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mmmr短編集

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mmmr短編集

1 - mmntmr&lt ※人外要素あり

2023年12月02日

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「‥」

「…」

何故か今、私達は睨み合っている。

誰だか知らない、青い髪をしたそいつはずっとニコニコと笑っている、

お互いに喋らないし、体は動かない。動いてもどうにもならない。

「…あはっ」

「‥あ”、っ!?」

そいつがぽつりと笑った途端、頭が割れるような痛みに襲われる。

ようやく体は動くようになったが、立つのも精一杯だ。

「ねぇ、_、___…?」

「ぃ”ッ…」

そいつの声は高く、喋られる度に痛む。

耐えられなくなり、私は地面に手を付いた。

「…Latte、さん?」

「‥ぁ、?」

頭の痛みは気付いたら引いていて、「Latte」とそいつは話しかけてくる。

「Latte」がなにか、こいつは誰なのか。

「ら、て…? 」

そいつは距離を縮めて、私の前に座る。

顔を上げてみれば、なにもない。

「‥は…?」

黒くなっていた、御札が1枚落ちていた。


「はぁ、全く‥」

また1枚、御札は消えた。

私の顔して、人に憑こうとする生霊。

黒くなった御札は、黒髪のあの子の眼の前に鎮座した。

「あぁ…大丈夫ですか?」

そう言えば、術をかけていたんだっけ。

指を鳴らし、彼女の近くに屈む。

「…あ、ぇ‥誰、っすか‥」

まだ混乱しているのか、回らない頭でなにかと考えているようだ。

「私は…」

「めめんともり、とでも名乗っておきましょう。」



「ヴァンパイアハンター、めめんともりですよ。」

彼女?が名乗 ったと同時に、そんな言葉が頭に響く。

きっと気の所為だとわかっておきながら、体は震える。


「今から、貴方を駆除させていただきます。」


「ぁ、待っ__!」

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