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藍羅「、、、」
藍羅「この城も、、無くなるのかしら」
執事「そんな事は有り得ません。お嬢様」
藍羅「ええ、、そう、よね、、」
藍羅(私は幼少期からずっと1人で過ごしてきた。両親は事故で死に、この執事も最近来たばっかの新人執事だ)
執事「お嬢様?どうかされましたか?」
藍羅「いえ、、」
執事「紅茶でもお入れしましょうか?」
藍羅「ええ、お願いするわ」
執事「わかりました。少々お待ち下さい」
藍羅「ええ、、」
藍羅「、、、この風景も見られなくなるのかしらね、、」
執事「お嬢様。紅茶をお持ちしました」
藍羅「ええ、ありがとう」
執事「それでは、、私はこれで」
藍羅「ええ、また明日もよろしくね」
執事「はい、、」
藍羅「、、、私も普通の家庭に生まれていれば、、こんな生活をしなくても良かったのかしら、、」
藍羅(私はずっと独りだった。それはこれからも同じ)
???「ねェ、、キミ。独り?」
藍羅「、、ついに幻聴まで聞こえるようになったのかしら、、」
???「ゲン聴ナンかじゃないよ」
藍羅「、、、」
???「ボくのナマえ、零奈(れいな)、おボぇて」
藍羅「、、、ねぇ、私と友達になってくれる?」
零奈「イいよ、デも、ボくウマくシャべれなぃ」
藍羅「だったら私が教えてあげる」
零奈「イいの?」
藍羅「ええ、だって私ずっと独りだったんだもの友達がずっと欲しかった」
零奈「ソうナの?」
藍羅「ええ、それに私は百合家の当主。困ってる人は助けたいの、まぁ、、私に近づく人なんていないから、、助けられないんだけどね」
零奈「ソぅいヤキミのナマぇナに?」
藍羅「藍羅、百合藍羅(ゆりあいら)」
零奈「アイら、、スてキなナマぇ」
藍羅「、、、そう?」
零奈「ウん、スてキ」
藍羅「あっ、ねぇ、零奈。この城に住む?」
零奈「イいの?ボクメイわクかケル」
藍羅「ええ、一緒に住んでた方が教えやすいわ」
零奈「ソッか、ジャぁす厶」
藍羅「ほんと!?嬉しいわ、、」
零奈「ウん、ホンと」
藍羅「それじゃぁ、部屋は空いてる部屋を選んで!」
零奈「ウん、ゎカッた」
藍羅「、、、嬉しいわ、、ついに私にも友達、、、」
零奈「アイらッ!キマッた!」
藍羅「わかったわ!それじゃあ、早速教えるわね!」
零奈「ぁリがトう!」
藍羅「喋る時は、、1音ずつ分かりやすく喋るの」
零奈「こんナ感じ?」
藍羅「ええ!そんな感じよ!」
零奈「やったァ!ボク、ガンバる!」
藍羅「あとは、、」
数ヶ月後
零奈「藍羅〜!」
藍羅「零奈ー?どうしたの?」
零奈「僕ね、、買い物に行ってみたい!」
藍羅「買い物、、そうね!そろそろ行ってもいいかもしれないわね」
零奈「やったー!いつ行く?」
藍羅「そうね、、土曜日にしましょうか」
零奈「りょーかい!」
藍羅(ほんとに変わったわね、、最初は拙い喋り方だったのに、、)
零奈「藍羅?考え事?」
藍羅「ええ、そんな所」
零奈「そっか、、なんか悩んでるならすぐに話してね!」
藍羅「大丈夫よ、悩み事ではないから」
零奈「ならよかった!買い物楽しみだなー!」
藍羅「ええ、そうね」
零奈「藍羅はなんか買うの?」
藍羅「そうね、、洋服とかかしら、、」
零奈「そっか!」
藍羅「ええ、そういう零奈はなにを買うの?」
零奈「んーとね、、髪飾り!できれば藍羅とお揃いがいいなぁ、、」
藍羅「お揃い、、いいわね!それ!」
零奈「でしょー?」
藍羅「お揃いなんて私した事ないわ、、どんな感じなのかしら!」
零奈(笑った顔、綺麗だなぁ、、)
藍羅「あっ、そろそろ寝る時間だわ、おやすみ、零奈」
零奈「うん!おやすみ〜!」
藍羅「ふふっ、、楽しみだわ、、」
零奈「楽しみだなー!」
当日
藍羅「零奈ー準備はできた?」
零奈「うん!できたよ!」
藍羅「、、似合ってるわ、、めちゃくちゃ、、、」
零奈「えー?そう?」
藍羅「ええ、私が嘘を言うとでも?」
零奈「ふふっ!藍羅は嘘つかないもんね!」
藍羅「ええ、絶対、、、ね?」
零奈「それじゃ!行こー!」
藍羅「ええ、そうね」
零奈「っ?」
藍羅「どうかした?」
零奈「い、いや!なんでもない!」
藍羅「そう、、ならいいんだけど、、」
零奈(なにか嫌な気配がする、、なんだろ、、これ、、)
藍羅「やっぱり外はいいわね、、空気が澄んでいていいわ、、」
零奈「う、うん!だね!」
藍羅「ねぇ、、なにかあった?」
零奈「、、、なにかこの辺で嫌な気配がするの、、」
藍羅「そう、、警戒はしておいた方が良さそうね、、」
零奈「うん、、でも!いざとなったら私が藍羅のこと守る!!」
藍羅「ふふっ、頼もしいわ」
零奈「でしょ?」
藍羅(零奈の言う通りこの辺は嫌な気配しかしないわね、、なにか魔物?っていうやつなのかしら、、)
零奈「っ!!危ないっ!!」
藍羅「え、?」
零奈「やめてっ!この子にだけは手を出さないで!」
藍羅「な、なにが起こっているの、、、?」
零奈「っ、、ごめん!藍羅、、絶対に戻るから!!今は城に戻っていて!」
藍羅「え、あ、ええ、?」
零奈「いいから!走って!!」
藍羅「え、ええ!わかったわ!」
零奈「まずはコイツから、、結構強そう、、油断したら終わり、、」
零奈「藍羅を危険にさらす訳にはいかないのよっ!!」
零奈「ふぅー、、なんとか一体倒せた、、あとは、、2体、、か、、」
零奈(流石の私でもキツイ、、誰かの力があれば、、、)
???「この声、、零奈?」
零奈「っ!誰!名乗って!」
瑠璃「覚えてないのー?私だよー!瑠璃(るり)!」
零奈「瑠璃、、?あっ!もしかして小さい頃一緒に過ごしてたあの瑠璃!?」
瑠璃「そー!よく思い出せたね!笑」
零奈「ちょうど良かった、、ねえこの化け物、倒すの手伝ってくれない?」
瑠璃「んー、、まあいいよ!」
零奈「よっし!それじゃぁ、、行くぞ!」
瑠璃「おー!」
零奈「くっ、、最後の一体まで来たけど、、キツイ、、」
瑠璃「っ、、大丈夫、、、きっと勝てる!」
化物「うわぁあああ」
瑠璃「くっ、、まだ抵抗するの?」
化物「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」
零奈「っ!今!」
瑠璃「っ、、うん!」
化物「うあああ」
瑠璃「ふー、、なんとか片付いたね、、」
零奈「だね、、あ、手伝ってくれてありがとうっ!」
瑠璃「どーいたしてまして!」
零奈「あ、それじゃまたね、」
瑠璃「うん、また何処かで、、、」
零奈(はやく戻らなくちゃ、、)
藍羅「、、、遅いわね、、」
藍羅「なにかあったのかしら、、」
零奈「藍羅っ!」
藍羅「っ!零奈!」
藍羅「良かった、、無事だったのね、!」
零奈「藍羅こそ、、無事で良かった、、」
藍羅「、、とりあえず紅茶でも飲みましょうか、それと、、、その大怪我の手当も」
零奈「うぐっ、、染みるけいのは嫌だ、、」
藍羅「そうはいってもねぇ、、消毒しないといけないんだから、、」
零奈「ひえぇ、、できる限りはやく終わらせて、、、」
藍羅「しょうがないわね、、」
藍羅「よしっ、、これで応急処置は出来たかしら、、」
零奈「うぅ、、染みるよぉ、、」
藍羅「それじゃぁ、紅茶淹れてくるわね」
零奈「うん!」
藍羅「、、、なにと戦ったのかしら、、」
零奈「藍羅ぁ、、もう疲れたよぉ、、」
藍羅「零奈ー紅茶淹れてきたわよ、、」
藍羅「って、、え?れ、零奈は、、?」
零奈「ん、、あれ?ここ、、どこ、、?」
藍羅「零奈っ!!!どこにいるの?」
零奈「嘘でしょ、、ここ、、」
藍羅「零奈、、、」
藍羅「きっと私の事が嫌いになったんだわ、、」
零奈「っ!急いで戻らないと、!」
零奈「はぁ、はぁ、、、どれだけ走った、?」
瑠璃「あれぇ?零奈じゃん、どしたの?」
零奈「瑠璃っ、、さっき家に帰って寝ちゃったら監禁されそうに、、、なって、、」
瑠璃「え、えぇ!?」
零奈「それで、、急いで逃げて、、きたの、、」
瑠璃「え、か、監禁って誰に?」
零奈「わからない、、」
瑠璃「えぇ、、とにかく家に帰った方がいいんじゃない?」
零奈「そう、、だね、、」
零奈「ありがと!またね!」
瑠璃「う、うん、、」
藍羅「零奈が出てったんなら、、もう、、死んでしまってもいいわよね、、」
藍羅「もうこの世に留まる理由なんてないもの、、」
零奈「っ!城が見えた!」
藍羅「えっと、、どうやって死にましょう、、」
藍羅「飛び降りでいいわよね、、この城は中々高いもの、、すぐに死ねるわ、、」
零奈「藍羅ー!!!!」
藍羅「ああ、、ついに幻聴まで聞こえるようになったのね、、、」
零奈(藍羅、飛び降りようとしてる、?)
藍羅「さよなら、世界、、」
零奈「藍羅っ!!ダメ!!飛び降りちゃ!」
藍羅「また、、」
零奈「今、、そっちに行くから!!」
藍羅「もう、、いいわよね、、さよなら」
ドサッ
零奈「あ、藍羅、?」
藍羅「、、、、」
零奈「ねぇ、、藍羅、返事をしてよ、、」
藍羅「、、、」
零奈「ねぇ、、ほんとに死んじゃったの、?」
零奈「藍羅ぁ、、返事をしてよぉ、、なんで、、私を置いてったの、、?」
零奈「藍羅ぁ、、、」
零奈「私も、今行くからね、、」
零奈「そっちに、、」
… the end…