生きていけない。
凛「…ッ ポロッ」
冴「はっ?!ちょ、おい?!」
凛「お、おれっ、にいちゃんのことがすきっポロポロ」
冴「…は…?」
凛「兄弟愛とかじゃなくt」
冴「やめろ!!」
凛「ッ、やっぱ…いやだよ、ね…ごめん…にいちゃん…ポロポロ」
冴「違う、違うんだよ…勘違いしたくない…」
凛「かんちが、い…?」
冴「…凛が、俺のことを、恋愛的な意味で好きでいてくれてるのかって…勘違いしたくねぇ…」
凛「かんちがいじゃ、ないよ…ッッ ポロポロ」
冴「…はっ…?」
凛「おれ、にいちゃんのこと恋愛的に、すきだよっ ポロポロ」
冴「まじ…?ほんと…?ポロッ」
凛「うん…ほんとだよ…ポロポロ」
冴「ギュッ うれしい…うれしい…ポロポロ」
凛「にいちゃん…ポロポロ」
冴「…なぁ、凛。」
凛「ん…?どーしたのにいちゃん」
冴「…心中…しねぇか?」
凛「へッ、なんでッ!俺たち、両思いだって分かったのに!」
冴「だから…来世では、他人として出会って、また、俺のこと好きになってくれるか?」
凛「…そんなの…あたりまえじゃん…ッッ ギューッ」
凛「俺は何回生まれ変わっても絶対にいちゃんを見つけて、死ぬまで一緒にいるぜったい。」
冴「…ありがとな」
凛「でも、ナイフとかは怖いっ」
冴「ODなら、いける。痛くない。」
凛「ゎ、わかった…」
〜もろもろ準備終わり〜
冴「んじゃ、やるか。」
凛「うん…にいちゃん、来世では絶対、恋人になろうね。ギュッ」
冴「ああ…もちろん ギュッ」
「ゴクゴクッ バタッ」
凛「パチ…」
凛(あれ…俺、まだ生きてる…)
凛「にいちゃん…」
冴「…」
凛「へッ、にいちゃッ」
冴「…」
凛「なんでッ、置いていかないでよぉ…ポロポロ」
次のニュースです。
○月×日に、自宅で男性2名が死亡していました。
警察は事件の可能性がないかを調査しています。
〜END〜
コメント
2件
素晴らしい👍