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長いし読みにくいかな?でも内容はしっかり考えて工夫もしてるので楽しんでいただけてたら嬉しいです!自分バトエンが好きだからある意味バトエンにはできたと思います!ごく稀なノベルですが、ノベルでも読んで‼️ノベルもいいのよ‼️という気持ちをここぞとばかりにぶち込みながらネスの不幸をムフムフしながら書きました。不幸ネタやバトエンみんなも量産しよ?🥺ご愛読ありがとうございました!
※カイネス 原作ガン無視
ハピエンではない
カイザー: その程度か?世一ぃw
潔: は?黙ってろクソ薔薇
カイザー: つれない事言うなよなぁー
潔: 近寄んな”!!
ネス: カイザーへの忠誠心違反です🟨
潔: ワンワンうるせぇよクソ忠犬
ネス: なんですって?!
inネスの部屋
ネス: あーあ、こっちの薔薇だんだんと
色褪せてきてる
色によって手入れが異なるとか??
今度から丁寧にしないとなぁ
カイザーが世一に執着する理由…
そんなの分かってるんです
サッカーをする上で潰し合う
ノアを超えるための…
世界一になる為の
エゴを進化させていくための道具
そんな事理解してる
カイザーが強くなる為に必要なモノ
でも…カイザーはエゴを出すたびに
世一とサッカーをするたびに
あの頃とは変わっていく
僕から遠ざかっていくような
それでも僕はカイザーのそばに居続けたい
ネス: 前までは隣で対等でいたのに…
はぁ…
少し色褪せた赤い薔薇と
色鮮やかな青い薔薇
二輪の薔薇を買った時の事を思い出す
あれはまだ僕がドイツにいた時
路地の奥から声が聞こえたから気になって
見に行ったら机を構えて黒いフードを深く被った女性がいました
???: 君、説明の出来ない摩訶不思議な力がほんとにあると思う?
そう言って僕の顔を覗くように尋ねる女性に
僕は戸惑いを隠せずにいた
ネス: 摩訶不思議な力って魔法ですか?
???: 魔法…そうとも言えるね
ネス: 魔法はありますよ!サッカーです!
カイザーも僕に魔法をかけてくれた!
???: !!!!!…もっとこっちへ寄りなさい
僕の発言を聞いた後女性の声色が変わった
どこか嬉しそうな感情を混ぜながら…
僕は路地の奥に進む
奥に行くにつれどことなく感じことのない空気が漂っているのを肌で感じた
???: 君にピッタリのモノがある
ネス: ピッタリのモノ?
???: そうよ、コレは貴方を選んだの!!
こんな事初めてだわ!!
貴方の手に渡るべきモノだったのね…!!
女性は興奮気味に淡々と喋る
そうして彼女の元から出てきたのが
二輪の薔薇だった
ネス: 薔薇?
???: ただの薔薇じゃないのよ
ネス: どんな薔薇なんですか?
???: それを自分で当てるのが楽しいんじゃないの?魔法っていうものは…笑
楽しそうでありながら気味悪い笑顔を浮かべた女性は薔薇を僕の手元へ持ってきた
不思議に思いながらも2輪の薔薇に惹き付けられてしまい僕は薔薇を買った
???: まいどあり
ネス: それでは失礼します
???: これからどうなるんだろうね(ボソッ
ネス: ??
僕があの場を去ろうとした時女性は何か言っていたようだけど僕は気にせず路地を出た
ネス: わわっ!💦
もうこんな時間!!
急がないと遅れちゃう!!💦
黒名: 遅かったな
ネス: 薔薇を買った時のこと思い出してたら遅れちゃいました!💦
僕と蘭世は仲がいい
蘭世もあの薔薇のことを知っていて
よく世話もしてくれる
黒名: 遅れなかったしセーフセーフ
ネス: ですね!
カイザー: ネス
ネス: どうしました?カイザー
カイザー: 今日からは蘭世と練習してくれ
ネス: え?どうして…
カイザー: 世一と利害が一致した
黒名: 潔がお前となんてするハズない
カイザー: アイツとやればお互いのレベルが上がると判断した世一もそれに納得した
ネス: 僕じゃダメって事ですね、
黒名: ネス…
カイザー: そういう事ではない
お前も分かっているだろう
お互いのレベルが上がったら
また一緒に練習するぞ
ネス: でもカイザーっ!
カイザー: ネス
彼の少し威圧的な言葉に僕は怖くなった
ネス: (ビクッ
カイザー: 今の俺に着いてくるな
この意味が分かるか?
ネス: ………ない
カイザー: なんだ
ネス: わかんないよ!!
ちゃんと言ってくれないとわかんないよ!!
カイザー: このままだと世一に負ける
そのために別々になる必要がある
今の俺に最も必要なのはネスではない
そしてお前に必要なのも俺じゃない
ネス: 分かりました…
お互い頑張りましょう..ニコッ
カイザー: …..嗚呼
ネス: 僕に必要なのはカイザーなのに
なんで勝手に決めつけるの…..ポロッ
黒名: ぁゎゎ💦
一旦部屋に戻って落ち着く??
ネス: うん…
黒名: これからは俺と練習しよう
俺も潔と出来なくなったんだし..!
ネス: ありがとうございます蘭世..
僕はカイザーの力にはなれない
カイザーはどんどん先に進んでいって
僕から遠ざかる
僕はただ彼の傍にいたいだけなのに
きっと僕の気持ちは邪魔なものなんだ
こんな気持ちなんて..もう
捨ててしまおう
黒名: ネスネス!!💦
ネス: どうしましたか?
黒名: 赤い方しぼんでる!
ネス: え?!嘘っ?!
黒名: ほんとほんと!!
ネス: えっ?!ほんとだ…!
練習行く前はしぼんでなかったのに
どうしてでしょう
黒名: 赤い方は見るたびに弱ってたけど
青の方は変わらないな
ネス: やっぱりそうですよね?
青は珍しいから特殊なんでしょうかね?
黒名: にしても違いすぎる気がする
ネス: せっかくだしそのままにしておこうかな
黒名: 捨てないのか?
ネス: うん、
買ったとこもなんだかあれでしたし
捨てたらあれかなって
黒名: あればっかり笑
ネス: それしか出てこなくって笑
蘭世がいてくれてほんとに良かった
黒名: 今日はネスの部屋で寝る!!
ネス: またですか?笑
枕持ってきてくださいね~?笑
黒名: 任せろ任せろ!!
ネス: いっつも忘れるくせに~笑
黒名: それは言わないお約束!!
ネス: 笑笑
カイザーside
今のままの俺ではこれ以上成長できない
ネスと上を目指すためはまず俺が進化しなくてはならない
だから少しだけネスと遠くなる
待ってろよネス
俺がまたお前に魔法をかけてやる
潔: おいクソカイザー
カイザー: クソは余計だクソ世一
潔: お前もな
それよりノアが呼んでたぞ
カイザー: は?クソだるい
潔: さっさと行けよ、じゃあな
仕方ない、行ってやるか
カイザー: 何の用だクソ指導者
ノア: とうとうネスを離したらしいな
カイザー: 別に離したつもりはないが
ノア: やっと分かったか
お前にアイツは邪魔だって事を
カイザー: いーや何一つ分からないね
クソ指導者がクソしつこいからだろ
ノア: でも自分でも分かってるだろ
アイツは強くなるには邪魔だ
カイザー: 強くなるには世一が必要だと俺が判断しただけだ
決してネスは邪魔なんかではない
むしろ必要だ
ノア: いい加減無駄な感情は捨てろ
ましてはチームメイトに”恋心”なんて
カイザー: それの何が悪い
お前はネスのことをなにも分かっていない
お前は何か企んでるみたいだが
ネスに手出ししたらタダじゃおかないからな
ノア: 別になんともしない
カイザー: フンッ用はそれだけか
ノア: 嗚呼それが話したかっただけだ
カイザー: クソ無駄な時間を過ごしたな
あのクソ指導者め
ネスのことをなんだと思ってやがる
俺の大事なネスに変な言いがかりつけやがって
誰がなんと言おうと俺はネスを
一生離してやらないぞ
ネスside
ネス: うぅ…..
黒名: おはようネス~!!
ネス: 蘭世..何してるんですか~?
黒名: モーニングコール✨
素晴らしい目覚めだったでしょ??
ネス: 重量感のある目覚めです(笑
黒名: なっ!!重くないもん!!
デリカシー無さすぎ!!
ネス: 乙女蘭世ですか(笑
黒名:きゅるんきゅるん︎💕
ネス: ぷはっ..笑
2人: 笑笑笑笑
ネス: ほら支度しますよ~!(笑
ネス: 水やりしなきゃ
あ…
しぼんでしまった赤い薔薇が目に入る
大事に育ててきたからやっぱり悲しい
ネス: …あれ?
ねぇ、蘭世ちょっと見てください
黒名: どしたどした
ネス:青い方ちょっと暗くなってません?
黒名: そう言われると確かに
ネス: こっちもしぼんじゃうのかなぁ、
黒名: 頑張ってお世話しよ!!
ネス: そうですね、!
練習いきましょうか!!
黒名:うん!
ネス: 何練習する??
黒名: 2人でチョー高速パスとかしちゃう?
ネス: 高速コンビとか言われちゃったり!!
黒名: 早速練習練習!
…練習中…
ネス: (チラッ
カイザー何してるんでしょう、
ってダメダメ!!
もう無駄な気持ちは捨てたんだから!
自分のことに集中しないと!
ネス: 蘭世~!
黒名: なになにー?
ネス: 僕たちもシュート撃ちたくないですか?
黒名: 撃ちたい撃ちたい!!
ネス: ですよねですよね!!
黒名:しよしよ!!
ネス:まずは休憩ですね!!
はい!タオルと、スポドリです!
黒名: さんきゅさんきゅ
…休憩中…
ネス: ~~~~~笑
黒名: ~~~~~~~~✨
???: 危ない!!!!
黒名: ???
ネス: !!!
蘭世危ない!!
黒名: え、?ネス….??
なんだか視界が悪くなってきた
眠たい、
このまま寝てしまったら
またカイザーから遠ざかっちゃうのかな
僕はただ”もう一度”
カイザーの隣に立ちたいだけ
それだけなのに
そんな小さい願いも叶えられないのかな..
黒名: ネスッッッ?!?!? 起きて!!!!
カイザー: なんだ向こうが騒がしいな
潔: ほんとだな何か起きたのか?
黒名: ネスッッッ!!起きて!!泣
潔: え?ネス?
カイザー: !?(ダッッ(走り出す
潔: おい待てっ!(追いかける
カイザー: お前ら退け!!
黒名: ネスッッッ、ネスッ!!泣
カイザー: …..は?
おい…どうなってんだこれ
なんでネスが倒れてるんだ…
潔: とりあえず絵心さんに報告して救急車!!
氷織: 僕言ってくるわ!!
潔: 頼んだ!
カイザー: 誰がネスにこんな事したんだ..
……………
カイザー: 聞こえなかったのか?
ネスにこんな事したのは誰だって聞いている
……………
カイザー: なるほどそうか、チッ
ダッッ(走り出す
おい!クソ指導者!!(ガッ(胸ぐらを掴む
お前だろ!ネスに何した!!
ノア: 何故俺を疑う
カイザー: お前しかいないだろうが!
昨日あれだけ言ったのに..
分かってなかったようだな
ノア: 個人の判断で物事を決めつけるな
俺がした証拠はない
カイザー: ネスにあんなことするのはお前しかいないって言ってるんだ!
よくも….よくも俺のネスをッ!!
アンリ: すみませんお待たせしました!
何人か担架にネスさんを!!
それと同行者もお願いします!!
カイザー:チッ、覚えておけよ
(ネスの方に走る
カイザー: ネスに触るな
担架には俺が乗せるし同行も俺が行く
黒名:俺も同行するッ!!泣
潔: (アイツらだけだとダメだろ)
俺も行かせてください!
黒名: 潔..?泣
潔: 深呼吸しろよ黒名(背中を撫でる
黒名:グスッ…泣
アンリ: カイザーさんお願いします!
カイザー:嗚呼
ネス…お願いだから無事でいてくれ
アンリ:それでは同行願いします!!
カイザー: 何があったか教えてくれ蘭世
黒名: ごめん.カイザー..グスッ
カイザー: 安心ししろ
別にお前を怒ったりなんかしない
黒名: 休憩してたら..ズビッ
危ないって声が聞こえてからっ、それでッ
潔: ゆっくりでいいぞ、
黒名: そしたらこっちにボールがきてて..グスッ
ネスが俺を庇ってボールにぶつかって..泣
俺の不注意でっ、ネスがッッ泣
カイザー: お前のせいじゃない
だから気に病むな..
全部、全部アイツがッ!!
潔: まだノアだって決まったわけじゃないだろ
絵心: あーちょっといい?
カイザー: 何の用だ.
絵心: ボールを誰が蹴ったのか聞いても
誰も見てないって言うからさー
カメラを見たんだけど
よく分からない方向からボールが飛んでいってたんだよね
もしかしたら機械の誤作動だったかもって
カイザー: じゃあお前がッ!!!!
潔: 最後まで話聞けよバカ
絵心:あーそれで
作動履歴がなかったにも関わらず
動いてたっぽいんだよね
黒名: それって結局誤作動じゃ、、
絵心:普通作動履歴は残るもんなの
お前らのデータとか必要だし
でもそれが残ってなかった
だから誤作動だとしてもおかしいってこと
方向的に人もいなかったし
何かが動いたって事なんだよね
その何かが分からないけど
潔: 結局分からないってことか、
絵心: またちゃんと調べとくから
カイザー: ……
その何かが分からないと意味が無い、
絵心:じゃあ行くから
潔: お願いしますよ、、
絵心: ..分かってるよ
黒名: ちょっと抜ける…
潔: 嗚呼
カイザー: ….なんでネスがあんな目に、
潔: しょうがないだろ
事故なんだから
カイザー: 事故ですませるなよ..ッ
それならなんでネスがッッ!!
潔: お前の気持ちもわかるけど!!
一旦落ち着けよ….
黒名side
朝はあんなに元気だったのに、
さっきまで笑ってたのにッ….
なんでネスなんだ..
黒名: 俺の友達返してよッ…泣
朝の様子を思い出しては涙が込み上げる
あんなに優しくて、それでも繊細で
笑顔が明るい素敵な素敵な俺の友達
そんな存在が今おかれている状況に
俺は冷静ではいられない
友人が大事に育てていた薔薇が目に入る
黒名: あ…..落ちてる、
しぼんでいた赤だった薔薇が
枯れおちていた
枯れおちた薔薇に友人を重ねた
黒名: ネスみたい…
縁起の悪いことを言ってしまった
もし友人がこの薔薇の様に絶えてしまったら
俺もアイツもどうにかなってしまうだろう
朝よりも黒ずんだ青い薔薇が横目に映る
この薔薇まで枯れてしまえば
きっとネスは悲しむ
俺が何とか世話してやる..と
意気込んだ
黒名: ネス..
友人の無事を祈りながら
ただただ部屋を眺めているだけだった
カイザーside
アンリ: やっと入室許可おりました!!
カイザー: !!
潔: おれ黒名呼んでくる!(タッタッタッ
カイザー: ネスは、大丈夫なのか?
アンリ: えぇ、命に別状はないようです
しかし…
カイザー: ??
アンリ: 当たりどこがわるかったようで、
もしかしたら何か後遺症などがあるかも
と先生はおっしゃっていました
カイザー: そうか….案内してくれ
アンリ: わかりました
ネスなら大丈夫だ、
ネスに限ってそんなことあるはずない
カイザー: ネス..寝てるのか
医師: 先程診察が終わったばかりですが
目を覚ますのは恐らく2日後かと
カイザー: 2日..そうか長いな
少し席を外せるか?
医師: ですが、
カイザー: 何かあれば呼ぶ、だから頼む
医師: わかりました
カイザー: ネスッ、、
守ってやれなくてすまなかった..(ギュッ(手
俺が不甲斐ないばっかりに..
お願いだから何事もなく戻ってきてくれ..
お前に伝える事.お前としたいこと.
沢山あるんだ
少し前みたいに
“もう一度”2人で平穏な日常を過ごしたい
ただ2人で同じ時を過ごしたいんだ..
だからもう
ずっと、傍において
離してやらないからな…
黒名: ネスっ!!、
カイザー: ネスは寝てる
起きるのはだいたい2日後らしい
黒名: ネスは大丈夫ってことだな?
カイザー: … 嗚呼
黒名: そっか、!
潔: よかった..
そこから2日間俺含め数人
まともな練習をせずにいた
ボールの原因を調べ尽くしたからだ
しかしあのボールの明確な原因は
明かす事が出来なかった
カイザー: なぁネスあれから2日経ったぞ
そろそろ起きてもよくないか?
ネス: …ん、
カイザー: !! ネス!!
ネス: ここは…
カイザー: ここは病室だ、倒れてから2日も寝たきりでみんな心配して..!
ネス: あの。。
カイザー: どうした?
ネス: 貴方はどなたですか?
カイザー: はっ…?
何を言ってるんだネス.??
俺はお前のっ!
ネス: あの.ネスっていうのもわからないです
すみませんなんだか思い出せなくて..
カイザー: ッッ、医者!、
アイツらも呼ばないとッ..!!
ネス: ??
医師: 重度の記憶喪失ですね
カイザー: 記憶喪失..何なら覚えてるんだ
医師: それは質問しないと分からないです
黒名: ネス!!起きたのか!よかった!!
ネス: えっと…
潔: なんか様子おかしくないか?
ネス: すいません、覚えてなくて.
黒名: え、?
カイザー: 重度の記憶喪失だ、
黒名: え..?嘘だ..
ネス..!俺の事分かるよな?!
ネス: ..ごめんなさい
カイザー: いいんだ
お前はアレクシス・ネス、ドイツ出身
俺たちのチームメイトだ
黒名: そこから..
潔: これからどうすんだよ..
ネス: 迷惑かけてすいません
黒名: 全然いいんだ!!
俺は黒名蘭世!友達!!
ネス: 黒名さん.!よろしくお願いします
黒名さん..蘭世って呼ばないんだな
黒名: よろしくよろしく!
黒名: あっ!そうだ!ネスの部屋いこ!
そしたらなんか思い出せるかも!!
潔: 動き回って大丈夫なのか?
医師: 日常生活は安心して過ごせますよ
黒名: いこ!(手を引く
ネス: あっはい!!
潔: お前これからどうすんの
カイザー: そんなの決まってる
記憶を上書きする
潔: は?
カイザー: 今のままならまたずっとアイツと..
ネスと一緒に過ごしていられる
こんな絶好のチャンスないそ
潔: そんなこと言ったってアイツはもう前のアイツじゃないんだぞ?!
カイザー: 俺はネスがどんな風になろうと愛してるし離れるつもりは無い
潔: え?お前そうゆう意味で好きだったの?
カイザー: この際だから言ってやる
俺はネスの事がたまらなく愛しい
ネスの事をどんな時でも1番に考えてる
俺にはアイツが必要でそれはネスも同じ
記憶を戻そうとしなくても
上書きすれば..これで俺たちはずっと..
ずっと一緒にいられるってことだ
潔: なんとなくわかったけどやり過ぎんなよ
カイザー: さぁ、どうだろうな
黒名side
ネス: ここが僕の部屋ですか
黒名: そう!!3日前も一緒に寝た!
ネス: 仲良しだったんですね..
黒名: だったじゃない!今も仲良し!!
ネス: 黒名さんってば…笑
黒名: !!
俺の友人は何も変わってない
あの明るい笑顔も性格も声も
ただ忘れてしまっただけ
だから”もう一度”最初に戻るだけ
きっとすぐまた数日前みたいになるんだ
ネス: わぁ!✨
この白と黒の薔薇すごく綺麗ですね✨
俺は耳を疑った
この部屋にあるはずの薔薇は
枯れ落ちた色の分からない薔薇と
黒ずんだ青色の薔薇のはずだからだ
黒名: …え
友人の言葉は本当だった
友人が大事の育てた薔薇の痕跡はなく
真っ白な薔薇と真っ黒な薔薇が咲いてあった
何故友人の薔薇が消えたのか
そして新しい薔薇が現れたのか
俺の頭は疑問でいっぱいだった
でも俺はなぜかこう発した
黒名: この薔薇は…
ネスが大事に育ててた薔薇なんだぞ
ネス: そうなんですね!
じゃあこれから頑張らないと!!!
黒名: 俺も手伝ってた!一緒に頑張ろう!
ネス: そうなんですか?!頑張りましょう!
俺って、無責任かな..
ネス: ….はぁ、早く記憶が戻れば皆さんが気を使う事はなくなるのかな、
コンコンッ
カイザー: 入るぞ
ネス: あっ、はい!
カイザー: 調子はどうだ
ネス: 大丈夫です
カイザー: そうか、よかった
ネス: 何か用事でも..?
カイザー: 嗚呼、話しておこうと思ってな
ネス: ほぉ、?
カイザー: 俺とお前の関係を
単刀直入に言うと俺たちは
恋人だ
ネス: こっ、恋人ですか?!
カイザー: そうだ、俺たちは愛し合ってた
ネス: そうなんですね..
カイザー: ネスが忘れてしまったとしても
俺はお前のことを愛してる
それに今回のこともあってお前がそばにいないと心配で不安になる
だからこれからはずっと傍でお前のことを守らせてほしい
ネス: そうは言っても僕は..
カイザー: 大丈夫だ
俺が愛せばきっとお前も俺の事を好きになる
今はネスが俺の事を愛していなくても
ただ傍に居させてほしい
いつでもどこでもずっと..
ネス: う、うん..
だからネス.お前も俺から離れるな
どこに行ったって
逃がさないからな..?
???: やはり力には代償は付き物なのか
だが、面白い結果になったみたいだね.(笑
ただもう一度 … end…
解説
あの薔薇は心境をや様子などを表していました
赤い薔薇▶ネス 純粋な愛
青い薔薇▶カイザー 秘められた愛
それぞれの変化として
赤→色褪せ→しぼむ→枯れ落ちる→白
ブルーロックに来てからカイザーの事を遠く感じはじめてカイザーへの純粋な気持ちが消え始めていく段階が「色褪せ」
そしてその気持ちを捨てようとネスが判断したことで「しぼむ」
事故でボールが当たり気を失い気持ちが途絶えた事で「枯れ落ちる」
記憶喪失になった事でカイザーへの気持ちは何も無い事から「白い薔薇」になった
次に
青→→→だんだん黒く→→→黒
元々カイザーはネスの事が好きだったけど公にはしていなかったことからノアにネスへの気持ちを指摘されネスを離したくない思いが強まり
「だんだん黒く」なっていった
それはネスが目を覚ますまで続いたもの
ネスが記憶喪失だと知りカイザーはネスを完全に自分の物にしようとする様子や、ネスへの執着が公になったことから「黒」になった
最終的に
白い薔薇▶ネス 何も無い、真っさら
クソい薔薇▶ 深い愛、重い感情、執着
と、なった
薔薇が変化するキーワードや大事なとこは
○○としているつもりなので
見返してみてください
他にも題名に沿った”もう一度”は
それぞれがもう一度を願っていること
“もう一度”と表記していて、その近くに
「ただ」という語句も表記しているので
それぞれのキャラが何を願っているのか
そこも見直してみてください
ご愛読ありがとうございました