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XXXX年 XX月X日
―――
俺の名前は四宮。
急に誰だよ?って。
俺は神谷r…いや、一青朱様をを捕まえてあのお方に貢献する。
なぜ捕まえなければいけないのか…それは。
どうやら俺達に必要な力をお持ちのようだ。
それは急がなければいけない。
「…」
朱様だ。
そっと近づく…か…
「…おい、お前。何者だ。」
「…?!」
気づかなかった。まさか…ソルか?
「もし騒いだら…どうなるかな。」
「…そちらこそ何者なんだ。」
「…名乗る必要もないだろ。」
…只者ではない、ということはわかるが…
きっとソルに違いない。
「…」
「…」
少しの間…静かになると
「…ッ!!」
俺は逃げ出した。
朱様をあの方に献上するために…
だが、それも叶わぬ願いだった。
「少しの間眠っとけ。」
そう言われた瞬間、俺の意識は途絶えた―――
―――
朱様にはとてつもない力が宿している。
それはかつて、人々を操れるほどの力。
朱様が黒を白といえば白になり、白を黒といえば黒になる。
それほど凄まじい力をお持ちなのだ。
王になるべき存在が、なぜ庶民と同等の生活をしているのか不可解なのだ。
…一つの噂を耳にした。
「幼少期の記憶を失い、偽の家族の奴隷になっている」、と。
確かに、そのような感じはするような気もするが…
嘘であってくれ、と願う、俺がいる。
―――
僕にはわからない。
わからないことが多いんだ。
’’あの戦争’’のことも、
幼少期の記憶も、
ほとんど、わからない。
何度も何度も言っているけども…
本当の事を知りたい。というか知らせてほしい。