lr×knmt
地雷さん注意⚠️
口調迷子
knmt「」
lr『』
※2人は演劇部です
夕暮れの光が高い窓から体育館に差し込んでいた
他の部員は全て帰り、残っているのは2人だけだ
『ここ、もう1回だけやりませんか』
真剣な目をしたローレンを見て剣持はため息をつく
「またぁ?もうみんな帰って僕らだけなのに…」
『でも、ここが1番の見せどころなんすよ』
「…わかった」
そう言い、剣持は台本の確認をしながら愚痴を漏らす
「なんで男子校でラブコメものなんてするんだよ…」
「…今までそんなのなかったのに」
『…嫌なんすか』
ローレンが心配そうに問う
「ん〜…いやじゃないけど、おかしくない?笑」
『…』
剣持は急に黙り込むローレンに違和感を覚えつつ練習を始める
「――!」
剣持がセリフを読むとローレンが剣持の腰に手を添える
「えっ、ちょ、こんなの指定あったっけ」
『…ないけど、この方が恋人っぽくないすか』
ローレンは動揺する剣持を他所にどんどん距離を狭めていく
『君が好き』
そう耳元で囁く
台本どうりのはずなのに演技とは思えないローレンの言葉に剣持の鼓動が跳ねる
ステージの上で2人きり
真っ赤な光に照らされながらお互いを静寂の中見つめ合う
ローレンの顔が近づく
台本にはない恋心に剣持の耳が赤くなった
コメント
2件
すごく好きです…!