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コメント
1件
うわ、2話もめっちゃ良かった…! 蓮の「演技は終わりだ」の冷たい態度と、夜の父親との会話のギャップがすごい。あの「嫌われ役くらい、いくらでもやる」ってセリフ、もう完全に何か隠してるよね。主人公を守るための決意なのかなって思うと胸熱すぎる…! 伏線が張られてて続きが気になりすぎる。次話も絶対読むわ🔥
翌週。
私と蓮の婚約が正式に発表された。
「おめでとうございます」
「本当にお似合いですね」
次々に向けられる祝福に、私はぎこちなく笑う。
その隣で、蓮は完璧な笑顔を浮かべていた。
「ありがとうございます」
昨日とは、まるで別人。
「……」
そのとき、蓮の手が私の腰に触れた。
「……っ」
「笑って」
耳元で囁かれる。
「今は婚約者なんだから」
「分かってる」
二人で並んで歩く。
周りから見れば、仲睦まじい婚約者。
けれど――
会場を出た瞬間。
蓮の手が離れた。
「もういい」
「……え?」
「演技は終わりだ」
さっきまでの笑顔が消える。
「俺たちの婚約は、会社のためだ」
「……うん」
「だから、俺に期待するな」
胸の奥が、少しだけ痛んだ。
「しないよ」
そう答えると、蓮は一瞬だけ黙った。
「……ならいい」
そのまま、彼は歩き出した。
私はその背中を見つめる。
――本当に、私のことが嫌いなんだ。
そう思った。
けれど、その夜。
蓮は一人、父親の部屋にいた。
「婚約は予定通り進めます」
「彼女には気づかれていないか?」
「はい」
蓮は机の上に、一枚の写真を置いた。
そこには私が写っていた。
「ただ……問題があります」
「何だ?」
「彼女を調べている人間がいます」
父親の顔が険しくなる。
「まさか……あの事件の関係者か」
「まだ分かりません」
蓮は写真を裏返した。
「でも、俺が近くにいる必要があります」
「……あの子に知られたら?」
「知られないようにします」
少しの沈黙。
そして蓮は、低い声で呟いた。
「嫌われ役くらい、いくらでもやる」
その言葉を――
私は何も知らなかった。