「ねぇ、元貴セックスしよ?」
いきなり若井にそう言われ、僕は飲んでいた物を吹き出しそうになった。付き合っているとはいえ、直球すぎる。
「ゴホッ、ん”っ、は?」
若井は不思議そうな顔で見てくる。何だその顔は。一瞬僕の感覚がおかしいのかと疑ったが、これが正しいだろう。
「なんで?」
僕は若井にそう聞いてみた。
「スローセックスをしてみたいから」
そう返ってきた。真面目な顔をして答えるな。
「まぁ、クリスマスだし」
今度は満面な笑みを浮かべている。忙しいやつだな。僕は手元の携帯で日付けを確認する。画面には12月25日(水)と表示されている。
「ほんとだ」
多忙すぎて日付の感覚がなかった。いやまて、平日だぞ。しかも週のど真ん中水曜日。
「こんな週のど真ん中に?」
「うん、ヤろ」
確かに最近行為を行えていなかったから溜まっている。しかし腰が痛くなるのは仕事に響く。僕は迷っていたが、若井があまりにも可愛い目で見てくるため許可してしまった。
「しょうがない、いいよ」
「じゃあお風呂入ってくる!」
そう言って若井は去っていった。
若井が出てきたため、僕もお風呂に入り準備をする。面倒臭いんだよな、準備と思いつつ若井の為に頑張る。全て終わり寝室に行くと、若井はベッドで寝転がっていた。
「おいでー」
体を起こしベッドをポンポンと叩く。僕は若井の隣に座る。
「で、スローセックスって?」
初めて聞いた単語だったため若井に問う。すると若井は俺に任せてと言いキスをした。最初は唇の感触を確かめるように優しく。そして段々と唇を深く重ね、舌が口内に入ってくる。歯をなぞられるだけでも気持ちが良く、頭がふわふわとしてくる。僕は若井の服を掴み必死に姿勢を保つ。数分キスをし、若井の手が服の中に入ってくる。突起している所を強弱をつけて触られるため、僕は思わず声が出てしまった。 その後も若井は僕の性感帯を触ったり、キスをしたりを繰り返した。僕のモノが限界だったため、ふと若井のアソコを見ると彼のモノも勃っていた。
「ねぇ、若井そろそろ挿入て」
すると若井は微笑み僕をベッドに押し倒した。
コメント
1件
クリスマスに書いて出そうと思い、気づいたら30日でした。そして他のやつもまだ書いてないです、すみません💦 数ヶ月ぶりの作品です。今回も連載となります。2話目は気が向いたら書きます。