福沢さんのその大きな手に救われた。
暖かくて、優しくて、強くて、傷だらけなその手。
僕は大好きだいつ如何なる時も僕を優しく包みこんでくれる。落ち込んだら優しく頭を撫でてくれる。
僕を目一杯愛してくれるときは痛くないか?苦しくないかと要らぬ心配をしてその手を優しく頬に添えてくれる。
でも貴方は時々その手を仇を見るような目で睨む。この腕のせいで何千という命が喪われたと云わんばかりに。
僕は判らない。僕がこんなにも、貴方をあなたの手を好いているのに貴方は自分を怨んで、恨んで、脳内で毎日毎日己を殺す。
如何して?名探偵だけど、推理したら一瞬でわかるけど僕はしない。
だって社長を信じてるもん。
一度だけ社長はそのやさしい手で僕のことをぶった。
その平手打ちにはなんの怒りも、憎しみも込められていなかった。
僕が母親と父親から頂くことのできなかった事を僕に与えてくれた。そんな事をしてくれた人を疑うなんてそれこそ僕が莫迦だ。
だから僕は貴方のその手に一つだけ枷をつけさせてもらった。
銀色の輪。真ん中に小さく僕の瞳と同じ色をした石を埋め込んだ。
貴方がすやすやと夢を、悪夢を見ているときにそれをそっと左手の薬指にはめておまけに接吻してやった。
福沢さんがもう悪夢をみないように、福沢さんとずっと、ずっと一緒にいてくれるようにと願いも込めて
キャラ崩壊が思ってた数倍酷かったごめんね
コメント
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わぁお……やめてよ…福乱に沼っちゃうじゃん……さ
福乱最高‼︎