テラーノベル
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nanana

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「好きな、人…?」
勇斗がそう返してくる。
「うん、その人しか見えない。」
「は…?誰?」
「まだ秘密」
動揺、不安、いろんな感情が渦を巻いている。そして深く滲む嫉妬。
「……俺」
「ん?」
「俺じゃダメなの」
………ついに、きた。
けど、明確なその言葉を聞くまでは、まだこの想いは出さない。
「勇斗…?」
俺は期待を胸に、でも表情にその想いはに出さず勇斗を見上げる。
数秒無言で見つめ合っていた。
突然勇斗が、ふと笑う。
「…は、かわいー顔」
「え?…んっ?!」
低い声でボソリと一言。
そして。
…………待って、ねぇ、待って。
これは予想外。キスされてる!??
今その覚悟はしてなかった。
まず告白じゃないの…!?
驚きに僅かにあいた隙間から舌がするりと入れられる。
「~~!?…っ…ン、、……ッ」
口内を貪られ、息をつく暇もなくて
時折鼻から抜ける声が漏れていく。
「、…っ…ッんぅ…ッ…」
好き放題に蹂躙される。
全然やめてくれないじゃん。
頭がぼうっと痺れてきた…もう無理、そう考えた瞬間やっと唇が離れた。
「ぁ…ッ…はぁ、…」
「ハァッ…」
銀の糸が引き、顔に熱が集まる。
全く、たまに突拍子なく暴走するよな。
「…、はやと…」
「ふは、…顔、真っ赤じゃん」
「っるさい、」
「…かわい。」
「バカ勇斗」
そう言って見上げると、切なく歪む顔。
「…………俺にしてよ。」
ポツリ、漏らされる声。
「仁人、愛してる。だから、俺にして。」
…やっと、やっと言ったな。
ずっと待ってた。
「…突然キスしてごめん、でも好きなんだ。俺以外の誰かと隣にいる仁人なんて想像したくもない。誰よりも俺が、仁人を愛してるから。俺にしてよ、お願い……」
泣きそうな顔しながら、俺にしてと縋るようなダサい告白。
普段は自信満々に笑うくせに、なんでそんな自信ないんだよ。
俺は俯く勇斗の両頬を掴み、目を合わせる。
「バカ勇斗。……先に告白じゃない?」
「…………え?」
「俺が好きでもないやつからキスされて抵抗もせずいると思う?」
「え、は…それって」
「俺が好きなのは勇斗だよ」
「………うそ、は、…まじ…?」
「大まじ」
「…じんと、ッ…」
「うわ、泣くなよ(笑)」
俺の言葉聞いて、勇斗の目から涙が溢れる。
「…嬉しすぎて…グスッ」
ああ、可愛いなぁ。いつも格好いいのに。すごく可愛い。
俺のことが好きで好きで気持ちが溢れてる勇斗が、とても愛しい。
「……俺はずっと、勇斗が俺のこと好きなの知ってた。」
「はっ!?」
「でも、その気持ちに抗ってるのも知ってた。」
「それは…」
「勇斗は真面目だし意外と考えすぎちゃうからな、グループのこととかいろいろ考えたんでしょ。あと、俺のこと。俺が困るんじゃないか、気持ち悪いと思うんじゃないか、…傷付くんじゃないかって。」
「…バレバレじゃん。」
「はは、何年好きだったと思ってるの。
…でも、だからずっと思ってた。
さぁ、もっと俺を好きになれ
その気持ちに抗わないで。って。」
「…聞いてないって。」
「言ってないし。…早く俺に溺れて覚悟を決めて愛を伝えろって願ってたよ。そしたら溢れるほどの愛を返すから。」
「っ!…おま…、ずるいって…これ以上虜にさせないでくれ。」
「愛してる、勇斗。」
「ちょ、まって」
「散々待った。だから、これからは我慢しない。」
「ま、え?普段の恥ずかしがり屋の君はどこに行ったの!?」
「今日は留守番してる。」
「は!?」
「愛してる、俺の想いは勇斗が考えよりもずっとずっと深いよ?…勇斗は?」
「…あああ、なんなの…格好よすぎだろ。…愛してる。世界で一番、仁人を愛してるよ。」
「…ふふ、嬉しい。」
やっと想いが通じ合った。
なんて幸せなんだろう、そう思いながら俺たちは唇を重ねた。
……虜ですらまだ生温い
お前の全部が俺になればいい
愛してる。
End
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
曲をモチーフに書くって難しいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
コメント
3件

シャッフルユニット見た後だから余計に最高でした!
え?もう、好きです! しか、言葉が浮かびません このjntさん、最高にズルくて可愛くて健気でカッコいいです
第3話読了〜!😭💕 やっと告白通じ合ったね…!仁人の「ずっと知ってた」って余裕ある感じ、めっちゃズルいけどカッコよかった…笑 勇斗が泣き出すシーンでこっちまで泣きそうになったよ、お互い想い合ってて本当に良かった…! 「俺以外の誰かと隣にいる仁人なんて想像したくない」って執着強めなのに、告白直前は自信なさげでギャップ萌え…! 完結おめでとうございます、素敵なお話でした🌸✨