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❥ 春千夜 mein
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「 ねぇ , 春千夜 . 」
「 私のこと , 好き ? 」
夢を 見た .
懐かしい 夢 .
目が 覚める と 泣いていた .
また , アイツ の 夢だ .
あの時 の 俺は まだまだ ガキ で .
アイツ の こと を 沢山 裏切り , どれだけ 傷つけたか わからない .
何度 アイツ の 涙 を 見た だろうか .
夢の 中の アイツ は 笑っていた ―― .
何度 も 思い 返す .
曇り なく 笑う , 無邪気 な 笑顔 .
コロコロ と 表情 を 変えながら 楽しそう に 話す あの声 .
それと 同時に , あの日 の こと を 思い出す .
下唇 を グッと 噛み , 震えていた .
目 を 真っ赤 に 腫らし ながら ,
俺 の 目を 見据えていた あの 瞳 .
そして , 部屋 を 飛び出した アイツ は もう ,
帰って こない .
沢山 傷つけ , 俺 の 所為 で どれだけ 涙を 落とした だろう .
あの日 から ずっと ,
1 日 たり とも アイツ の こと を 忘れた こと なんて 無い .
アイツが 居なくなってから ,
毎日 欠かさず 手入れ していた 花も 枯れた .
もう 一度 , アイツ に 会いたい .
怒って ほしい .
俺 を 見て ほしい .
もう , 離さない から .
もう 一度 ___ 笑ってほしい .
―― カーテン の 隙間 から 差し込む 光 が眩しかった .
俺は 二人きり で 過ごす この 時間 が 好きだ .
榴亜 は 俺の 隣に 腰 を 下ろし , 微笑んでいる .
「 ねえ , 春千夜 . 」
俺の 目を 見て 呟く .
「 私の こと , 好き ? 」
榴亜 は , はにかみ ながら そう言った .
前にも __ 泣きながら 同じこと を 聞いてきた .
でも , 今は 違う .
榴亜 は 笑っている .
俺だけ を 見て , 俺 の 好きだった 笑顔 を 向けて ―― .
「 あぁ , 愛してる . 」
「 夢で 何度も お前 を 見た . 」
「 絶対 に __ 守るから . 」
そう 答えると , 彼女は 笑っていた .
今まで の 時間 を 取り戻してる みたい だね , と .
この手 を 俺は もう離さない .
絶対に 守ってみせる .
彼女を 強く 抱きしめ ,
それに 応えるかのように 抱きついてくる 榴亜 .
お前 さえ 居れば , もう 何も いらないから ―― .
もう , 何処にも 行かないで くれ .
俺の 手の 届かない 場所に 行かないでくれ ―― .
end .
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名前 提供 感謝 です 😖
とわち まぢ ありがと 😽
読み方 は「 るあ 」です 🎶
そして 今回 は 解説 を 付けて おきますね .
簡単 に 説明すると ,
別れを 切り出した 春千夜くん と ,
勢い余って 部屋 を 飛び出した 榴亜ちゃん .
榴亜 ちゃん は そのまま 学校 を 飛び出し ,
帰らぬ人 と なってしまいます .
描写 では 書いて無いですが ,
罪悪感 と 後悔に押しつぶされ , 春千夜くん は 自ら 命 を 絶ってしまう ,
という お話でした .
そして 最後 の 描写 は , 榴亜ちゃん との 再開 , です .
わかりにくい かも しれませんが これからも 何卒 ,
温かい 目で 見てくれると 光栄 です .
それでは また どこかで .
以上 作者 から でした (⸝⸝o̴̶̷̥᷄ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)