テラーノベル
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この2人。
付き合って2か月になるが、キスもしてない。
向井が照れて出来ないのだ。
一緒にいるだけで幸せだと言う。
渡辺も別に、不満はない。
ただ、自分はどっち側だろうと思うのだ。
目黒ー上手くいってる?
渡辺ーこの間、康二の家でたこ焼き食べて美味しかった。
目黒ー俺も食べたいなぁ。
渡辺ー2人で行くか?
目黒ー康二の家に?
渡辺ーお洒落な部屋だった。
目黒ーへぇ〜行ってみたいかも。
渡辺ーたこ焼きパーティーしようぜ。
目黒ーいいね。
ちょっと仲の良い友達に進展したくらいだろうか?
ラウールも呼んで4人でたこ焼きパーティーをした。
目黒とラウールが帰り、渡辺はいつの間にかソファで、横になり、眠っている。
向井ー翔太くん、寝てるやん。
そっとブランケットをかけ、綺麗な顔を眺め、頬にキスをした。
渡辺は微笑んだ。
向井ー翔太くん、寝てなかったん?
渡辺ーん、もっとして?
向井ーええの?
渡辺ーずっと前から待ってる。
向井ーほな、目閉じて?
渡辺ーん。
向井は渡辺にキスをした。
渡辺が向井の首に手をかけ、深くキスをする。
何度もキス。
唇が離れる時、渡辺はペロリと向井の唇を舐めた。
向井ーしょ、翔太くん!
渡辺ーごちそうさま。
向井ーあかん、そんなんしたら。
渡辺ー何で?
向井ーもっとしとうなる。
そう言いながら渡辺をゆっくり押し倒す。
向井ーもっとキスしてええか?
渡辺ーうん。
向井ー翔太くん、好きや。
そう言い、渡辺にキスをしながら、胸や腹を撫でている。
あぁ、俺はあっち側かと渡辺は思った。
キスだけで2か月。
向井にも先に進む気がないように思う。
だがそう思っていたのは渡辺だけで、向井は気持ちいいことしたいと思っていた。
向井ー翔太くん、この先進んでええか?
渡辺ーどこまで?
向井ー気持ちええとこまで。
渡辺ー聞くけど、康二は俺を抱きたいの?
向井ーあかんかな?
渡辺ーいや。すぐには無理だと思う。
向井ー翔太くんがええよ言うまで待つから。
渡辺ー分かった。
気持ちいいことだけ。
それなら、渡辺も嬉しい。
痛いのは嫌。
向井にはかなり待たせることだろう。
向井ー明日、収録終わりに家に来て?
渡辺ー一緒に帰ろう?
向井ーうん。
渡辺ー晩ご飯は何?
向井ー何食べたい?
渡辺ー肉!
向井ーほな、焼肉しよか?
渡辺ーん。
何回来ても、お洒落だと思う部屋。
渡辺の家は何もない。
この部屋は落ち着く。
晩ご飯が出来る僅かな間に、渡辺はソファで眠ってしまった。
向井が頬にキスして起こす。
向井ー出来たから、焼いて食べよ?
渡辺ーお腹空いた。
向井ーちゃんと野菜も食べるんやで?
渡辺ー母親みたい。
向井ー言わな、翔太くんは食べへんさかい。