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jさんの書く文が綺麗で大好きです。これからも応援してます!!

良ければ言葉責めなんかも、、、
何か色々と好き勝手されてて、もうあまりの不憫さに恥ずかしながら泣けてきました😭📖 ✨️私は昔から感情移入しがちで、感受性の高さ故にずっと🥺←こんな感じで目がうるうるしてました笑 それにしても主様、恋愛小説の典型的な胸がドキドキするようなストーリーだけではなく、感動作品まで書くの上手なんですね。どんな類の物語も構成考えられて、しっかり文字として綴れていて、何もかも才能ありすぎて本当に凄すぎます🕊🤍天才
〘歪み〙
“福徳視点 “
収録終わり
並んで歩きながら他愛もない会話をする
その時、
横に車が止まる音がしたと思えば
「っえ」
後藤の声
振り向くと後藤の腕が引かれとった
「後藤!!!」
声を出す。
でも、間に合わん
そのまま車に押し込まれる
「……は?」
一瞬で全てが終わった。理解が追いつかへん。
でも体は勝手に動く
去っていく車を追う
無理なん分かっとる
それでも止まれへん
俺は必死にナンバーを目で追い、
頭に叩き込んだ
車が見えへんなった
その場で止まる
即座にスマホを取り出し、震える手で
ナンバーをメモする
「……っ」
どうしたらええ?今何が起きたん?
そんな考えが頭ん中で渦巻く
警察に言うたらよかった。
けどそんな考えが出来へん程、
俺は焦りと恐怖に包まれとった。
…
” 後藤視点 “
気づいた時には遅かった
流れる様に車に押し込まれる。
何が起きてるか分からんまま
車が動き出す
「………」
これなんや、誘拐か?笑えれんのやけど
運転席におる奴含めて3人か
…どないしよう
…
―数分後―
車が止まり、腕を引かれる
古いマンションやった。
考える暇も無く、部屋に入れられる
「…お前ら誰やねん」
思ったより声が出んかった
男達が一瞬だけ顔を見合わせた後、
その内の1人が口を開いた
「そんなん後藤さんの
ファンに決まってるじゃないすか笑」
その言葉と表情を見た瞬間
俺の背筋が凍っていくのが分かった
…
「おい触んなや!!」
「え~、めっちゃ暴れるじゃん笑」
額に汗が伝う
あの後ちょっと間が空いたかと思うたら
急にベッド押し付けられて
身動きも取れへんしコイツら脱がせようとするし
「は~…アレ貸せ。」
手には注射器があった
「ぁ、…」
嫌や嫌や。やめろ。
「う~わその顔くっそ唆る」
ズブ。と静かに針が腕に刺さる
「っー!!」
…あ~
終わった。
そう思うのと同時に、
スーっと意識が遠のいて行った。
…
「…」
「…ッぁ゙!?」
「あ、やっと起きた笑 」
状況が掴めへん。今、俺は―
「どう?抱かれる気分は♡ 」
「っぅ゙、ぁッぁ゙」
抑えようとしても勝手に声が出てまう
こんなん俺やない。
「んぅ゙―!!」
「ははっ笑力入らないでしょ。
あのクスリ結構良いやつなんだよね~。」
笑いながら腰を振ってくるこの男が、
不快で不快で堪らんかった。
「ぁ゙~てかそろそろ出そう」
「中に出すから、受け止めてくださいね♡」
「っは?、ぁ、やめッ、んぁ゙」
泣いても
首振っても
懇願しても
逃げようとしても
全部全部無駄。
しばらくすると男の精液が俺の中で注がれた
「ぅ゙ぅ……っ」
頭ん中が真っ白になった。
「…え~、 泣かれたら
もっとしたくなるんだけど」
俺は、俺に対して
何もできひん恥ずかしさと悲しさで泣いとった
「じゃあ次俺な」
「は~?俺最後かよダル」
「黙って抜いてろ笑」
俺の事なんぞ気にも掛けず話すコイツらに
ただただ失望した。
…俺はゆっくりと瞳を閉じた
…
” 福徳視点 “
俺は人通りの少ない所を片っ端から探して
あるマンションに辿り着いた。
息が荒い
駐車場を見る
一台ずつ確認する
「……あった。」
さっきのナンバーや。
急いで 1部屋ずつ見て回る
静かや。
自分の心臓の音だけが耳に届く
するとどこからか笑い声が聞こえる
…ここか。
1 つの扉の前で止まる
ノックする
反応はない。
でも、絶対におる
「……後藤」
低く呼ぶ
反応はやっばり無い
「…もう警察呼んでんねんで。
そこおりたいんやったら知らんけど。」
真っ平な嘘や。けど、もうこうするしか無い
中からバタバタと物音が聞こえてくる
ドアが開く
「あ、やっぱ後藤さんのお友達じゃん」
「でもちょ~っと来るの遅かったんじゃない?笑」
「…は?」
それだけ発し、逃げる様に消えていった
…後藤。
急いで中に入る
薄暗い狭い部屋。
「っえ、は」
奥のベッドで横たわる後藤が見えた。裸で
「おい、後藤っ」
冷や汗が止まらん。手の震えも
明らかに顔色が悪い
まさかと思い下半身に視線を移す
後藤の中から白濁の液体が垂れる
「っは、」
息が詰まる。
嘘やろ。頼む。
信じたない
俯いて後藤の手を握っていると
ピクっと指が動いた
「ん……ぁ、福徳や… 」
掠れた声でそう言う
「後藤、…っ、」
俺は強く抱きしめる
「ごめん…っごめん、ほんまにごめん…。」
涙が止まらへん。
泣きたいのは後藤の方やろ。
「…もう終わったんやし、平気やて。」
「お前が謝ることないやんか。」
顔を上げる
「来てくれてありがとうな。 」
笑う余裕とか無い癖に
くしゃっと笑う後藤が眩しく見えた。
…
―数分後―
俺らは外のベンチに座って休んどった
「…薬買い行こか」
「えっ」
「え?」
「いや、腹壊すやろ」
「…あ、そう言う事な」
後藤の顔が一瞬強張った
「え、何か変な事言うた?俺」
「ちゃうちゃう何も無いって」
「…何か隠しとるやろ」
後藤は一息付いた後、小さく呟いた。
「…アイツらに打たれたんよ、クスリ笑」
「は、?」
「それ、ヤバいやつなんちゃうんか。」
「いや絶対ちゃうから」
「クスリってどんなやつやったん」
「あ~…まぁそやな、なんか注射器やった 」
「はぁ!?!」
…
“後藤目線”
クスリっていう単語に
ここまで恐怖覚えたんは久しぶりやった
福徳もかなり焦っとったし
…心配かけてもうたな
「…なんか、すまんな。」
「は?いやお前は絶対謝らんでええねん」
こわ。顔
「てかよう見つけれたな。」
「まぁナンバー覚えとったし」
「それだけで見つけれんのか笑」
「それぐらい余裕や」
言いよる事は強気やのに、
今にも崩れそうな表情に胸が締め付けられた。
しばらく無言が続き、福徳が口を開く
「…立てるか? 」
「あぁ、うん。」
「買い行くで。後病院も」
「…そ」
“そこまでせんでええって”
って言おうとして、やめた。
そんなん傲慢やから。
「どないした?歩けへんのか?」
「っあ、歩ける歩ける」
「…」
「やっぱもうちょい休も」
福徳は腰を掛けそう言う
「っふ笑てかさ、
俺隣おんのに攫うとか馬鹿すぎひんか笑」
笑いながら俺を見る。
アイツらとは全然違う笑み。
全く不快やないし、むしろ安心する。
いつもの顔
「…確かにな笑」
コイツの顔見たら、
何もかもどうでも良くなった。
〘歪み〙