テラーノベル
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3話も来てくれたんですか!!!ありがとうござっす!!!
早速どうぞ🐤
イザナ))武道
武道))……いざ、な…
イザナ))……怖い夢でも見たのか?
朝目覚めると、視界には大好きで仕方がない俺の家族。
黒川イザナが映った。
心配そうな目を武道に向けていたのだ。
魘されていたのだと知らされた武道は、一言。
武道))…ごめんなさい……
既に何百……何千と聞いてきたこの言葉はイザナを少し苦しめた。
謝られる事はされていないのに。何一つ。
なのに何故彼はそう何度も口にするのか。
分からないようでどこか、分かってしまう。
イザナ))……鶴蝶が飯できてるからって。
武道))…俺……お腹すいてなぃ、
イザナ))昨日もまともに食べてないだろう。
武道))…、食べないと……怒る?
イザナ))……少しだけでも食べろ。
遠回しに食べないと【怒る】と言ってるようなものだ。
だが悪い事例があった。
無理に食べさせたせいか、その後体調悪そうな武道を横にソファーでイザナ、鶴蝶が座っていた。
食事後約20分くらいしてからだったと思う。
武道はトイレに駆け込み嗚咽した。
気持ち悪かったのだろう。それを2人には黙って……
いや、
喋る気力が無かったのかもしれない。
少しでも喋ってしまえば我慢していた物が一気に込み上げてしまうと察したのだろう。
そう。
無理に食べさせた結果、武道は嘔吐してしまうという事例。
イザナと下を向いてリビングへ向かう武道は同じく同居人の鶴蝶が作ってくれたご飯が置いてある台所(椅子)に座る。
鶴蝶とイザナはさっさと食事を済ませた。
それとは逆に武道は、ゆっくり、ゆっくりと食を口元へ運んだ。
ご飯を食べ始めて約30分
武道))……イザナァ…グズッ……
イザナ))ん。よく食べたな。ん、ぎゅ〜してやっからこっち来い。
武道))んぅッ……
鶴蝶))半分も食べたんだな!!エライなぁ!
イザナはソファーの方に武道を呼ぶ。
いわゆる、頑張った武道へのご褒美だ。
武道は人の体温を感じるのが大好きだった。
スキンシップは武道にとって最も幸せで安心できる唯一の時間なのだと言う。
ギュッ……
武道))おれ、えらい?
イザナ))あぁ。
武道))……すき?
イザナ))何不安がってんだよ。ちゃと好きだから。(離す気もねぇし。)
武道))ぇへへ……ッ…ズビッ……
鶴蝶))武道、薬ちゃんと飲むんだぞ。
武道))ん、はぁい
武道は過去のトラウマからなのか、酷いストレスから思春期のうつ病という病気を患ってしまったのだ。
家族になって半年くらいがたった時、武道は自分で自分を傷つける行為をしていた。
事例として、壁に何度も頭をぶつけたり、震えて呼吸が荒くなったりしていた。
そして、
15歳の時。
テレビで報道されたニュースをきっかけにそれは起きた。
実の母親と父親のイ体が見つかったとのニュースが流れてきた。
43
ぐら🐹💛🐈⬛
なぜ住民は黙っていたのか理解できなかったが、かなりの異臭と、骨になった彼らのイ体が見つかったと。
年齢、名前、家の住所(カメラが映した家)が同じな為間違い無かった。
辛くて苦しくて怖かった気持ちが一気にフラッシュバックしたのだろう。
だんだん呼吸が荒くなって過呼吸をおこした事がきっかけだった。
病院に連れていき、診断されたのがその病気だった。
毎日飲んで日頃の気持ちを落ち着かせる薬。
軽い症状が出た時の薬。
過呼吸が起きてしまった時の吸入器。
それらの薬が処方された。
武道))いざなぁ?
イザナ))ん。
武道))今日ずっと一緒?
イザナ))…今日は集会があるんだ。
武道))……何時?
イザナ))16時くらいだな。15時半には出るつもりだ。……一人で待てるか?それとも、一緒に行くか?
武道))……待ってる。。でも、早く帰ってきてね、
イザナ))あぁ。終わったらすぐに帰ってくる。
武道))……うん。カクちゃんも…早く帰ってきてね?
鶴蝶))あぁ。いい子で待ってるんだぞ。
武道))ん…。
イザナはそのままの名前だが、鶴蝶にはあだ名が着いた。
呼びやすい様にだろう。
そして本人もその名をとても気に入っていた。
武道が付けてくれたのだから当然なんだがᵔᢦᵔ///
集会とやらは不良の集まりで、何か問題が起きてないか、そんな話し合いをする場の事らしい。
その集会は定期的にやるそうだった。
武道も初め、不良になりたいという気持ちがあった。
だけど、
あまり激しい運動は出来なかった。発作起こすから。
何より、
過保護である家族の2人は不良になる事を、喧嘩することを激しく断固拒否した。
武道は2人の役に立ちたいと言っていたが、気持ちだけで十分だと、武道をそっちの世界には入れてくれなかった。
これは、武道が病気の診断される前のことだった。
色々回避出来たのではないかとも思う。
そして、イザナ達は幹部と言う人達にはよく武道と合わせてくれた。
その人達は勿論不良だけど普通の友達になってくれた。
イザナと鶴蝶の家族というのも多少あったのだろう。
だけど武道は嬉しかった。
その集会と言うものには行かせてもらえるが、武道はその場をあまり好きではなかった。
理由は至ってシンプル。
大声が嫌いだった。
大きな『音』もそれに入った。
フラッシュバックしてしまうのだ。過去の記憶が。
父親のあの罵声は過去最強にトラウマとなっていた。。
そして、女性の悲鳴も同じくトラウマだ。
と、言うか、女の人自体苦手になっていた。
その理由は『声』にあった。
女性の声は高い人が多いいだろう。
体質的にも当然そうだが女性の笑い声は高い。
バラエティー番組や、ドラマなどで見るその光景は武道にとっては、
とても苦痛だった。
女性の笑った顔も、武道にとっては苦手な方にだいぶ余裕で入った。
口角を上げて笑った顔はやはりフラッシュバックした。
あの瞬間の母親の顔を脳は完璧に覚えている。
だけど変わっていたことが1つある。
というのが、血は好きだということ。好き…と言うか、色が好きだった。
綺麗な色=好き
みたいな感じだ。
それがたまたま血の色だったって言うだけの話。
血でなくとも、少し黒を含んだ赤を武道は特に好んだ。
集会に行く時間になった。
武道は玄関先まで二人を見送る。
武道))気をつけてね。
イザナ))あぁ。お前も何かあったら絶対すぐに電話しろ。絶対だからな。
武道))うん。わかった。
鶴蝶))外には出るなよ?こんな遅くにひとりで出歩いたら危ないからな。
武道))わかってる。大丈夫だよ。絶対出ないから。
鶴蝶))分かってるならいいんだ。じゃぁいってくる。
武道))うん。行ってらっしゃい。
武道はリビングに戻り、洗い物をすませる。
その後洗濯機から洗った服を取り出して部屋干しする。
しっかり感覚を開けて干す。
そして、お風呂の準備をする。
お風呂を丁寧に掃除して、お湯の温度を決めて沸かす。
次にティータイムだ。
今日はそういう気分なので、ティーに変わってココアを作った。
暖かいココアは最高だ。
部屋には時計の針の
カチッ
カチッ
カチッ
と、言う時計の音共に遠くから籠った音。
ジャボジャボッ
と言う、お風呂の音だけが響く。
1人で居ると色んな事を思う。
ただ気をつけている事は過去を思い出さない事。
本当に…本当に嫌だった。
1人の時にそれを思い出すと最悪の上に達する。
なので、出来るだけイザナや、鶴蝶、幹部たちの楽しい思い出を振り返る。
武道))……(早くイザナ達帰ってこないかな……)
イザナ達が出ていって約40分くらいが経過した。
寂しい…。
その気持ちがひたすら続く。
あぁ、悪い考えが頭をぐるぐる回る。
そういう時よ対処法は1つしか無かった。
それは違う事で考えを逸らすこと。
とりあえずベッドがある寝室に行き、シーツを綺麗にする。
それから、飲み終わったココアを早速洗う。
そして念入りに拭く。
あとは、あとは……
やることを探す。
すると
ガチャっ
と言う音と共に声が聞こえた。
鶴蝶))武道〜帰ったぞ〜!
あぁ……大好きな人の声だ_______
なんか今作過去の作品と比べて1話1話長いかも?www
まぁ飽きずに見てください👀💕
じゃぁまた!!!
コメント
7件

良い!良い!良すぎる!