この作品はいかがでしたか?
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完結 (早い)
すた ー てぃん ⭐︎
。
黄 視点
あれ 、 今 推し 傷つけた ?
「 そういう 無神経 な ところ きらい 。 」
いつか 、 仲良かった 子に 言われた 言葉が 、 今の ゆらら の 顔に 重なる 。
ありがとう なんて 思ってないね 。
どうにも できない 、 とりかえせない 。
私の 一方的な 関係 も 、 私の 余計な 一言も 、 幸せだった 時の 記憶も 。
なにもかも 。 私の中の 何かが 崩れた 。
「 仲良く なろうよ 」
無意識に 言った この 言葉 。
もう 、 これで 離れられないよね 、 とか 、
思ったうちが バカだったのかも 。
「 もちろん です 」
そう 答えた 推しは 、 何を 考えたんだろう 。
橙 視点
台本を 読んでて 気づいたことがある 。
俺の役は 、 「 自分の性格が嫌い 」 だと言うこと 。
『いなくなるならもっと早く言ってよ』
このセリフを 言った後は 、 きっと 俺は 、 いや 、 「 セリナ 」 は 公開する 。
俺が 演じる セリナ は 、 銘花ちゃん の 演じる 「 ユズハ 」 の 親友 。
ここは ユズハ が 遠い島に 引っ越すことを ギリギリで 打ち明ける シーン 。
「 セリナ の 性格 、 確かに 嫌になる 。 」
直後 、 部屋の空気が固まった 。
思わず出してしまった 一言 、 その場を 和ませる一言を考えないと 、
「 めっちゃ 正反対ぃ … 、 自分の気持ちに 真っ直ぐなの かわいすぎぃっ 、 」
また空気が動き出す 。
安心しているような声 、 すこしちくっとした声 、
全部混じって動き出した 。
あ ー あ 、 自分の声で 空気が左右されるなんて 。
やっぱり 嫌いだ 。 大っ嫌いだ 。
黄 視点
「 うち 、 この シーン 好きじゃない 。 」
心から 出た 憎悪の 塊 。
ゆらら が ここを見て 、 セリナ の 性格 が 苦手だと 言っていた 。
セリナ の 性格 と うちの 性格 は 、 本当に そっくり 、 瓜二つ だった 。
だから 、 このシーン は 好きじゃない 。
「 ドラマ 、 みたよ ! 」
どうでもいい 。
「 あっそう 、 で ? 」
素直に 、
「 え 、 ? 」
伝えちゃ 、
「 用が済んだならどっか行って 」
ダメなのに … っ 、 !!
「 ッ 、 黄先 さん って ほんと サイテー っ !! 」
嗚呼 、 だめだ … 、
『噛み合わなくても大丈夫』
『またここからやり直せる』
「 やっぱ 俺 、 この シーン 好き 」
「 奇遇だね 」
空き教室で 過去の 台本を 読み耽っている 、
今 人気な 子役 に はなしかける 。
「 っへ ? 」
やっぱり 可愛い 。
「 うちも 、 そのシーン 好きだよ 。 」
セリナ が 、 いや 、 ゆららが 、 「真っ直ぐでいていいよ」 って 言っているような気がしたから 。
「 … 、 噛み合わなくても 、 やり直せたね 、 ( にへっ 」
ああ 、 そうだよ 。
噛み合わなくたって 、 ずっと 、 ずっと … っ 、
「 セリナ 、 大好きだよ 」
「 俺は 銘花 ちゃんが 大好きなのにな 、 笑 」
ノってくれると思ったのに 、 と 頬を 膨らますと 、
小悪魔 みたいな 君の 瞳が 私を 捉える 。
その瞬間 。
「 ユズハ らし ー や 、 その性格 だいっすきだよっ ! 」
1番 好きな セリフが 、
私の 頭を 埋め尽くした 。
はい 完結 ((
番外編 欲しければ 書きます ()
コメント
24件
はぁっ⤴︎⤴︎⤴︎ ↑実際にリアルでこの声出たw マジで好き天才すぎん ??? たったの数話で色んな考察出来んのすご ...
最高でした .ᐟ 1個前の投稿途中あまねが出てきたのびっくりしました(
…最高、 ゆららすげぇ、