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本人様とは関係ありません
stxxx
青黄
黄青
らてのさんの小説のリメイクです
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青side
僕らは何気ない日々で楽しんでた。
同じベットで寝て、同じ時間に起きる。
僕らの一日は朝ごはんを作るという共同作業。
僕はだいすき。
青〔んふ…下手すぎでしょ、それ笑〕
黄〔僕こういうの苦手なんだって…笑、〕
少し彼の不器用なところが
見れるのも好きポイント。
いつもは、器用で色んなことをこなしちゃうから
こういうのが見れるのは嬉しい。
きっと他のメンバーは知らないはず。
だって、朝ごはん作りなんて僕としかしないはず
黄〔青ちゃん、早く食べよ〕
青〔ん!食べよ食べよ~〕
今日の朝ごはんはフレンチトースト。
ふわふわだけど少しさくっとしてるところが
美味しい。少し不器用な並べ方も可愛い。
今日の朝ごはんも
僕の写真フォルダに溜まっていく。
毎日の朝ごはんに追加された。
これも思い出でしょ?
もし、縁が切れたらこの写真で色んなこと
思い出しながら、この写真とおさらばするの。
まぁ、そんなことがなければいいけど。
今日の僕の予定は特になし。でも、黄くんは
出かけるらしいから僕は静かに
ゲームでもしとく。
黄くんが、夕方まで帰ってこないって言うから
黄くんの愛犬とも遊んでやろう。
茶色で穏やかだけど少し元気すぎるのが
黄くんに似てる。これが犬は飼い主に
似るってやつかな柔
黄〔じゃあ、行ってきます〕
青〔ん!行ってらっしゃい。気をつけてね〕
玄関で手を振ったあと、僕はゲーム機を
持って、テレビと向き合った。
僕の横にはトイプー2匹。
なんて幸せなんだ。
彼がふりかけた香水の残り香も
含めてそう思わせてくれる。
でも、そんな幸せを感じてる僕の視線に
映ったのは、この家にはいないはずの
黄くんのスマホ。
僕とお揃いのスマホケース。
僕がわがままで絶対手帳型がいいと、言っても
いいですよ、なんて言って許してくれたのを
未だに覚えてる。
届けに行こう、と思って、手を伸ばしたけど
連絡手段もないのと、行き先を聞いてないのを
思い出して、諦める。
僕は自分が束縛が苦手なタイプだからこそ
行き先や一緒に行動する相手を聞くのは
苦手だし、聞かれるのも嫌だった。
でも、こういう時たまに後悔する。
聞いとけばよかったなって。
でも、僕が聞いたら束縛みたいな感じに
なっちゃうかもしれないし、と考えてると
僕のスマホがうるさく鳴る。
紫くんからの電話。
ちょっと嫌なことを考えながら
僕は電話をとった。
紫くんは珍しく、電話越しで焦りを見せながら
僕にさっきの出来事を伝えてくれた。
紫〔黄くんが倒れたから病院に来て欲しい〕
紫〔もし、行けなさそうなら俺迎えに行く〕
紫〔青、今は、動こう、?〕
紫くんが呼び捨てしてくれたから自分が
今、止まってはいけないことに気がついた。
驚きと動揺で喉の力も入らない僕は
頑張って、紫くんに返事をして、準備をした。
わんちゃんたちも僕の動揺を感じたのか
僕の足元をうろついてた。
だから、少しはやめのサービスご飯を
準備して、僕は家を出た。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
病院に着くと、紫くんが居て、さっきよりは
冷静になってた気がした。
震えてる僕の手を握ってくれた。
黄くんの意識はまだ戻ってなくて
ベットに寝てる状態らしい。
でも、もう呼吸器は外せないし
だいぶ弱ってるらしい。
原因は検査をしてみなきゃ分からないってさ。
青〔…他はのメンバーは、?〕
紫〔まだ伝えてない〕
紫〔もしかしたら最後の時間かもしれないじゃん〕
紫〔俺は、2人で幸せに終わって欲しいの。〕
紫〔だからね、伝えてない〕
俺も邪魔にならないようにするねって
紫くんは僕の背中をとんとん、と叩いて
部屋を出ていった。
紫くんが出たあとは、凄く静かな教室だった。
黄くんも、冷たい気がした。
でも、黄くんはまだ生きてる。
僕はまだ可能性は感じてるよ。
少しぐらい期待させてよね、って感じ。笑
でも、実際は笑える余裕もなくて
瞬きしたら涙が溢れそうで黄くんのことは
見れなかった。
でもね僕の手は黄くんのに触れてた。
これは確か。可愛い声なのに少しごつごつした
男らしい手。今、僕の手の中にある。
いつもより冷たいけど、まだ温かさはあった。
だって、まだ、終わったわけじゃないから。
黄〔あおちゃ、っ…〕
青〔…黄くん、〕
黄〔っふふ、ッ…〕
青〔検査、頑張ってね…〕
黄〔ぅん…〕
僕はその会話を終えてから、家に帰った。
いつもより寂しいから黄くんのわんちゃんも
一緒に、僕たちのダブルベットで寝た。
いつもは僕のわんちゃんだけだけど。
今日から黄くんいないから寂しいだろうし。
お風呂も入ってさっぱりしたけど
ご飯は喉を通らなかった。
だから、そのままベットにダイブ。
疲れたんだ、僕も。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
黄side
ぼく、さいごは青ちゃんと踊るって決めてたの。
でもその最後がいつ来るか分からなくて
不安だった。
よるだって、僕の近くにある機械から
音が鳴って、しんどくなって、意識を
失うことがある。
時間関係なく、それがこわいの。
いつももう終わりかも、って。
もう死んじゃうって。
でも、その終わりは今日みたい。
いつもと感覚が違う。いつもの体調不良じゃない
だから、僕は夜だけど、自分で電話をかけて
青ちゃんに伝えた。
黄〔よるだけど、あいたい、病院の近くの海〕
青〔…わかった〕
正直歩けないと思った。でも僕は機械を
外して、点滴も外して体から全部剥がして
ようふくも、最後に着ようと思った
青ちゃんから貰った硬めのきちっとした
洋服を着て、海まで走った。
病院の人にも止められた。
でも、さいごなんだ。
さいごはこの人と過ごすって決めてるから
止めないでください、好きなように
させてください、と半強制で出てきた。
僕が海に着いた頃は青ちゃんがいて
悲しそうに笑って僕の手を握ってくれた。
青〔体調、大丈夫?〕
黄〔大丈夫じゃないです…笑だから来たんです〕
黄〔もうさいご。いつもと感覚が違うの…〕
ふわふわしてて、いつもより気分が悪くて
力が入らない感じがして今にでも
意識が途絶えそうなくらい意識がちかちかしてる
青〔海入ろうよ、さいご。〕
黄〔ん、会った時みたいに溺れないでね笑、〕
青〔溺れないよ笑…かなしくなっちゃうから、〕
青〔そんなこといわないでよ、っ…笑〕
僕らが初めて会ったのはここの海だった。
僕が家族旅行としてここに来てたの。
そしたら、青ちゃんがいて、溺れてて
助けたの僕が。そしたらね、進学して
大学に通い始めた時、たまたまいて
今なの。ここの海、思い出なの。
青〔…きもちいね〕
黄〔うん……僕は流されちゃいそうだよ、〕
青〔…次は僕が助けるもん〕
黄〔うん、たすけてね〕
夏の生ぬるい風と海水。
なんか変な感覚。
でも、水に入ってる分冷えてる感じはあって
さっきより力が抜けてるのはわかった。
青ちゃんの手さえ離さなければ、と思って
立てなくてもいいからと手を強く握る。
痛いとか、言ってるけど最後なんだから
僕のわがままを聞いて欲しくて無視して話をする
黄〔ぼくは、きっと1時間も経たず死にます〕
黄〔もう、息がしずらいし…視界がチカチカして〕
黄〔すごくきぶんが、わるいです。〕
黄〔病院だったら、機械音が響いてます。〕
黄〔…海の中に入ってるから、10分後には〕
黄〔しにそうです。だから、さいごにッ…〕
息がしにくい。胸がぎゅっと締められて
体がじんじん痛む。
でも、僕がさいご、青ちゃんとしたいこと。
黄〔ぼくの、おどりの相手になってください〕
言った、言って伝えたら了承をもらって
踊るだけだ、もうぼくは死ねる。
毎日辛い思いをしてきたから開放感かあるが
やっぱり彼と離れるのは寂しくて
気持ちがこんがらがる。
青〔おどろうよ、ッ…もう、近いんだから、〕
青〔ね…おどろ、っ…〕
黄〔ぼくよりさきに、なかないでください…ッ〕
黄〔ぼくが最後に見たかった〕
黄〔青ちゃんの笑顔が…、っ〕
黄〔見れないじゃないですか、笑ッ…〕
照れくさい。
でも、最後なんだ、最後ぐらい恥なし照れなしで
この黄という人生を楽しみたかった。
青〔もぅ…さいごまでかっこいいんだから…ッ笑〕
青〔僕困っちゃうよ…笑〕
優しく手を握ってくれた。もう、最後は
さっきより近づいてる。
今、自分が踊れてるかも分からないし
感覚がおかしくて息ができてない気がした。
青〔さいご、踊ったよ…ッ、笑〕
青〔らいせでは、もっと踊れますように…っ、〕
黄〔っあ、…ぃしてるッ〕
黄〔ありが…とぅ、ッ〕
僕はいつの間にか陸の上で、青ちゃんは
泣いてた。もうほんとに最後なんだと
僕は自分のほっぺを濡らしながら最後に
伝えたいことを伝えて、目を閉じた。
僕の意識が完全になくなるまで
聞こえたのは少しがさがさだけど魅力的で
歌を歌えば別人のようになる青ちゃんの声だった
さいごまで彼の声は素敵だった。
僕はそんな彼の笑顔と声に惹かれた者だ。
愛してる、伝わったかな。
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青side
伝わった。
あいしてる、ありがとう。伝わった。
でも、僕のありがとうと大好きは
伝わらなかったみたい。
僕が言い終わったときは黄くんの脈は
確認できず、黄くんは冷たくなっていた。
とりあえず、病院の方まで行った。
病院の人は心臓マッサージをしようとするけど
僕はこの人達より黄くんを知ってるんだ。
青〔彼も苦しい毎日が終わって〕
青〔楽になった思います。僕らはやりたいことが〕
青〔できて、満足なのでもう、いいです〕
青〔楽にさせてあげてください〕
黄くんが毎日しんどそうにしてるのもわかった。
僕だってしんどかった。
毎日隣にいたのに急にいなくなって。
でも、黄くんはそれ以上に辛かったと思う。
体調的にも、メンタル的にも。
そんなの、楽にさせてあげたいじゃん。
僕はメンバーに伝える前に病院から受け取った
死亡診断書に色々書き込んだ。
あぁ、ほんとにいなくなっちゃったんだな、と
大きく書かれてる生々しい死亡という言葉を見て
そう感じる。
でも、霊安室で寝てる彼は冷たくて
覇気を感じないの。
事実なの、何回、目を瞑っても。
紫〔ん。何書いてる?〕
青〔……これ、〕
紫〔書けそう?〕
青〔うん、〕
紫〔そっか、〕
僕の横に座った紫くんはびしょびしょだった。
あぁ、雨が降ってるんだ。
黄くんの涙なのかな、そうだったら悲しいな。
せっかくなら後追ってもいいんだけど
僕にはそんな勇気ないや。
紫〔…後は追わなくていいの〕
紫〔もっと、大雨になっちゃうよ〕
紫〔ほら、よく言うでしょ?〕
紫〔やまない雨はないって〕
紫〔黄くんもいつか笑ってくれるよ〕
青〔…うん、〕
紫くんはやっぱり凄い。ぼくの表情で
色んなその場にあった助言をしてくれる。
この人は、これからお世話になるヒーローだろう
紫〔誰も黄くんの代わりにはならないからね〕
紫〔そこだけ把握しといて〕
紫〔んじゃ、ばいばい〕
紫〔しっかり休むんだよ!無理しないこと。〕
紫〔ばいばい、おやすみ〕
でも、恥ずかしがり屋みたい。
すぐ帰っていったし、無理しないとか
しっかり休むとか紫くんに言われても
説得力はない。
まぁ、怒ったら怖いことは知ってるから
無理せず僕は今日出来る仕事だけは終わらせて
家に帰ってしっかり寝たんですけど、
正直寝た気もしなかったしお腹も減らなかった。
でも、紫くんが黄くんのことを説明したみたいで
家には桃くんがいる。心配性の。
桃〔みる元気すぎだろ。飼い主いないのに〕
青〔多分もうすぐわかるよ。〕
青〔物も撤去する予定だし、〕
桃〔あ~ね〕
みるくんはまだ気づいてないみたい。
気づいてくれもいいんだけど
ショック受けるだろうな…
桃〔…もうかえるわ、〕
桃〔絶対いなくなんなよ、〕
青〔…うん、またね〕
今日、その言葉橙くんからもLINEで
言われた。なんか、この人たちがいる限り
黄くんの後は追えないな。
青〔でも、黄くんは大好きです。愛してます〕
棺桶の蓋の扉から顔を出す彼に向かって
そう伝える。
寝てても、顔が整ってる。
羨ましいわ。
青〔あいしてる、〕
寂しいし、リスナーさんも悲しんでるけど
僕らはずっと6人だから、一人一人折った
鶴を棺桶に入れた。
その隣に置いてあるのは手先が器用な
赤くんが折ったいちごと王冠の折り紙。
その隣には橙くんが擦りまくった黄くんの
名言、嫁に来い、と書かれてる紙。
その隣には紫くんが書いたしょぼんの絵文字と
黄くんへのメッセージが書かれてる紙。
その隣は桃くんが書いたなんか気持ち悪い
生物隊の絵。
僕はその横に2枚、短くメッセージを綴った
紙を添えて、黄くんを見送った。
みんな顔ぐっちゃぐちゃ。
紫くんも悔しそうに泣いてた。
赤くんもやっぱり相方だし思うところは
あったみたいで僕に抱きついて泣いてた。
2人も泣いてた。ぐっしゃぐしゃに。
でも、僕は素直に泣けなかった。
僕がないのはお墓を目の前にした時だった。
やっぱり、実感が湧かなかったけど
お墓見たら泣けてきちゃった。
お参りして、家族に挨拶して
近くのカフェに寄った。
僕の涙は止まらないの、どうしたんだろうね、
カフェで泣きじゃくるとか恥ずかしい。
桃〔青がさ、泣いてるときに〕
桃〔申し訳ないんだけどさ…笑、〕
桃〔紫くん…ネクタイ歪んでるし裏表逆……笑、〕
紫〔…桃くん伝えるの遅いよ…、うわ恥ずかし、〕
紫〔だから俺上から下まで見られたんだ…〕
やっぱり紫くんは僕のヒーローだ。
ネクタイ裏表は笑っちゃうよ…笑
青〔そのネクタイの写真撮って〕
青〔仏壇の前に飾りたい…〕
紫〔絶対やめて!笑笑〕
紫〔黄くんだけには秘密にしよう…〕
橙〔空で見てるやろもう笑笑〕
赤〔多分大爆笑してるよ笑〕
んふふ、黄くん見てるかなぁ、
また紫くんがやらかしたよ。いつもみたいに
笑ってあげて笑
僕は、黄くんの笑顔大好きだよ。
紫くんも待ってるはずです、笑
ついでに初めて海に溺れて助けてもらった時に
僕の泣き顔見て笑ったみたいに僕の泣き顔にも
笑ってください、お空では楽しく
過ごして欲しいな。
𝙚𝙣𝙙 .
なんかリメイクしすぎたし
色々展開ヤバいのしんどいです。
らてのさんの本編も見てみてください😚💘
コメント
3件
いやあのホントにあの支離滅裂な内容からここまで上手くまとめてくれたの嬉しすぎる🤦🏻♀️💞 リメイク書いてくれてほんとにありがと😘 ななも自分に「リメイクして欲しい!」ってのあったら言ってね! 自分で良ければリメイク頑張るから💪🏻❤️🔥
泣いた…声出して、 ペットが亡くなった時もこうだったなって、 最後に踊るって、いいな。私もやってみたい。 嫁にこいっ!だって、笑 紫裙ネクタイ裏表逆なの笑っちゃう。笑 黄裙絶対大爆笑だよ。笑 投稿ありがとうございます!