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毎日が俺の理想で、困ることなんてない
自分の事しか考えなくてもいい 。
「これが俺の人生!! 最高だわぁ 」なんて嬉々とした声で叫ぶと侍女達から「はしたないですっ、!!」と困ったような声で言われ不機嫌そうに眉を下げながら「はぁーい、」と返事をする だがこれも俺の理想…
はぁ楽しい、金持ちに擦り寄れば金持ちになれるってのは本当だったんだな ぁ …
今日は俺の恩人&金ズル 「マキちゃん」に会いに行く日だ るんるんと上機嫌に車に乗り込めばマキちゃんの大豪邸へと向かって行く 。
俺が1番マキちゃんに愛されてて 俺も1番マキちゃん(の金)を愛している
屋敷の前で立ち止まっていると玄関前で待っているマキちゃんに「マキちゃーんっ!! 」と目を細めにこにこ無理矢理微笑んで駆け寄っていくと 『バン!! 』と 大きな音が俺の上を通って行った 。
「…は? 」なんて言うがそれは音としてではなく俺の脳内で処理された
意味が分からないがこれが俺の人生の最後だと言うのは分かった 人間というのは死ぬ直前でも耳は聞こえているらしく 『ぐちゃ』っと嫌な音が聞こえてくる
嗚呼、今思い出した マキちゃんの豪邸では沢山車が走ってたんだった 。
なんだよもう … やっと金も、女も なんでも手に入れたと思ったのにさ
『 しゅんっ 』と 音がする 。
死んだんじゃないのかこれ … 助かったのか ? と 頭を悩ませる
すると直接届く声ではなく頭の中に声が語りかけてくる 「大丈夫です?生き返らせてあげたんですけど…」と言われ一瞬頭が硬直する 。
何言ってんだこいつ 意味分かんね なんて悪態をつけば徐々に目が開いていき 自分の前に 羽をつけた布一枚身につけている女が現れる 「えっろ…じゃなくて誰?」と言葉を訂正しながら言うと 「分かりませんか?うーーん…女神です」と にこやかに微笑みながら言うとまた俺の頭が真っ白になる 。
頭が動き出す前に「早速!転生して頂きます!えいっ」と言い出し 頭の中では 転生?胸でか!え?えい??なにそれ と言葉が流れ込んでくるが また『しゅんっ』と音がする 。
「 !!!!!???? 」
いや誰!!!何この状況 !!!
叫びたいところだが今この状況を説明しようと思う 。 俺は今女神(?)に転生させられたようだが…何故か今なんかクッソイケメンに手を縛られ押し倒されている