🦑🎮 230総受け
⚠解釈違い キャラ崩壊 超捏造
暴力表現多め
攻め メンコ男 イノ デホ ミョンギ
メンコ男生存 ゲーム参加if
昼下がりの寂れた公園。サノスはベンチに座って、タバコを片手にぼーっとしていた。
MGコインで全財産失ってから、何もかもがどうでもいい気分だった。そんな時、目の前を歩いてきた男 ――メンコ男が、近づいくる。
「こんにちは。お一人ですか?」
メンコ男が丁寧に、でもどこか軽い調子で声をかけてきた。サノスは一瞬怪訝な顔をして、
「何だよ、変なやつ」
と呟きながらタバコを置く。
「いえ、ただ、暇そうに見えたものですから。よろしければ、私とゲームをしませんか?」
メンコ男がニコリと笑ってメンコを差し出す。サノスは「はぁ?」と笑いをのぞかせながら立ち上がった。
「メンコ?ガキの遊びじゃねぇか。まぁいいぜ、俺が勝つからな!」
調子に乗っているサノスに、メンコ男は
「では、お手柔らかにお願いします」
と一礼。
一回戦。メンコ男の手元がスッと動いて、サノスのメンコがあっさりひっくり返る。
「おや、負けましたね。」
とメンコ男が穏やかに言うと、サノスは 「なっ!?」と目を丸くして叫ぶ。
そして負けた罰ゲームで、メンコ男に頬を叩かれる。
「痛っ!?何!??」
サノスは涙目になる。混乱と痛みで「???」という顔をしてるけど、すぐに気を取り直して、「いや待て!もう1回だ!」
と立ち上がる。
二回戦。また負ける。叩かれる。
「おや、また負けましたね。」
「くそっ!もう1回!」
三回戦。また負ける。
「どうやらお上手じゃないようです。」
叩かれても涙目で「もう1回だ!」と繰り返すサノス。
だが、何度やってもメンコ男の動きに敵わない。何度もメンコで負けることやその度に叩かれることで、サノスのプライドはズタズタになっていた。
とうとう10回目くらいで、サノスは膝をついてしまう。涙で顔をぐしゃぐしゃにして、メンコ男を見上げる。
「もう1回やりますか?」
とメンコ男が穏やかに聞くと、サノスは震える声で
「……ごめっ…ごめんなさい!」
と泣きながら呟いた。紫髪が地面に垂れて、情けない姿がそこにある。
メンコ男は一瞬目を細めてサノスを見つめる。「おやおや、謝るなんて珍しいですね。」
その声は敬語のまま、丁寧で落ち着いているが、彼の指がメンコを握る力が少し強くなってる。
内心、サノスのその負けっぷりと泣き顔に、妙な興奮が湧いてるのを隠しているようだ。
「もうお疲れですか?それとも、もう少しお相手しましょうか?」
と続けるメンコ男の目は、どこか楽しげに光っていた。
サノスは「うっ…うるせぇ…」と呟きながらも、顔を上げられず、ただ涙を拭うしかなかった。
なんやかんやあり、イカゲームの待機エリアにサノスは居た。
すると参加者たちがざわざわと騒いでいる。噂が飛び交い、緊張と好奇心が混じった空気が漂っていた。「あのメンコ男が参加してるらしい」という声が聞こえる。メンコ男がゲームに参加しているという噂が、参加者たちを混乱させていた。
サノスは片隅でその騒ぎを聞いていたが、よくその声が聞こえずピンとこない。 髪を掻き上げながら、
「何だよ、うるせぇな。」
と呟く。
MGコインで全財産失ってイカゲームに来た彼にとって、他の参加者の噂話なんてどうでもいい。でも、騒いでいる原因が気になって仕方がない。好奇心に負けたサノスは、騒ぎの中心に近づいてみることにした。
人混みをかき分けて、ようやく中心に辿り着いた瞬間、サノスの顔が青ざめる。
「お、お前…!」
そこに立っていたのは、あのメンコ男だった。ニコニコと笑うその姿は、公園での記憶を一気に蘇らせる。サノスは思わず後ずさりそうになるが、足が硬直して動かない。
「おや、サノスさんじゃないですか?」
メンコ男が敬語で、穏やかに、でもどこか楽しげに近づいてくる。他の参加者なんてまるで見えてないみたいに、メンコ男の目はサノスだけを捉えている。
あの時、サノスがメンコ勝負で負けて泣きながら謝った姿が、彼の頭に焼き付いて離れないのだ。
サノスは喉が詰まったように声を震わせ、
「お、お前…何でここに…」
と呟く。メンコ男は一歩近づき、丁寧に頭を傾けて言った。
「またゲームをしませんか?あなたの叩かれた後の姿が、どうしても忘れられなくて。」
その言葉に、サノスの脳裏にあの屈辱的な記憶がフラッシュバックする。何度も負けて叩かれ、涙目で謝ったあの瞬間。顔が熱くなり、恐怖と怒りが混じった感情が爆発する。
「お前とゲームなんて二度とするか!」
サノスは叫ぶと同時に踵を返し、人混みの中に逃げ出した。いつも調子に乗っているサノスが、こんな風に怯えて逃げるなんて、周りの参加者には衝撃的だった。
一方、メンコ男は逃げるサノスの背中を見ながら、メンコをポケットにしまう。
「おや、逃げましたか。残念です。」
と呟くけど、その目は明らかに楽しそうに光ってる。内心では、「もっと泣かせたいな」と企むような気持ちが湧き上がっていた。他の参加者がざわざわしてる中、彼にとってサノスは特別な「遊び相手」にしか見えていないのだ。
そんな中イカゲームが始まった。最初のゲーム会場は静まり返り、参加者たちの緊張が空気を重くしている。メンコ男は、敬語を崩さない穏やかな態度でソン・ギフンの近くにいた。
ギフン――前回のゲームの生存者であり、メンコ男にとっては優先度の高い「観察対象」だ。
「ギフンさん、どうか冷静に進めてくださいね」と軽く声をかけるメンコ男の目は、どこか楽しげにギフンの反応を追っている。
だが、ふと視線をずらした瞬間、メンコ男の動きが止まる。少し離れた場所で、サノスが騒ぎを起こしていた。少し焦った表情で女の子に声をかけている。次の瞬間、ルール違反でその女の子が狙撃され、地面に倒れる。サノスの顔が一気に青ざめ、目を見開いて怯えた表情を浮かべる。あの瞬間、メンコ男の胸に今まで感じたことのない熱が走った。
「おや…?」
メンコ男が小さく呟く。ギフンに絡むのも忘れて、彼の目はサノスに釘付けになる。あの公園で見た泣き顔とはまた違う、サノスの「怯え」があまりにも鮮烈で、彼の心を掴んで離さない。サノスはその場で震えながら立ち尽くし、膝が震えているのが遠目にも分かる。
ゲームが進む中、サノスの行動はさらにメンコ男の興味を引く。薬を飲んで錯乱したサノスが、他の参加者を押しのけたり、叫んだりしてる姿が目に入る。
「面白い人ですね、サノスさんは」
と、メンコ男は独り言のように呟く。ギフンへの関心が薄れていくのを感じながらも、彼はまだギフンの傍にいる。でも、その視線は常にサノスを追っていた。
メンコ男は知っている。このゲームの裏でヨンイルがフロントマンとして動いていることを。だから、余計な動きは控えようと自分を抑えているつもりだ。
ヨンイルの冷徹な監視がどこかにあるのを意識しながら、メンコ男は普段通りの冷静さを保つ。でも、サノスの怯えた顔や、薬で乱れた時に見せる泣きそうな表情が頭にちらつくたび、その理性が少しずつ揺らぐ。
「もう一度、あの顔が見たいですね…」
メンコ男が呟く。ギフンの隣にいながら、彼の頭の中はサノスのことでいっぱいだ。サノスが次にどんなきっかけで怯え、どんな風に泣くのか。それを見るためなら、少しばかり行動に出てもいいーー そんな危険な衝動が、メンコ男の敬語の裏に隠れ始めていた。
一方、サノスはメンコ男の視線に気づいていない。ただ薬の影響で錯乱し、周りを巻き込みながら楽しげに生き延びようとしている。その姿が、メンコ男の目をますます離さない理由になっていた。
ゲームは進み、参加者たちの緊張が高まる中、サノスは予想通りトラブルを起こしまくっていた。薬の影響か、それともただの気性の荒さか、他の参加者に絡んだり、ルールを無視して騒いだり。メンコ男はその様子を少し離れた場所から見ていて、ニコニコしながら
「いやぁ、サノスさんは本当に面白いですね」
と呟く。サノスの予測不能な行動が、彼の目を離させない。
そして、ついにサノスはミョンギに絡み始める。ミョンギが何か言い返した瞬間、サノスの声が響く。
「おい!てめぇ、俺を騙したMGコインの分、返せよ!」
と掴みかかろうとするが、そこにヨンイルが現れる。冷静な声で
「やめなさい」
と制止するヨンイルに、サノスは目をギラつかせて反発した。
「なんだよおっさん!かんけーねぇだろ!」
サノスがヨンイルを睨みつけ、ニヤニヤしながら続ける。
「お前みたいなおっさんは家で子どもの世話でもしてろよ!w」
その挑発に、メンコ男は「これは面白い」と内心で笑いつつも、ヨンイルがフロントマンだと知ってるだけに、少しだけハラハラしている。ヨンイルが何か過激な反応をしないか、緊張しながら見守る。
すると、サノスがヨンイルに殴りかかろうと腕を振り上げた瞬間、ヨンイルが素早く動く。一瞬でサノスの腕を掴み、逆に彼を地面に叩きつける。さらにヨンイルの手がサノスの首に伸び、ぎゅっと締め上げる。サノスは苦しそうな顔で「っ…ぐっ…」と苦しげに声を漏らし、紫髪が乱れて地面に散らばる。そして、掠れた声で
「っ…すみませんでしたっ……」
と謝る。
その瞬間、メンコ男の頭にあの公園の記憶が蘇る。サノスがメンコ勝負で負けて泣きながら謝ったあの姿。興奮が胸を突き上げるけど、同時に違和感が湧く。サノスが謝ってるのは自分じゃなくヨンイルで、苦しそうな顔を向けているのも自分じゃない。メンコ男のニコニコした表情が一瞬だけ硬くなり、微かな嫉妬が心をかすめる。
ヨンイルが手を離すと、サノスは咳き込みながら這うように逃げ出そうとする。その視線がふとメンコ男の方へ向く。ニコニコ笑ってるメンコ男を見て、サノスは若干涙目になりながら睨みつける。でもその表情は、メンコ男にとって逆効果であった。怯えと怒りが混じったサノスの顔に、彼の興奮はさらに高まる。「素晴らしい人だ。」と内心で思うのであった。
メンコ男はヨンイルに近づき、
「大丈夫でしたか?」
と敬語で声をかける。でもヨンイルは無反応。ただ黙ってサノスが逃げていった方向を見つめている。メンコ男は「?」と思いながらヨンイルの視線を追う。そして、気づく。「…この人もか……?」 ヨンイルまでもがサノスの行動に何か感じてるのか、とメンコ男は一瞬考える。でもすぐにニヤリと笑って、「まぁ、仕方ありませんね。サノスさんは特別ですから」と自分に言い聞かせた。
ゲームの途中で、またしてもサノスが騒ぎを起こしていた。ミョンギと再び言い争いが始まり、参加者たちの視線が二人の方に集まる。
「てめぇ、俺を騙した分返せよ!」
とサノスが叫ぶが、ミョンギも負けじと
「黙れよ、負け犬!」
と返す。最初はいつもの調子で言い合ってたけど、サノスの様子が徐々におかしくなっていく。声が震え出し、目が虚ろに。薬が切れかけてきてるのだ。
サノスはこのままだとヤバいと感じ、ミョンギから離れようとするが、ミョンギが
「おい!逃げようとしてんじゃねぇよ!」
と腕を掴む。サノスは逃げられないまま、黙り込んでしまう。ミョンギはそれに気づかず、
「何だよ、ビビってんのか?情けねぇな!」
と罵倒を続けるが、サノスはただ下を向いて何も言わない。
その様子を遠くから見ていたギフンが、ヨンイルとメンコ男に近づいて呟く。「なんかあの人、様子が変じゃないですか?」
ヨンイルは無言で視線を向け、メンコ男は
「そうですね、確かに」
とニヤリと笑う。三人は興味を引かれ、サノスとミョンギの方へ近づいていく。
ミョンギはサノスが黙り続けていることに気づき、
「なんだよ、何も言い返せないのか?w」
とさらに煽る。でも、サノスはただ下を向いたまま。流石におかしいと思ったミョンギがサノスの顔を覗き込むと、そこにはボロボロ泣いてるサノスがいた。涙が頬を伝い、紫髪が濡れて顔に張り付いてる。
「はっ?お、お前何泣いてんだよ?」
ミョンギが困惑して後ずさる中、サノスはしゃがみ込んでしまう。
「ごめんなさい……許してください…」
と震える声で繰り返し、泣くのをやめられない。薬切れの影響で感情が崩壊し、ただ謝ることしかできない状態だ。
近くにいたナムギュが近づき、
「兄貴、大丈夫ですか?」
と声をかける。サノスがゆっくり顔を上げると、その顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。いつも調子に乗ってる姿とは別人で、まるで子どものよう。脆くて無防備な表情に、周りの誰もが息を呑む。
ギフンは「何だあの顔…」と呟き、ヨンイルは無言で眉を寄せる。ミョンギは「なんで急に泣いてんだよ…?」と困惑しつつも目を離せない。ナムギュは固まったまま動けない。そして、メンコ男――彼だけは目を輝かせてサノスを見つめていた。あの時以上に泣いてるサノスに、今までにない興奮が全身を駆け巡る。
ナムギュを軽く押し退け、メンコ男がサノスに近づく。
「手を貸しましょうか?」
と敬語で穏やかに手を差し出す。でも、サノスはその声を聞いてメンコ男の顔を見る。メンコ男の顔を見た瞬間、公園で何度も叩かれた記憶がフラッシュバックし、怯えた表情が浮かぶ。涙で濡れた目が震え、メンコ男をじっと見つめる。
その怯えが、メンコ男にはたまらない。「本当にいい表情をする…」と内心で思い、彼の興奮はさらに高まる。サノスの泣き顔と怯えた目が、彼の心を完全に捕らえて離さないのだ。周りの驚きや困惑なんて関係なく、メンコ男にとってサノスは今、最高の「遊び相手」に見えていた。
サノスが怯えた表情でメンコ男を見つめる中、メンコ男は穏やかに微笑む。
「とりあえず落ち着かせましょうか」
と言い、固まっているナムギュに目を向ける。「ナムギュさん、サノスさんの薬はどこにありますか?」
ナムギュはハッと正気に戻り、
「兄貴のネックレスの中にある」
と答える。メンコ男は頷き、サノスに近づこうとするが、
「やめろっ、こないでっ!」
とサノスが叫んで抵抗する。両手を振り回し、メンコ男を遠ざけようとする姿に、メンコ男は一瞬目を細める。
「仕方ありませんね。」
メンコ男は素早く動き、サノスの両手を掴んで一纏めにすると、抵抗できないように押さえつける。サノスが「離せっ!」ともがく中、メンコ男は冷静にネックレスを手に取り、中から小さな薬の粒を取り出した。サノスはそれを見て目を輝かせ、「っちょーだい!」と掠れた声で懇願する。
だが、メンコ男は薬を渡さず、ニヤリと笑う。「舌を出してください。」
サノスは一瞬怯む。怖いけど、薬が欲しくてたまらない。恐る恐る舌を出すと、メンコ男は薬を自分の口に放り込む。そして、サノスの顔を軽く引き寄せ、唇を重ねて口移しで薬を飲ませた。
「んえっ!?」
サノスが驚いて目を丸くし、反射的に抵抗しようとする。でも、メンコ男のキスが予想外に柔らかく、薬が喉に落ちる感覚と一緒に妙な心地よさが広がる。次第に抵抗が弱まり、サノスは大人しくなっていく。メンコ男が口を離すと、サノスはふわふわした表情で「…はぁ」と息を吐く。涙で濡れた顔が緩み、どこか可愛らしい雰囲気を漂わせていた。
周りの参加者はその光景に完全に固まる。ギフンは口を半開きにし、ヨンイルは無表情ながら眉を僅かに動かす。ミョンギは「……は?」と呟き、ナムギュはまたも固まる。サノスの可愛い反応に、「???」と困惑が広がる中、メンコ男は満足げに立ち上がる。
「おや、良い反応でしたね」
と呟き、少しだけサノスのふわふわした姿に可愛さを感じる。
その後、メンコ男はギフンとヨンイルの元に戻る。しばらくして、ギフンがトイレで席を外した隙に、ヨンイルがメンコ男に静かに質問する。
「なんであんな目立つような行動をした?」
声は低く、どこか不機嫌さが滲んでいる。メンコ男は敬語で穏やかに返す。
「サノスさんの反応が見てみたくて、出来心でやってしまいました。すみませんね。」
そう言いながら、メンコ男はヨンイルの表情をチラリと見る。サノスにキスした後からヨンイルが不機嫌そうだと気づいており、その反応に内心で優越感に浸っていた。ヨンイルがサノスに何か感じているなら、それを利用するのも悪くない――そんな企みが、メンコ男の頭をよぎる。
一方、サノスはまだふわふわした状態で地面に座り込み、周りの視線に気づかずぼんやりしている。その姿が、メンコ男の心をさらにくすぐっていた。
サノスはその後も問題を起こし続け、ゲーム会場は彼の騒ぎでざわつきが絶えない。ついに我慢の限界に達したヨンイルが、メンコ男に命令する。
「あの男をちょっと静かにさせてこい。」
メンコ男はニコニコしながら
「わかりました」
と答えるが、心の中では「あの人をいじめられるなんて最高だな」とほくそ笑む。早速、サノスに近づいていく。
騒いでいるサノスはメンコ男が近づいてくるのを見て顔を顰める。
「こんにちは、サノスさん」
とメンコ男が穏やかに声をかけると、
「…何の用だよ」
と嫌々返す。
「サノスさんの行動が少し目につくのでどうにかしろ、と言われたので」
と言い、メンコ男はサノスに顔を近づけ、小声で「トイレに来てください」
と囁く。サノスは一瞬固まり、
「っ誰がいくかよ!」
と叫んでメンコ男から離れ、逃げ出す。メンコ男は追いかけず、逃げていくサノスの背中をニコニコした顔で見送る。
そして就寝時間。サノスがベッドに潜り込んだ瞬間、突然誰かに口を塞がれる。
「っ、ん〜〜〜!」
と声を出そうともがくサノスに、
「静かにしてください」
とメンコ男の落ち着いた声。暴れるサノスがようやく静かになると、メンコ男は手を離す。
「っは、なんでここにいんだよ!」
と息を切らして叫ぶサノスに、
「貴方がトイレに来なかったので、こっちから来ただけですが?」
とメンコ男が平然と返す。
サノスは
「っくそ、何すりゃいーんだよ」
と苛立ちを隠せない。すると、メンコ男は笑顔でズボンの前を開け、
「咥えてください」
と言う。
「はあっ?頭おかしいんじゃねーの?!」
とサノスが叫ぶが、メンコ男は気にせず、
「それ以上のことをされたいんですか?」
と穏やかに脅す。サノスは押し黙り、嫌々ながらメンコ男の要求に従う。
サノスがちろちろと舐め始めると、その控えめな仕草にメンコ男は
「もう少し咥えてくれませんかね?」
と優しく促す。サノスは渋々口に含み、
「これれ、いーんひゃろ」
と咥えながら喋る。ちゃんと発音できないその姿が可愛くて、メンコ男は思わずサノスの頭を撫でる。でも、撫でていた手を止め、突然頭を掴むと一気に喉奥まで押し込む。
「オ゛ッッ?!」
サノスが衝撃でえづき、涙目になる。メンコ男は容赦なく腰を動かし、
「これぐらい我慢してくださいね」
と言うが、サノスは苦しくて何度もえずく。その姿が可愛くてたまらず、メンコ男の動きはさらに激しくなる。
ついに達しそうになり、
「っ出しますよ」
と呟き、サノスの喉奥に放つ。急に流れ込んだ液体にサノスは吐き出しそうになるが、咥えたままではどうにもならず、飲み込んでしまう。
メンコ男が頭から手を離すと、サノスは急いで離れ、
「ゲホッ、おェ…にげぇ」
と咳き込みながら口を何度も拭う。そしてメンコ男を睨みつけ、
「満足したろ!さっさとかえれ!」
と叫んでベッドに潜り込む。メンコ男は自分のベッドに戻りながら、サノスの涙目やえずく反応を思い出してニヤニヤが止まらない。
サノスのベッドの周りの参加者たちは、声などで起きていた。薄暗い部屋に響くサノスの声や咳き込みを聞き、誰もが気まずそうに目を閉じたまま固まっている。その空気の中、メンコ男だけが満足げに帰っていくのだった。
メンコ男との夜の出来事以来、サノスはしばらく静かに過ごしていた。といっても、薬を飲むとその記憶が飛び、また騒ぎ出すので、完全には落ち着かない。それでも以前のトラブルメーカーっぷりに比べれば明らかにマシで、ゲーム会場は少し平穏を取り戻していた。
その変化に気づいたヨンイルが、ある日メンコ男に近づき、低い声で質問する。
「お前、あの男に何をした?」
メンコ男はいつものニコニコ顔で、
「私のモノを咥えさせたら静かになりましたよ」とあっけらかんと答える。ヨンイルは一瞬言葉を失い、「……は?」と困惑した表情を浮かべる。
「……トイレでやったのか?」
とさらに聞くと、メンコ男は平然と
「いえ、ベッドで」
「はぁ?!」
ヨンイルの声が思わず大きくなり、顔を顰める。ベッドでそんなことをすれば、周りの参加者に絶対気づかれるに決まっている。それを分かっていてやったのかと思うと、ヨンイルの目が鋭くなる。
「……まさか、わざとか?」
ヨンイルが疑いの目を向けると、メンコ男は
「…なんのことでしょう?」
と笑いながら首を傾げる。その態度があまりにも自然で、逆に不気味だ。ヨンイルを挑発するように、メンコ男がさらに続ける。
「あぁ、そういえば貴方も誰かのこと見てましたね。珍しく気に入った人でもいたんですか?」
その言葉に、ヨンイルの表情が一瞬硬くなる。
「……お前には関係ない」
と冷たく返すが、内心ではサノスへの視線を意識されたことに苛立ちが募る。
二人の間に軽い火花が散り、周りの参加者たちはビビりながら遠巻きに見ている。ヨンイルの冷静さとメンコ男のニコニコした態度がぶつかり合う空気は、まるで嵐の前の静けさのよう。ヨンイルは「こいつ、わざと周りに見せつけたのか?」と疑念を深め、メンコ男は「この人もサノスに何か感じてるんだな」とほくそ笑む。
サノス本人はその頃、薬の影響でまた少し騒がしくなりつつあったが、この二人のやり取りには気づかず、ベッドの隅でぼーっとしている。周りの参加者たちは、二人のバチバチした雰囲気に加え、サノスの過去の騒動を思い出し、ただただ息を潜めていた。
ゲームの途中で息抜きとしてゲームが行われることになった。
VIPが面白半分で用意した「魔法のオナホ」。
使う側と対象を抽選で選び、結果としてデホが使う側、サノスが対象に選ばれた。デホだけが別室に呼び出され、サノスはそのまま参加者たちのいる部屋に残される。突然モニターが点き、VIPの声が響く。
「今から魔法のオナホを使うところを流すから、遊びで見てろ。誰が対象かはお楽しみだ。」
参加者たちは「自分かも!?」と一斉に焦り出すが、ヨンイルとメンコ男は自分たちが対象にならないと知っているため冷静。ヨンイルは無表情、メンコ男はニコニコしたまま様子を見守る。
デホは説明を聞き、「男の可能性があるのか…」と内心嫌がるが、逆らうわけにもいかず渋々使い始める。まずオナホにローションを入れる――媚薬入りの特別なものだ。初めての人でも気持ちよくなれるよう設計されているが、この時点では感覚が共有されておらず、誰が対象かは分からない。デホは淡々と準備を進め、ついに感覚が共有され、挿入する。
その瞬間、参加者のいる部屋に大きな声が響く。「んあっ?!♡」
全員が声の方向を見ると、サノスが口を抑えて立っている。顔が真っ赤で、目が泳いでいる。メンコ男はまさかサノスが対象とは思っておらず、気づいた瞬間、デホへの羨望と嫉妬が湧き上がる。「おや、サノスさんが…」
と呟き、ニコニコ顔が一瞬硬くなる。ヨンイルも真顔だが、どこか不機嫌そうな気配を漂わせ、ギフンは「急に2人とも不機嫌になったな…?」と首を傾げる。
サノスは自分が対象だと悟り、トイレに逃げ込もうとするが、ピンクマンたちに捕まり、モニターの前まで連れ戻される。必死に声を抑えようとするが、デホのがいいところを擦った瞬間、
「っあ?!♡」
と声が漏れてしまう。デホはそこを責めると締まりが強くなることに気づき、執拗にそのポイントを責め始める。サノスはもう我慢できず、
「んっ♡〜〜っ♡みん♡なぁ♡」
と喘ぎながら周りに懇願するが、皆がガン見。特にメンコ男はいつの間にか最前列に陣取っている。
前立腺から奥を責められると、サノスは周りの視線も忘れて感じ始める。デホが限界に近づき、結腸まで押し込むと、サノスは
「オ゛ッッ?!♡」
と今までで一番大きな声を上げ、何も出さずにイってしまう。放心状態で膝をつくサノスに、メンコ男が近づき、ニコニコしながら言う。
「サノスさん、何も出さずにイッたんですか?まるで女の人ですね。」
サノスは気持ちよすぎてまともに反応できず、「???♡おりぇは♡オ゛っおんなじゃ♡んぁっ、にゃい〜っ♡」
と舌足らずに否定する。その可愛さにメンコ男は「いやぁ、可愛いなぁ」とさらにニコニコ。
だが、そうさせたのが自分じゃないことに不満が募り、メンコ男はサノスにキスをする。他の参加者に見せつけるように激しく、唇を奪うキス。周りは目を逸らしたり気まずそうにしたりするが、ヨンイルだけは目を逸らさず、メンコ男をじっと睨む。メンコ男は、「…手強いなぁ」とヨンイルの視線を感じつつ、サノスの唇を味わうことに満足していた。
サノスがメンコ男にキスされ、「???♡」と放心していると、デホが今までで一番深いところを突き、ナカに出す。奥への衝撃と熱い感覚、キスで酸欠になっていたサノスは、そのまま意識を飛ばしてしまう。ぐったりしたサノスを、メンコ男が
「おやおや」
と言いながらお姫様抱っこでベッドに運ぶ。参加者たちの視線が集まる中、メンコ男はニコニコしたままサノスを寝かせた。
その後、デホが部屋に戻ってきて、
「あの…対象って誰でしたか?」
と聞く。ギフンは
「えー……っと」
と言いづらそうにするが、メンコ男が平然と
「サノスさんでしたよ。今はあそこで寝てます」
とサノスのベッドを指差す。デホはサノスだと知って顔を顰めるかと思いきや、意外にも
「……そうか、あいつか。……あいつならいいかも」
と呟く。
ギフンは 「え?」と驚き、メンコ男とヨンイルも一瞬目を見開く。デホはメンコ男を見据え、
「あんたがあいつを気に入ってるのは知ってるけど、俺もだから」
と宣言する。
メンコ男は笑うが、目は笑っていない。
「おや、それは面白いですね」
と返す。ヨンイルもなぜかデホの方に視線を向け、無言の圧を放つ。デホは二人の反応を見て、「……これはライバルが多いかもな…」と内心思う。部屋に微妙な緊張感が漂い、ギフンはただただ困惑していた。
一方、サノスが目を覚ますと、ナムギュとミンスが心配そうに近づいてくる。
「!兄貴、大丈夫ですか?」
とナムギュが声をかけ、ミンスもじっと見つめる。サノスは
「No problem.大丈夫だ」
と強がるが、ナカに残った感覚のせいで顔色が悪い。それをナムギュたちに頼むわけにもいかず、「ちょっとトイレ行ってくる」
と立ち上がる。
トイレに入ると、そこにデホがいた。
「ゲっ」 と顔を顰めるサノスは、そのまま通り過ぎようとするが、デホに
「待ってくれ!」
と腕を掴まれる。
「…んだよ」
と不機嫌に返すと、デホが
「その……悪かった」
と謝ってくる。サノスは拍子抜けする。てっきり文句を言われると思っていたのに、まさかの謝罪だ。
「…別に、お前も被害者だろ。こんな男のこと抱かされて」
と気まずそうに呟くと、デホが真剣な目で
「俺はっ、あんたでよかったと思ってる!」
と返す。
「……はぁっ!?」
とサノスは目を丸くし、顔が一気に真っ赤に。
「ばっかじゃねーの!?」
と叫んでデホの手を振り払い、サノスはトイレから逃げ出す。デホはポカンとした後、サノスの慌てっぷりに
「ふっ、かっわいー」
と笑う。トイレから出てきたサノスの顔が真っ赤なのを見たナムギュたちは 「何があった?!」と騒然となる。一方、デホがトイレにいたことを知るメンコ男とヨンイルは、「侮れないな…」とそれぞれ内心で警戒を強めていた。
時間が経ち、サノスがまた問題を起こす。誰かと口論になり、ついに取っ組み合いの喧嘩に発展。騒ぎを止めようとしたピンクマンが間に入るが、サノスが誤ってピンクマンを殴ってしまう。「あっ」と一瞬固まるサノスだが、すぐに
「あ〜wわりぃなw」
と舐めた態度で笑う。それにイラっとしたピンクマンは、何度も問題を起こすサノスに分からせようと拳を振り上げる。
何発か殴られると、サノスは
「いだっ、やめで、くらざいっ」
と血と涙で顔がぐちゃぐちゃになりながら謝り出す。鼻血が紫髪に混じり、涙で目が赤く腫れ、情けない声で懇願する姿に、ピンクマン動揺する。
その光景を遠くから見ていたメンコ男は、完全に興奮状態だ。サノスの涙だけでも可愛いのに、血が混ざってさらにぐちゃぐちゃになった顔に、悪い顔で笑いがこみ上げる。一瞬歪んだ笑みを浮かべるが、すぐにいつものニコニコ顔に戻す。でもその悪い顔を見たチョンベとギフンは、「うわぁ…」とドン引きして顔を引き攣らせる。
ヨンイルもサノスの血と涙に濡れた顔を見て、顔には出さないが内心で興奮が湧く。だが、流石にこれ以上はヤバいと判断し、前に出る。
「やりすぎなんじゃないですか?」
とピンクマンに冷静に言う。フロントマンからの制止に、ピンクマンは怪しまれないよう素早く手を止め、従う。
サノスはヨンイルに止められてホッとし、一瞬表情が緩む。だが、すぐに首を絞められた記憶がフラッシュバックし、キッと睨みつける。その表情の変化にヨンイルはふっと笑い、
「止めてあげたのに、感謝もないのか?」
とからかうように言う。サノスは
「っ…誰も止めろなんて言ってねーだろ!」
と吐き捨て、フラつきながら離れていく。前分からせたはずなのにまた噛み付いてくる態度に、ヨンイルはニヤつく。
そのヨンイルの顔を見たメンコ男は、「うわ〜、機嫌いいな〜」と内心で驚く。普段無表情なヨンイルがサノス相手にニヤついてるなんて珍しい。メンコ男はニコニコしながらも、「これはあの人が本気になってきたかも」と少し警戒しつつ、サノスのぐちゃぐちゃな顔を脳裏に焼き付けていた。
またもやVIPの気まぐれな遊びが始まる。今度は「ごっこ遊び」で、2人が選ばれ好きな体位で動くというもの。前の魔法のオナホに比べれば楽だが、それでも嫌なものは嫌だ。参加者たちは選ばれないよう祈る中、抽選の結果、ミョンギとサノスが選ばれる。
サノスは2回目ということで、
「なんでまた俺なんだよ!」
と猛抗議するが、ピンクマンたちに無理やり連れてこられる。ミョンギと顔を合わせた瞬間、二人は
「よりによってお前が相手とか最悪だ!」
「それはこっちのセリフだ」
と言い争いを始める。
受けと攻めはVIPによって決められ、サノスが受け役に。体位は立ちバック。お互いの顔が見えないようにと、渋々二人で選んだ結果だ。当然、皆の前で行われるため、メンコ男はニコニコで最前列を陣取り、サノスはそれを見て顔を顰める。「またお前かよ…」
と呟くが、どうしようもない。
そしていよいよ開始。ミョンギが動き始めると、最初はサノスは何も反応を示さなかった。だが10分ほど経つと、様子が変わってくる。
「ふっ♡……ん♡」
と小さな喘ぎ声が漏れ始める。ミョンギは驚き、「は?なんでお前感じてんだよ?」
と声をかけると、サノスが掠れた声で答える。「ん…♡なんか♡はいってないのに♡はいってるような感覚になってきてっ♡」
その返答にミョンギは目を見開き、すぐにニヤつく。「いいこと思いついた」と内心でほくそ笑む。
「俺のチンコ、お前のどこまで入るんだろうな?w」
とミョンギが煽り始め、サノスのヘソ辺りを指差して
「あ〜、多分お前のココらへんまで入ると思うぞ?w」
と続ける。サノスはその言葉で余計に「入ってる感覚」を強く感じ、
「それっや♡めろっ♡」
と止めようとするが、ミョンギは止まらない。「あー…今お前の奥まできたぞ?ここに俺のチンコ突っ込んだらお前…どうなるんだろうな?w」とさらに煽り、動きを一瞬止める。
何も入っていないと分かっているはずなのに、サノスはその感覚だけでおかしくなりそうで、
「まじでやめろっ♡」
と必死に言う。だが、ミョンギは
「やだね」
と笑い、腰を引いた後、一気に前に進める。その動きに、サノスは
「っオ゛?♡〜〜っあ♡???」
と声を上げ、イってしまう。
ミョンギは目を丸くし、
「はっ、お前まじでイッたのか?w何もはいってない腰だけの動きでイクとかとんだ淫乱だな?w」
と煽る。
最前列のメンコ男は、サノスがイクとは思わず一瞬目を見開くが、すぐにニコニコ顔に戻り、サノスの反応を脳裏に刻む。参加者たちは唖然としつつ、サノスの喘ぎとミョンギの煽りに気まずい視線を交わす中、メンコ男だけは次の「遊び」を想像して楽しげに笑っていた。
サノスがイくと、VIPの遊びは終了。サノスは余韻でぼーっとしたまま立ち尽くすが、何も入れられず想像だけでイったことに気づき、
「!?」
とバッと振り返ってミョンギを睨む。涙目で顔が真っ赤、紫髪が乱れたその姿は威圧感ゼロだ。「っ〜〜しねっ!」
と叫び、逃げ出そうとするが、メンコ男が素早く腕を掴んで阻止する。
「サノスさん、想像だけでイけるなんて凄いですね?」
とメンコ男がニコニコしながらサノスのお腹をさする。イったばかりで敏感なサノスは、軽く触れられただけで
「ふっ♡〜〜はっ♡」
と声を漏らし、顔を真っ赤にして下を向く。その反応に、メンコ男は自分の手で感じてくれることに上機嫌だ。「いやぁ、可愛いなー 」とほくそ笑む。
そこにヨンイルが近づいてきて、
「やめてあげなさい。230番さんが嫌がってるでしょう」
と冷静に言う。だが、どさくさに紛れてサノスのお腹をぐりっと押す。サノスは
「〜〜っ♡」
と小さく声を上げ、またイってしまう。メンコ男が手を離した瞬間、サノスは
「このっ…変態どもっ!」
と叫び、フラつきながら逃げていく。参加者たちの視線を背に受け、トイレの方へ消えた。
メンコ男はヨンイルを振り返り、
「……邪魔しないでいただけませんか?」
と不機嫌そうに言う。普段のニコニコが消え、珍しく苛立ちが滲む。ヨンイルは
「なんのことだかわからないな」
と平然と返すが、その目はどこか楽しげだ。メンコ男は「コイツ…」と内心で苛立ちを募らせ、ヨンイルとの間に微妙な緊張感が漂う。
サノスの逃げた方向を見ながら、メンコ男は「次は僕だけで楽しみたいですね」と企みを新たにし、ヨンイルは「230番、面白いな」と内心でニヤつく。二人の視線が交錯する中、周りの参加者はただ気まずそうに見守るしかなかった。
読んでくれた方ありがとうございます!🙇♀️
めっちゃ長くなってしまったし中途半端で申し訳ないです😭
マイナーカプを好きになる傾向があるので需要ないと思うけど多分また書くと思いますので嫌な方はブロックとかしてください💦
コメント
14件
最高です、じゃんじゃん書いてください
はあ、好きすぎる
と…とんでもなく好きです。心が満たされ尽くしました…🫶🫶🫶