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──────────気付けば私は自室のベットに居た。 何か朧気な記憶はあるものの私は思い出せずに居た。
頭の回らない中突然兄が部屋の中へ入ってきた。
“チュベローズ!!…良かった…何も無くて……”
私は兄に抱き着かれ頭を撫でられていた。私は兄に撫でられながらある事に気が付いた。
兄が血だらけであったということ。それを見て私は数秒硬直し、そして。
【兄さん!?!!?ちょ、なんで、そんな、血だら、え?】
そう聞くと兄はきょとんとした顔をした後に
にへらと笑い
“ああ。チュベローズは気にしなくていい事だよ。大丈夫。私の血じゃない。”
いや、そういう事じゃないんだよ、兄さん。じゃあ、誰の血!?
そう内心思ったが、これ以上聞いたところで応えてくれないだろうと思い心の中にとめた。
…
兄の話を聞くに私はどうやら誘拐ではないがそれに類似したものにあっていたらしい。
少し疑問に残る点があった。
誰が私を助けたのだろう。
それだけが謎だった。
まあだが、兄か父だろうと思い私はもう一度布団へ潜り、疲れを休めた。
──────────翌日。
この日は念の為休みをとった。と言うよりも兄がとった。
私は何度も心配しなくとも元気、と伝えたが
“チュベローズ?ね?”
そう兄に言われ、何か逆らってはいけない気がして私は結局休む事にした。
…
家に居ては大分暇で、やる事と言っても課題は既に終わらせていた為、やる事はなかった。
何をするかと考えているうちに昼間になった。
昼食を食べ終えては、私はとある事を思い付いた。
あいつなら、暇なのでは。
その”あいつ”とは幼なじみである。
私はそうと決まれば携帯を手に取りトーク画面を開けば
『暇だ。今から遊べ。』
そう一通のメッセージを送った。