単純に、俺は今、領土そして、傀儡国家が欲しい。
アジアの方ではもう中国が俺の仲間入りをしたようなものだ。
後は…….
日帝だ。
アイツさえ手に入れれば、アメリカなんて敵じゃない。
でもアイツの後ろには、ナチスが居る。
下手に手を出せば、何を仕出かすか分からない。
3日後、日帝との二国での条約会議がある。
此処が最後のチャンスだろう。
☀︎「ん、?もう来てたのか。」
蘇「まァな、所で、条約について何か分からない所はあんのか。」
☀︎「特に無いな。然し、お前これ、私がお前と手を組んだような感じになってないか?」
蘇「嗚呼、そうだが?」
☀︎「おい、私とお前は間接的な対立関係のはずだぞ。」
蘇「それがどうかしたのか?直接じゃねェんだから良いだろ。」
☀︎「先輩に下手に思われたらどうするんだ。」
蘇「俺の知ったことじゃ無い。」
俺は間接的に此奴を支援する事にした。
いわゆる、同盟的な関係を作ったという事である。
その対応に彼も少し困惑していたが、特に気にしてはいなかった。
卍「おい、ソビエト、日帝と同盟を組んだとはどういう事だ。」
蘇「誰も正式に組んだだなんていってねェぞ。あくまで中立条約だ。」
ナチスが俺に攻め寄ってくる。
日帝と同盟のような関係になったことが許せないのか、眉間にしわを寄せて俺を睨んでいる。
此奴さえ居なくなれば、日帝は俺のものだと言っても過言では無い。
ある日、部屋の電話が鳴った。
蘇「俺だ。」
☀︎「ソ連、一昨日の条約について話があるんだが、時間あるか?」
蘇「電話よりも、直接の方が早い。俺の家に来い。」
一旦電話を切って、そいつがくるのを待つ事にした。
玄関のインターホンが鳴って、玄関を開ける。
☀︎「直接するほど大した話じゃ無いんだが。」
蘇「黙って入れ。」
彼は小さくため息をして、部屋に上がる。
蘇「此処に座れ。」
俺は自分の隣に来るよう、彼を指示した。
彼は少し躊躇う様子を見せたが、あぐらをかいて座った。
その後、俺らは条約の中で不十分なところや、不明な点をお互いに言いあった。
☀︎「用も済んだことだ。帰らせてもらう。」
蘇「もう少しいてもいいだろ。」
☀︎「先輩から早く帰ってこいと言われているからな。」
またアイツか。
本当は強引にでも連れ込みたい気持ちでいっぱいだったが、
もしこれで、アイツに何かやられるとろくなことがないため、俺は彼の頬を優しく撫でた。
☀︎「な…なんだ、いきなり。」
少し頬を染めて目を逸らすその顔に興奮を覚えた。
それから俺は彼の頬に軽く口付けをして、
蘇「また来るといい。」
とだけ言い、家に戻った。
玄関に戻る最後、アイツの顔を見たが、それはそれは真っ赤で、ドキドキした感情よりかは、
驚いた感情に見えた。
愛らしかったな。
そう思うと、枢軸の奴らが羨ましい。
次はいつ来てくれるだろうか。
それならば、わざと条約のところでわからないところを残しておけば良かった。
俺の唇には、まだ彼の柔らかさが残っていた。
コメント
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ソ連のマークが出したいのですが、Simejiを入れてないためマークでないです....申し訳ない。 最近投稿頻度が、少ないですが、ご了承下さい..