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⚠️注意⚠️この作品は、ペルソナ5という作品のオマージュ作品となっております。苦手な方は、そのままカムバックでお願いします。それでもかまへんよ!って方はお進み下さい。
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「…ペル…ソナ?」
「そうだ、ペルソナを使う事が出来る人間は数少ないが、お前がパレスに入る事が出来たということは、お前も使えるようになるって事だ!」
“ペルソナ”という特別な力が自分にはある?そんなアニメにありそうな事が本当にある事に葵は驚いた。
「それで…だ、お前に吾輩から1つ提案がある」
「提案?なんだよ」
「吾輩達は今日の放課後、もう一度昨日のパレスに行くつもりだ。お前も来ないか?無理強いはしないが」
「まっマジか?!何しに行くんだよあんな場所に…」
「もちろん、あのパレスの持ち主を改心させるんだよ」
「改心…まあそうだろうけど、あの〜パレス?の持ち主なんかがいるのか?」
「パレスは人間の歪んだ欲望から生まれた世界だからな、もちろんそれに伴って、パレスにも主がいるんだ。卵が無いとオムレツが出来ないのと一緒だ!」
葵は、そうなのか?という顔をした。
「まあ、そのパレスの主はお前も知ってる奴だろうからな、この学校の人間だし」
「はぁっ?そうなのか?!」
「まあ誰かはすぐに分かるさ、とりあえず今日の放課後の4時半に昨日の路地裏に来いよ?」
すると、少女は食べていたパンの袋をパーカーのポケットに突っ込み、フェンスに足を掛け、軽々と猫と一緒にフェンスを飛び越えた。
「うおっ?!」
葵は急にフェンスを飛び越えた少女に驚き、後ろに仰け反っていると少女が葵の方を見て口を開いた。
「………ねぇ」
「なっなんだよ?!」
「……私達が来るまで、パレスには入るな」
「おっ…おう?」
葵が動揺しつつ答えると、少女は猫を肩に乗せ、屋上を出ていった。
「…まさかこんな事になるとはなぁ〜」
葵は、雲1つ無い青空を見上げ呟いた。
「とりあえず放課後、昨日の路地裏に行ってみるかぁ!!なんかワクワクするな!」
その日の放課後。時刻は午後4時15分。
「あ〜、まだ時間的にはちょっと早いな〜」
少女達と交わした約束の時間は4時半。まだ15分も余裕があると言うのに、集合場所の路地裏に来てしまった。
「アイツら早く来ねぇかな〜、こういう時の暇潰しって苦手なんだよ俺〜」
壁にもたれながら、そんな事を呟いていると、葵の中にある好奇心がある発想を思いつかせた。
「アイツらが来る前にパレスに入って、城の周りちょっと探検してもいいかな?」
そんな好奇心が生み出した発想を留めることが出来ず、葵は携帯を取り出した。
「確か…このボタンを押したら……あ?」
昨日と同じように、異世界ナビを起動させようと、画面をタップすると…
「3つのキーワードの入力…?昨日こんなの出て来なかっただろ?」
画面には3つのキーワードを入力と表示され、葵は一瞬頭を悩ませたが…
「あの猫、確かうちの学校の人間って言ってたよな…うちの学校でなんかやらかしてる奴いたか〜?」
頭を掻きながら葵は記憶巡らした。すると、1つの噂に辿り着いた。
「確か…最近うちの教頭が、いじめを揉み消して、自殺した奴が出たって噂話が出回ってたよな」
その半信半疑な情報を頼りに、葵はもう一度、画面を直視して、キーワードを入力しだした。
「えぇっと、あの教頭の名前は…”伊三野真央(いさのまお)“だったよな」
葵は、自分の学校の教頭の名前を入力した。
「後はあの世界に関連してる言葉でいいのか?…えぇっと…”城”…”路地裏”っと」
入力し終わると、急に周りの景色が歪み出した。
「目的地がヒットしました。ナビゲーションを開始します。」
to be continued