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なんか予言みたいな感じなのか普通に情報通的な女の子なのか…? すっごいかわいい…() 最後のツンデレでにこにこです(? 投稿ありがとうございます!
僕の親友は時にめんどくさい。
僕は周りと比べたら少し、いやかなり惚れっぽい。
だからいつも誰かしらに惚れている。
それだけ聞けばただの浮気者に見えるかもしれないが、それには少し仕方ない理由がある。
それは親友の莉音がいつも邪魔をしてくるからだ。
どういう事かというと…
1年前。
「本当華先輩って可愛いしかっこいいし最高だよな〜マジ好きだわ…!」
当時僕は3年の華先輩に惚れていた。
その日も変わらず親友の莉音に先輩のいい所を語っていた。
「ふーん、へー?ほー?」
「なんだよ」
「でも莉音先輩って彼氏いるんだってよ?」
正直ショックすぎて砂漠の砂くらい細かく崩れそうだった。
「でも先輩だし…彼氏の1人や2人くらいいるか……」
「2人はだめだろ」
結局僕は先輩の事は諦めた。
でも後日友人にこの事を話すと「先輩に彼氏はいない」と言われてしまった。
4ヶ月前。
「バイトの後輩ちゃんなんだけどさ、すっごい勉強熱心で仕事も頑張ってくれるいい子でさぁ…さらには笑顔がものすごい可愛いんだよ!」
そして4ヶ月前はバイトをしている所の後輩の子を好きになっていた。
「その子と遊びに行ったりするの?」
「し、してないけど」
「それで誘われたこともないんでしょ?その感じだと。なら多分余計に絡んだりすると嫌われるよ」
この時も莉音に散々言われた。
でも諦めないで頑張った。
「あ!そうだあの後輩ちゃんいるじゃん?あの子バイト辞めるんだって。同棲するから」
「え……彼氏いたの…」
「そだね、ドンマイ!」
莉音はしょぼくれている僕に向かって満面の笑みで肩を叩いた。
後日後輩ちゃんは本当にバイトをやめた。
でも辞めた理由を聞くと「母親の介護をしなくちゃいけなくなって引っ越すから」と言っていた。
おかげで今まで好きになった人を色んな理由で冷めさせられなり、離れさせられたりした。
何がしたいんだあいつは……
僕の恋路をずっと邪魔して…そんなに僕の事嫌いになったのか!?
僕も何か反撃をしたいが何をすればいいか…あ、好きな人を聞いてそれを弱味として…ふっふっふ…
「莉音!」
「ん?なんだ?」
早速隣にいた莉音に聞いてみることにした。
「好きな人いる?」
「へ!?…る」
「ん?なんて?」
「…いる」
顔と耳を真っ赤にしながら莉音は返事をした。
「え!?誰!?」
すると莉音は指を指しだした。
「僕の後ろには誰もいないけど…?」
「あーもう!この鈍感ナス!バカ!アホ!」
突然莉音にこれといってないほど罵られて驚いた。
「なんだよ失礼だな!?」
「…お前だって…事だろうがよ…」
「何が僕なのさ?」
「はあ?これで分かんないの!?もー!だから!りくの事が好きだって事でしょうが…!」