やぁやぁ諸君。
ん?なんで最終回で終わってないかって?
ハピエン欲しいってコメントがあったからだよ☆
いっつもハピエンとバトエンで分けちゃってるからね〜…
今回はハピエン回だよ〜!!
それではスタート!
⚠注意⚠
太中 BL
虐待表現
太宰「」
中也『』
お父さん<>
太宰side
「あーあ、つまんない一日だった!」
「中也居ないとつまんな〜い!」
「あ、帰りに中也の家寄ってこ〜っと」
「よし、着いた!」
ピンポン
「中也居ますか〜?」
ガチャ
『よぉ太宰!すまねぇが今立ち話出来なくてよ…』
『中で話そうぜ!』
「? あ、あぁ…いいよ?」
『じゃあ上がってくれ!』
「お邪魔しま〜す」
『俺の部屋案内するぜ!』
「(中也の部屋か〜♪)」
『ここが俺の部屋だ』
「へぇ〜、綺麗だね〜中也のくせに」
『一言余計だ』
「えへへ〜」
『っ…』
何か言いたげにもじもじと体を揺らす君は、今にも泣きそうな顔をしていた。
「…え、中也…?」
君は『ごめん、なんでも…』なんて言いながら笑顔を顔に貼った。
私はその表情を見て、つい言ってしまった。
「嘘だ!!」
『 !』
君は顔を見上げた。
君はとてもびっくりしていて、とても辛くて、悲しそうな…そんな顔をしていた。
でも、私は構わず口を開いた。
「何でもないなんて嘘だ!!何かあったんでしょ!言ってごらんよ!!君のその顔に貼ったような作り笑顔が私は大っ嫌いだ!!そんな顔しないでよ!!」
『だ…ざ…ッ』
「ご、ごめん。言い過ぎた…」
「でも、そんな顔しないで?」
「ちゃんとお話聞かせて?」
『うん…』
『俺…実は…』
中也は全てを打ち明けてくれた。
虐待されている事、お母さんが小さい頃に家を出ていった事、学校しか居場所がない事…
気付けば私は、中也を抱きしめていた。
「気付いてあげられなくてごめん…助けてあげられなくてごめん…」
「辛かったよね、苦しかったよね…」
『ぅッ…うぁぁッ…!』
『ぅぅあッ…うぅッ…!』
そんな出来事から30分。
中也はすっかり泣き止んでいた。
『これからどうしたらいいんだ…?』
『俺もお母さんみたいにここから逃げたい…!!けど…』
「けど…?」
『逃げる場所が無い』
「私の家に来ればいいじゃないか!」
『…え?いいのか?』
「勿論!!」
「だって中也だよ!?」
「私嬉しくて爆発しそうだよ!!」
『ははっ、手前らしい』
「…中也」
『?』
「ごめん!!」
グイッ
私は中也の腕を引っ張った。
『…(危ない…足じゃなくてよかった…)』
だが、カッターの跡は無かった。
「(…じゃあ太もも…?)」
グッ
今度は中也の足を引っ張った。
『あ”ッ…』
「…何…これ…」
『…』
彼はまたもや涙を流していた。
「あ…!ご、ごめん!!」
「もしかしたら…って思って…」
「本当にごめん!!」
『うん…だい…じょうぶ…』
「中也の綺麗な足が台無しだな…ボソッ」
『…ぇ…?』
私が呟いた言葉が聞こえていたらしい。
中也は絶望したような顔をしていた。
「…ごめん」
「無理にとは言わない…けど…」
「自分のこと、大事にして欲しい」
『…!』
「気持ち悪いこと言うけどさ」
「私、中也の体好きだから…」
『…ありがとう』
「…え?」
『ありがとう、太宰!』
「…うん!」
『太宰のおかげで元気出たかも…!』
『てか、俺の体好きって…笑』
「だ、だってそれは…!!」
『ははっ、ありがとう』
「…!」
「うん!」
そんな出来事から一年。
中也のお父さんは酷い虐待で逮捕され、中也はお母さんと再開した。
中也はお母さんと話し合って私と同居してくれることになった。
中也はすっかりアムカをしなくなり、毎日毎日、『幸せだなぁ…』なんて私に言う。
その度に、「嗚呼、救えてよかった」と思う。
ねぇ、中也。
私は今、君に感謝してるんだ。
こんな私と一緒に生きてくれている君に。
本当に…
生きててくれてありがとう!
終わり!!
いやぁ…ハピエンはいいぞぉ…!
やっぱり太中はこうでなくちゃ((バトエンばっかり作るやつが言うな
ちょっと力使い果たしたんで(?)
ばいゆら〜!!
コメント
5件
バトエンもハピエンも美味しい……貴方さては神ですね!?