「私のことは連合軍に話さないでくれ」
私の子は素直だから
「わかった!」
「…ありがとう」
「必ず迎えに行くから」ボソッ
死なないで
「……ねえ私の大事な子よ」
「なに〜?」
「私の最後の願い…聞いてくれる?」
「うん」
「生きて…迎えに来るから…絶対に」
「…わかった、まってるね」
「じゃあ…またいつか」
「……うん」
「………約束したんだ」
「死んでもあの子を迎えに行くって」
「だから!お前だけは殺さなければいけないんだ!」
アメリカ☆48「クソッなんでそんなに強いんだよ!右手がないくせに!」
「右手をなくしたからって弱ると思うなよ!」
グサッ
アメリカ☆48「く…俺が……負けるなんて」
「……?足が…動かない」
「あの子を迎えに行かないといけないのに…」
「あそこの小屋に隠れられそうだ」
ガタッゴト
「この量の食料なら生きていけそうだな」
「足は…折れてるか」
「完全に治ったら迎えに行こう」
「だが…いや今は考えるな」
「敵兵に見つかったら死ぬよな……」
オイ!ドコイッタンダヨ!
「……近い」
「てかなんで俺はコイツを持ってきたんだ…」
アメリカ☆48「チーン」
「……」
ピヨピヨ
「……んおはよう」
「あの時から10年ほど経ったな」
「何かを忘れているんだよ」
「いつか思い出すか」
「今日も食料とってこよ」
「あの敵兵…いやアメリカ☆48はよく使える」
「骨を槍にしたら猪がよく取れるんだ」
「アイツの肉で動物を釣って…」
ブヒッ!
「お!きたきた」
「そしたらこれで!」
ブンッ←槍投げる音
ブヒイイイ!
「お!でかいじゃないか」
「これで2日は持つぞ!」
「火を付ける物…ん?」
「なんだコレ…写真だ」
「!!もしかしてあの子か?!」
「何故忘れていたんだ…私の子なのに…」
「……今考えると何故あの子と言っていたんだろうか」
「しっかり名前はあったのに…」
「ごめんな日帝」
「……私の名前は……何だったかなw」
「忘れてしまったよ」
「戦争とは人生を変えるものだな…私時代だけど」
「……」
君の名前は江戸だよ
江戸「あ…そうだ」
江戸「私は江戸だった」
江戸「いろいろなことを忘れてしまうな」
江戸「父の名は覚えてるのに」
江戸「室町父」
江戸「……迎えに行ってやらないと」
江戸「幸い着物は綺麗なままだからこれで行こう」
江戸「日帝…願い叶えてくれたかな」
江戸「実際枢軸は無くなっても国が生きてるんなら良いんだ」
江戸「日帝が生きていればいい…」
江戸「………」
江戸「行くか」
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