この作品はいかがでしたか?
160
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ども、主です
今回は特級呪物を作りました
いや、書いた、と言った方が正しいんですかね
まぁいいや、とりあえず注意事項
⚠注意⚠
・グロあり(?)
・日帝がかわいそう(愛され要素もあります。一応)
・ナチイタ王
・イタ王は「」以外んねつけない(語彙力消滅)
それでも良い方はどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓
ioには好きな国がいる。
名はナチス。ioはナチって呼んでる。
ナチはね、いっつも可愛くて、いっつもすごくて…でもたまにおっちょこちょいで…
まるで天使みたいな存在なの。
二人きりで色んな場所に行ったし、毎日ながいなが〜いおしゃべりもした。
毎日が最高に感じた。
今日はとある国が枢軸組にやって来る日。
確か名前は…あ、あった。日帝、か…
写真に写るその姿は、誰でも一瞬で惚れしまう様な美しさだった。
もちろんioはナチにしか発情しないけどね。
あ、時計が丁度11時を指した。
ナチを呼びに行かなきゃ
イタ王「ナチ〜!そろそろ日帝に会いに行く時間なんね!」
ナチス「もうそんな時間か…早いな。」
…ん?何か読んでる?
何読んでるんだろう…しかも少し顔が赤い…?
イタ王「…ねぇナチ、何読んでるの?」
ナチス「……亅
イタ王「ナチ〜!?お〜い!?」
ナチス「…はっ!?あ、ああ、日帝の情報を読んでいた所だ。そ、それがどうかしたのか?亅
なんでそんなに動揺するの?もしかして…
イタ王「なんだか顔があk…いや、なんでもないんね…」
ナチス「そ、そうか。それじゃあもう行こう」
嫌な予感が頭をよぎる
顔が赤くなっていた事については聞かなかった。
いや、聞きたくなかった。
きっとさっきの予感は気のせいだ…うん、そう思った方が身のためだよね。
静かな廊下に足音が響き渡る。
さっきの嫌な予感がずっと頭の傍らに残る。
いつもならいつの間にか通り過ぎている廊下も、今回はすごく遠く感じるのはなぜだろう。
ナチス「イタ王、なんだか絶望のどん底にいるかの様な顔だがどうかしたのか?亅
イタ王「そ、そんな顔してたんね!?ごめんなんね…」
ナチス「謝ることじゃない。久しぶりにこちら側についてくれる国が見つかったから、緊張してるだけなんだろ?」
絶対にそんな事はない。
むしろ許せない。今すぐにでも凸って追い返したい
枢軸組ははナチとiの二人きりでいいのに。
でも、そんな事したらナチに嫌われる。だから…
イタ王「…そうなんね!緊張してただけなんね!」
無理矢理作り笑いをして、元気そうに答える。
こうせざるを得なかった。
ナチス「やはりそうだったか。なら良かったニコ」
ioは昔から作り笑いが得意だった。
こんな無駄な才能が今ここで役に立つなんて思ってもみなかったよ。
とても長く感じた廊下も、ついに終わりに差し掛かる。それと同時に、なぜか寂しさも増していた。
ナチス「…ついにご対面か。イタ王、あまり日帝の気を悪くするようなことはするなよ?」
イタ王「…わかってるんね…」
この時のナチの表情は、希望に満ちた表情だった。まるで大舞台に立つかのような。
ナチス「失礼する。初めまして、日帝さん亅
日帝「!は、初めてまして!ナチスさんとイタ王さん!亅
ナチス「枢軸組についてくれて心から感謝する。これからよろしく頼む」
イタ王「よろしくなんね…」
日帝「はい!こちらこそよろしくお願いしますニコ」
ナチと日帝はギュッと固い握手をした。
この時点でもう日帝のことは嫌いになった。
新人のくせに調子に乗りやがって。
ナチに故意で触れていいのはioだけなのに。
日帝「そうだ。ナチスさん、あなたのことを”先輩”とお呼びしてもよろしいでしょうか?」
ナチス「ああ、もちろんいいぞ。そうだ、あとで一緒にディナーでもどうだ?馴れ合いは大事だからな」
日帝「はい、喜んで!」
二人はとても和やかなムードに包まれていた。
〜2ヶ月後〜
あの日を機に、必ずナチは日帝のそばにいるようになった。まるでボディーガードのように。
そのお陰で、ioとナチ二人きりの時間はぐっと減った
もう無いも同然かもしれない。
気づけばナチはどんどんioから離れていった。
ナチはioといるよりも、日帝といた方が幸せなんだ。
なぜそんなことが分かるかって?
それは、永遠に忘れられない…とある現場を目の当たりにしてしまったからなんだ。
それは任務帰りのこと…
もう一緒に帰ってくれるあの頃のナチはいない、そんな寂しさをひしひしと感じながら道を歩いていたら…
偶然発見しちゃったんだよね。
ナチス「日帝、好きだ。付き合ってくれないか…?」
見ての通り、ナチが日帝に告白してたんだ。
しかも1輪の赤いアネモネを持って。
相手はもちろん…
日帝「実は私も…先輩のことが好きでした。恋人として、これからよろしくお願いします…///」
あの憎たらしい小娘、日帝だった。
ioはその時後悔したんだ、あの時にナチの顔が赤くなってた理由を聞けばよかったって。
そうすれば…少しでも関係を悪くすることはできたかもしれない、時間を稼げたかもしれない。
あの時に現実逃避した自分が馬鹿だった。
その日の夜は不安と恐怖で一睡も眠れなかった。
ナチがioから離れたらどうなるの?ずっとナチに依存してたioはどうすればいいの?
日帝とナチが付き合う?
そんなことioは絶対に許さない。
ナチと日帝がイチャイチャしてる所は見たくないんだ。だからioはとある作戦を実行することにした。
ioでも、そんなアイデアが浮かぶとは思わなかった。
でもね、もう堪忍袋の緒が切れたんだ。
仕方ないよ、日帝が調子に乗りすぎたのが悪い。
さっき言ったでしょ?ナチの将来のお婿さんはioだもんって。
お、丁度いい所に日帝いるじゃん。しかも今はナチがいない。もし作戦を実行するなら今が絶好のチャンス。
よし、決めた。一か八かでもう決めちゃおう。殺る気がある内に殺っとかなきゃ。
イタ王「ねぇ日帝〜、今空いてる〜?」
殺意を収めながら、いつもの元気な役を演じる。
正直、彼女の近くにいるといつも虫唾が走るんだよね。え、当たり前でしょ?それぐらい嫌いなんだから。
日帝「イタ王さんでしたか!空いてますよ、どうかしましたか?」
イタ王「ちょっと分からない資料があって…一人だと心細いから日帝も一緒に来てほしいんね」
日帝「なるほど、そういうことでしたか、分かりました。早速行きましょう」
イタ王「ありがとなんね〜」
意外とさらっといけた…?
警戒心とかそういうのはないのか?よくこれで枢軸組に入ろうと思ったなぁ…
まぁいいや、善は急げって言うしね。彼女は早く殺されたいみたいだから、さっさと行こう
日帝「…ずいぶん暗いところまで来ましたね…埃を被っている物もちらほらありますが…」
確かに、結構遠いところまで来ただろう。もうネタバラシする頃かな
イタ王「…どこかおかしいと思わない?」
不意をついて日帝に静かに問いかけた。
その言葉が放たれると同時に、部屋の空気がふいに冷たくなった。なぜだろう、ioはそれについては何もわからなかった。
日帝は動きを止め、ioをじっと見つめる。
日帝「…ん…?それはどういうことですか…?」
その声は、少しだけ震えていた。
ioも彼女のその紅い瞳を覗き込んだけど、そこにいつもの柔らかさはなかった。
代わりに、深い影が漂っていた。
それでもioは何も言わず、ただ日帝を見つめ続けた。
数秒間の沈黙が続いた後、日帝は何か悟ったように口を開く
日帝「…イタ王さん…?も、もしかして…」
あ〜あ、軽く笑い飛ばすべきなのに。喉に詰まったように言葉が出てこないなんて、日帝も劣ったなぁ
イタ王「ああ、そのもしかしてさ」
予想通りの回答だったのか、彼女はぎこちない笑みを見せた。まぁそんな笑みはすぐに消えたけど。
部屋の隅に潜む影が、異様に濃く見えるのは気のせいだろうか?古い時計の針が刻むチクタク音が、いつもより大きく聞こえる。
彼女は何かを察したかのように、後ろに後退していく。尻尾は完全に体に巻きついており、すごく怯えている。
ioはその隙を一瞬も見逃さなかった。
常備していたナイフを取り出し、日帝のみぞおち部分をグサッと深く刺した。
彼女の大量の血しぶきが舞う。
日帝「ガハッゴホッ…イタ王さ”んッ…どッ、どうしてッ」
日帝が地面に崩れ落ちる音が、夜の静寂を破った。ioはその姿を見下ろしながら、ゆっくりと唇を歪めた。
狂気に満ちたその笑みは、長い間積み重ねられてきた執念と歪んだ愛情の果てに生まれたものだった。力尽きて倒れた彼女の息はすでに浅く、冷たい床の上に広がる血がゆっくりと彼女の最後を迎えようとしている。
イタ王「ねぇ日帝、ioはね、最初に会った時のから君が憎かったんだ。ナチを奪ってはioを独りにする。ioは日帝が敵にしか思えなかったんだ。」
日帝「そんなつもりはッ…一切ないッでゴホッ」
イタ王「日帝…君がどう思っていたかじゃない。ioがどんなふうに日帝を思っていたかなんね。」
日帝「だからッて…こんなことッ…する必要ッはないでしょうッ…!」
彼女の視線がioに向かい、苦痛と後悔が入り混じる中、言葉の裏にはかすれた声で自分を探しているようだった。
ioは一瞬、答えを探すように目を細めたが、やがて静かに首を振った。
イタ王「日帝の選んだ道なんね。ioはただ、それを終わらせただけ。」
日帝「そんなッ…ゴホッ」
イタ王「もう日帝と話すことはない。残念だけど、ここでお別れなんね。」
日帝「おいッちょっとまt___亅
鈍い音と共に最後のトドメを刺す。彼女の「生きたい」という願いは暗闇に消えていった。
イタ王「これで…誰も邪魔できない…」
口元がかすかに歪んだ。復讐を果たす瞬間を何度夢に描いただろう。脇役の顔を見るたび、すべてを奪われた記憶が蘇り、心が焦げるような怒りと憎しみに染まっていた。日帝を殺すことが、唯一の解決策だと信じて疑わなかった。
今、その相手はただの物体となり、泥の中に沈んでいる。ioの心臓が激しく打ち、その鼓動は復讐の達成感に満ちていた。
狂気じみた囁きが、夜の空気に溶け込む。しかし、その声に応える者はもういないはずだった——はずだったのに。
ナチス「……何をしているんだ?」
その声に、ioは息を呑んで振り返った。そこに立っていたのは、ioがすべてを捧げている愛するナチだった。
彼の目には、信じられないものを見たという表情が浮かんでいる。
ナチス「イタ王…どうして…」
ioは一瞬、何が起こったのか理解できなかった。全てを計画通りに進め、ナチのために日帝を消し去った。これで邪魔者がいなくなり、二人きりの時間が訪れるはずだった。それなのに、なぜナチはそんな表情をしているのか。
イタ王「あ〜あ、見られちゃったんね…」
ioは、ナイフを持ったまま、ゆっくりとナチに近づいた。見られてしまったものは仕方ない。顔には柔らかな微笑みが浮かんでいるが、その瞳には狂気が渦巻いている。
イタ王「でも大丈夫。これで、誰もioたちを引き裂けない。日帝はもういないんね…ioたちだけ。ずっと一緒にいられる。」
ioは震えるナチに手を伸ばしたけど、その手は冷たく拒絶される。彼の瞳には恐怖と混乱、そして何よりもioに対する理解不能な感情が浮かんでいる。
ナチ「どうして…こんなことを…?」
その言葉がioの心に刺さる。ナチの愛を得るためにしたことが、なぜこのような結果を招くのか。胸の奥で焦りと不安が広がる。ナチはまだ理解していないだけだ。いずれ、この行動が二人にとって最良の選択だったことを分かってくれるはず。
イタ王「ナチ…ioはナチがただほしいんだ。でも、日帝がいたらナチをioの物にできない。だから殺したんね。」
ナチの問いに対して、ioは正直に答えた。
イタ王「さぁ、おいで。もうナチを愛してるのはioしかいないんだ。大丈夫さ、危害は何も加えない。」
その声には、ioの愛が込められていて、どこか危険な香りも漂っていた。
ナチは静かにioに近づき、その手を掴んだ。彼の手は冷たく、震えていたが、ioはその手をしっかりと握りしめた。
イタ王「ioと共にいる覚悟はできてるんだね?」
ナチは何も言えず、ただ無言で頷いた。その姿は、まるでナチの心がすでにioの支配下にあることを示しているかのようだった。
月明かりが静かに二人を照らし出し、夜の静寂が深まる中、ioは優しくナチを見つめた。しかし、その瞳には、これから待ち受ける未来の不穏な暗示が見え隠れしていた。
お帰りなさい
長かったのに最後まで読んで下さりありがとうございます(5366文字)
誤字脱字があったら申し訳ないです…()
それでは、また
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