テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
指輪をつけたら、知らない部屋に飛ばされた。壁も床も天井も真っ白で、部屋の真ん中にはダブルベットが置いてある。
なんか見たことあるぞ、こんな部屋。
不思議なことに部屋には鍵付きのドアが一列に13個並んでいる。多すぎやしないか?
ベッドサイドの棚の上には手紙が置かれていた。
中には小さな鍵とメモが入っていた。
「1人を選んでセックスをしろ」
これってよくある「出られない部屋」というやつでは?
ドアは全て鍵がかかっていて、どれも全く同じ形。
叩いても叫んでも反応は無し。
ということは、セックスする相手は完全ランダム。
どうかまともな相手であってくれ、と祈りながら手紙の中に入っていた鍵で1つの扉を開けた。
ガチャ…
扉を開けると、向こうの扉を蹴破ろうとしているナックが居た。
右足を腰の高さまで持ち上げ、斜め前に振り下ろす。
どかん!と大きな音がしたが、扉はびくともしなかった。
やれやれといった様子で不意にこっちを向いたナックと目が合う。
「あ、主様!?荒事を見せてしまい申し訳ありません。ですが、力づくでは出られないということだけは分かりました」
『ううん、格好良かったよナック。でもここから出るには条件があるみたいで…』
ナックはメガネのブリッジを押し上げながら返事をする。
「そのようですね。もしやその条件とやらをご存知で?」
『う、うん…でも言いづらいからこっちの部屋に来てもらってもいいかな』
「かしこまりました」
ナックは恭しく頭を下げて私の後をついてくる。
ベッドサイドまで来ると手紙を渡して中身を確認させた。
ナックはメモ用紙を見て、一度メガネを外してみたり目を擦ってみたりするが、ここがセックスしないと出られない部屋であることは変わりない。
『…どう思う?』
「主人と執事がまぐわうなど許されざる行為です。
…ですが、この部屋から出る方法がそれしか無いとなると…覚悟を決めなくてはいけないのかも知れませんね…
この部屋にも先程の部屋にも水や食料、トイレなどもありませんでしたから悩んでいる時間も長くは取れないと考えられます。現状を打破し得る方法がそれしか無いなら…しかし、私が主様に触れるなど…」
ナックはセックスする以外の選択肢を必死に探しているようだが、多分セックスするしか無いと私は知っている。
『ナック、多分するしか方法はないよ。出られる方法があるんだからそれに賭ける方が現実的だと思うけど』
私はナックに早く出ようと促す。
正直私はナックにずっと惹かれていた。
しかし、ナックは何か切っ掛けがないと私に触れることを極端に嫌がることも知っている。
どうにか私に触れることへの抵抗感を減らせないかと考える。
「主様はご自分の心配をしておられないのですか!?私のような者に汚されるという意味が分かっておいでですか!?」
『むしろナックで良かったって思ってるよ。もし違う扉を選んで知らない人が相手だったらどう思う?』
「それは…ふむ…確かに…」
ナックの心が傾きかけている。もうひと押しだ。
『ナックは私とするのは嫌?別の人が良かった?』
きゅるんと上目遣いでナックに迫る。
「いいえ!!主様以外の方としたいとなど思いません!!」
『じゃあ良いじゃない。シよう?』
ナックの手を取り、ベッドに導く。
「はぁ…分かりました、シましょう。ですが主様に1つだけお願いがあります」
『?なぁに?』
「今後私以外の人間と性行為をしないと約束してください」
『わかった、いいよ』
私は安易に頷き、ベッドに上がる。
さっきの約束がどんな意味を持っていたのかなど知る由もなく。
「それでは、まずは服を脱ぎましょうか。私が脱がせますので主様は何もなさらなくて大丈夫ですよ」
ナックの手がブラウスのボタンを外していく。
ブラウスを丁寧に脱がされて、次はスカートのホックを外された。
スカートも抜き取られ、私は下着姿になった。
「まずは私の手がどんな風に主様に触れるのか覚えてくださいね」
手袋越しに首から胸、胸から腹、腹から太腿にどんどん手が滑っていく。
体中撫で回されて擽ったい。
「擽ったいですか?そうですか…ふむ…まぁ開発は追々で構いません。今の快楽を優先させましょうね」
ナックは背中に手を回してブラジャーのホックを外した。
腕からするりと抜き取られ、胸の膨らみが顕になった。
ナックは胸に指を埋めてもにゅもにゅと形を変える乳房を弄ぶ。
「主様はこういった行為に慣れていらっしゃらないのですか?あまり感じているようには思えませんが…」
『ナックが初めてだからね』
「!それは良いことを聞きました。主様の最初の男になれること、光栄に思います!勿論、最後の男という栄誉も頂きますが」
ナックは優しく胸を揉み、刺激でツンと尖った先端をくるくると撫で始めた。
『擽ったいよ』
「擽ったいということは神経が敏感な証拠です。これから開発していけば快感を得ることができるようになるでしょう!
…しかし、今の主様にご満足いただくには刺激が足りないようですね」
そう言うとナックは指先に力を込めて乳首を押し潰した。
『ひゃっ…』
悲鳴とも喘ぎ声とも取れない声が口から飛び出す。
「主様は刺激が強いのがお好きなのでしょうか?
私としては私の与える些細な刺激で感じる主様が見たいところですが…それも追々ということで」
ナックの指が両方の乳首を摘み、弾き、伸ばす。
段々と気持ちよくなってくると、ナックは満足そうに微笑んだ。
「そうです、主様はただ気持ちいいのを追っていてくださいね」
その後しばらく胸を愛撫された。
「それでは下の方も触らせて頂きますね」
胸に満足したらしいナックはショーツに手を掛けた。
胸への執拗な愛撫ですっかり濡れた秘裂を晒して恥ずかしい。
「主様のクリトリスは可愛らしい大きさですね。これから開発して大きくするのが楽しみです」
ナックはそう言うと蜜口から溢れる愛液を手袋に染み込ませ、陰核をくるくると撫で始める。
『っ!ふぅ、んっ』
繊維が擦れる感覚が気持ちいい。
優しく真綿に包まれるような刺激にもどかしさも覚える。
「あぁ、主様は刺激が強いのがお好みでしたね。勿論こちらでもご満足いただける愛撫を致します」
その瞬間、指先が圧を掛けながら高速で陰核を上下左右に擦り上げる。
所謂ローションガーゼの要領で陰核を嬲られている。
『ぁああああああっっ!!それ強いっっ!強すぎるのぉっ!!!』
悲鳴を上げてもナックの指は止まらない。
「沢山気持ちよくなってくださいね。いつかはクリトリスを撫でられただけで潮を吹くくらい敏感になっていただきたいものです」
『イクっっ!!イクからぁっっ!!止めてぇぇ!!』
一回目の絶頂。
腰が跳ね上がり、太腿がガクガクと震える。
しかし、ナックは刺激を止めようとしない。
続けざまにもう一度絶頂。
背中が反り返り、シーツをギュッと握り込む。
ナックは愉しそうに私が絶頂から降りてこられない様を見ていた。
「おっと、私としたことがナカを触るのを忘れていましたね。主様、申し訳ございません、物足りなかったでしょう?」
陰核を嬲る手はそのままに、膣内に指を入れられる。
「主様のGスポットはぷっくりしていて分かりやすいですね。裏と表からしっかりクリトリスを刺激して差し上げます」
Gスポットをトントンとリズム良く押し上げられつつ、陰核は手袋でローションガーゼ状態。
私はあまりの快感に恐怖を覚えて泣きながら必死にナックに縋る。
『ナック!!お願い、もう無理っっ!イキすぎてつらいっ!!イクの怖いのっ!もうイキたくないっ!!』
「私の手でこんなにも乱れてくださる主様の姿を見る至福を手放すことなどできません。どうかイキ狂って私以外で気持ちよくなれないようになってください」
『やだぁっ!!もうやだぁっ!!』
どんなに泣いてもナックが止まってくれる気配はない。
それどころか刺激がどんどん強くなっているかのようにも感じる。
『イクっ!!イクっっ!!』
何度も絶頂させられ、私が潮を吹いて気絶するまでナックの愛撫は続いた。
ーとちゅ、とちゅ…
『…?』
視界がゆらゆらと揺れている気がして目が覚めた。
視界に映る鮮やかな緑が近づいてきた。
「お目覚めですか、主様?」
『…なっ、く…?』
体中がふわふわして、頭がくらくらする。
お腹の奥がきゅんとする感覚がある。
熱くて硬いものが腹の底に居座っているような圧迫感もある。
ナックが視界から消えたかと思ったら腹の底からずるりと何かが抜けていく感覚があった。
膣壁はソレに行かないで、と吸い付くように蠕動し腰が快感で震える。
「ふふっ、主様がお休みになられている間にナカを開発させて頂きました。すっかり私のペニスにも馴染んでナカだけでイケるようになりましたね」
『ぇ…、まって…なんっ??』
パンっと腰を叩きつけられて訳も分からず絶頂する。
奥を小突かれるだけでどうしてこんなに気持ちいいの?
頭は快感と混乱でショートして何も分からない。
「気持ちいいでしょう?主様に快感を与えられるのは私だけ…私以外では感じないようになってください」
ただ、奥に叩きつけられたソレから熱いものがお腹の中に広がってナカを満たしていくのを感じた。
がちゃん、と鍵の開く音が遠くに聞こえた気がしたけれど、ナックにGスポットを抉られて絶頂したためにそれが本当に聞こえたのかも分からない。
ただ、私はナックのものにされてしまったんだな、と薄れゆく意識の中で確信する。
「主様、もう二度と離しませんから」
上品に見せかけた猛獣に食われた私はもう離れられない。
きっと一生ナックに食い散らかされるのだ。
まぁそれも悪くないかな。
猛獣を目覚めさせて餌をやってしまったのは私なんだから。