テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
……ここは?
目が覚めると、何もない施設にいた。
壁は全て真っ白。
気が狂いそうだ。
だけど1つだけ。モニターがあった。
周りには同じような年齢の人が沢山。
するとモニターが突然ついた。
《みなさんこんにちは。》
モニターには仮面を被った少女が映っていた。
《ここにみなさんを集めた理由はただ1つ》
《人狼ゲームをするためです!》
…三つ編みの少女…?
何だか私に似ているような…?
それよりも、人狼ゲーム?
そんなことの為に集められたの?
私がそんなことを考えていると、
急に床がガクンと落ちた。
『うっわっ!』
びっくりした私は驚いた声をあげてしまった。
落ちている中、声が聞こえてくる。
《ルールは簡単!4人グループになって
ここで1年間生活してください!
ではゲームスタート!》
『いやいやいやいや説明不足ぅ!』
思わずつっこんでしまった。
『…起きた?』
えっ?誰…?
『私は早夕里(さゆり)。貴方は?』
『えっと…』
…名前?どうしようどうしようどうしよう…
『…悩んでいるのね。性のことで。』
彼女にそう言われた私は思わず顔をあげて
彼女の顔を見てしまった。
顔立ちは整っている…。長いストレートヘア…
でも…何かおかしい…。美人なはずなのに…。
彼女は少し悩みながらも言った。
『…分かっているわ。貴方も私と同じなのよね…いえ…このゲームの参加者全員。』
…え?どういう事…?
『貴方も…性別で悩んでいるのでしょう?
だってここは、性で悩んだ14歳の人が集まる場なのだから。』
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!