コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
……ここは?
目が覚めると、何もない施設にいた。
壁は全て真っ白。
気が狂いそうだ。
だけど1つだけ。モニターがあった。
周りには同じような年齢の人が沢山。
するとモニターが突然ついた。
《みなさんこんにちは。》
モニターには仮面を被った少女が映っていた。
《ここにみなさんを集めた理由はただ1つ》
《人狼ゲームをするためです!》
…三つ編みの少女…?
何だか私に似ているような…?
それよりも、人狼ゲーム?
そんなことの為に集められたの?
私がそんなことを考えていると、
急に床がガクンと落ちた。
『うっわっ!』
びっくりした私は驚いた声をあげてしまった。
落ちている中、声が聞こえてくる。
《ルールは簡単!4人グループになって
ここで1年間生活してください!
ではゲームスタート!》
『いやいやいやいや説明不足ぅ!』
思わずつっこんでしまった。
『…起きた?』
えっ?誰…?
『私は早夕里(さゆり)。貴方は?』
『えっと…』
…名前?どうしようどうしようどうしよう…
『…悩んでいるのね。性のことで。』
彼女にそう言われた私は思わず顔をあげて
彼女の顔を見てしまった。
顔立ちは整っている…。長いストレートヘア…
でも…何かおかしい…。美人なはずなのに…。
彼女は少し悩みながらも言った。
『…分かっているわ。貴方も私と同じなのよね…いえ…このゲームの参加者全員。』
…え?どういう事…?
『貴方も…性別で悩んでいるのでしょう?
だってここは、性で悩んだ14歳の人が集まる場なのだから。』