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はじめまして。

スマホ紛失したので初投稿になります 🙃

多分1年くらい書いてないです。

お手柔らかに…!










attention


・当作品は nmmn 、 桃赤 です。地雷の方ブラウザバック推奨

・常識を守って閲覧してください。

( 無断転載、朗読 、公共の場での閲覧等NG )

・悪意がある通報、ブロック、コメントご遠慮ください。










桃×赤

『指先2センチの恋』


桃side





「 ……ないくん、今日も寝癖ついてる 」



朝の教室。まだ半分も席が埋まっていない時間に、りうらが呟いた。



「 え 、うそ 。どこ? 」


「 ここ 。… 見せて 」




そう言うと、りうらの指が俺の前髪にそっと触れる。

軽く整えながら、ぼそっとつぶやいた。




「 … しょうがないから直してあげたけど 、もうしないからね? 」


「 え 、りうらに直されるの嬉しかったのに … 」


「 なっ … ばか 」




ぱっと手を引っ込めるりうら。

その顔は、ほんのり赤く染まっていた。

それにニコニコしながら、椅子に腰を下ろす。





「 りうらは朝からかわいいね?笑 」


「 … ないくん 、 りうらのことからかってる? 」


「 ふふ、ほんとだけど 。… りうら、俺がからかう時だけ怒らないよね 」


「 それは他のやつがウザいから、 」


「 じゃあ俺は? 」


「 ウザくないけど 、… 恥ずかしい 」


「 なにそれ 、俺は特別?俺のこと大好きじゃん 」


「 ぁ、教室で言うな …! 」




思わず声をひそめるりうらの姿があまりにも可愛くて、

俺は思わず怒って頬を膨らませたりうらのほっぺを指でツンとする。




「 なんでいちいち触ってくんの 」


「 俺はりうらが可愛いのが悪いと思うんだけど 」


「 … バカ 」




そんな言葉の裏にある、照れと、信頼と、独占欲みたいなものを、俺はちゃんと感じていた。













4時間目終わりのチャイムが鳴った。

今日も昼はりうらと食べようか 。さすがに多すぎるかな 。そもそもお腹空いてないし … と考えていると教室のドアが開きりうらがやってきた



「 お弁当、食べないの? 」



なにげないふりして、ちゃんと目を合わせて会話してくれる。




「 そんなこと言われたら食べたくなる … 」


「 … ちょっと 、抱きつこうとしないで 。いい場所見つけた 。… から、ついてきて 。… 食べないなら」




辿り着いたのは、がらんとした保健室。

先生は不在のようだった。



「 ……寝てれば ? 、りうら 」



言葉通りカーテンを閉めて横になったりうらは、ため息まじりに言う。





「 …サボりたいの 、バレた?」


「 うん。顔に書いてた 」


「 … じゃあ 、ないくんも一緒にサボれば? 」





そう言って、りうらは毛布を引き上げ、ぱたぱたと自分の隣のスペースを叩いた。




「 こっち、来れば? 」


「 俺も一緒に寝るの? 」


「 先生いないし 。早く 。寒い 」




生意気な命令口調のくせに、ちょっと照れた目で見上げてくる。

このギャップが、たまらなくかわいい。



「はいはい、甘えたがりだね」



ないくんは苦笑しながら、りうらの隣に静かに寝転んだ。

あたたかい毛布の下、ふたりの距離は数センチ。

そっと、自分の指先をりうらの手に絡める。




「 … こういうのさ 、俺からじゃないとしないよね 、りうら 」


「 … だって 、はずかしいし … 」




りうらが不服そうに呟いた。




「 キスはもっと恥ずかしそうにするよね 」


「 っ 、も 、 焦らすのやめて … っ 」




りうらの唇にそっと指先を当てた。

それだけで照れるのは可愛いと思う。でも、これだと次に進めないし…ちょっと、いじめてみようかな




「 こうやって焦らすたびにりうらがはやくしてほしいって、俺の事しか考えてないよって顔するの 、めっちゃ好き 。離したくない 」


「 へ ぁ、… っ 」




りうらの顔がみるみる赤くなっていく。




「 ねぇ 、りうら … このままふたりで早退する? 」


「 ね、ぇ … 今 、して」


「 今? 」


「 も 、 はやくっ … くち、さみし、ぃ … から 、 」




たまらなくなって、りうらの唇にそっと触れる。

甘いくちづけ。軽く、でも、確かに 。




「 りうら 、すきだよ 」


「 … しってる 」


「 りうらは? 」


「 っ、… すき。… ねぇ 、 もっと 、っ … ♡」




その先は、言葉じゃなく、肌のぬくもりと、目の奥にある熱で伝わっていった。

カーテンの内側、静かな保健室。

制服の襟がゆるんで、また唇が重なって、ふたりの世界だけがそっと、広がっていった。






fin









ここまで読んでいただきありがとうございました🙏🏻

続きのR-18は欲しい人がいれば書きます。コメントください飛んで喜びます🥹💞


これより甘めの作品が好きなので個人的にはもっといちゃいちゃさせれば良かったなーって思います。

これからも不定期で投稿していきますので是非コメント、いいね等よろしくお願いします‪🫶🏻️︎


桃赤がいちばんすきです。






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