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今、私の部屋のクローゼットの中には動画を撮ったりするカメラと、曲作りに必要な機材などが入っている。
親には許可を貰っていて、「入らないで」と言ってあるため、見られることはない。
クローゼットの中で曲作りに没頭していると、親が何か言っているのに気が付いてどうしたのか聞いてみた。
親は「友達が来たよ~」と言っていた。
今日は3時から家で遊ぼうと話していた。だが、まだあまり時間は経っていないと思っていたためもう友達が来たのかと焦った。適当に機材を片付けて急いでクローゼットを閉じた。友達には身バレを防ぐ為に曲作りをしているのは言っていない。
前、自分が作った曲を『haru』という名でYouTubeに上げると、思ったよりも反響がよく、登録者数が5000人を突破していた。 再生回数は20000回を超えていて、人気だなと思った。
だが、そうなるとたくさんの方に知られてしまうため、友達にも知られてしまう可能性が出てくる。
そして今日呼んだ友達は『haru』を知っていた。まぁその友達は口は固い方だ。最悪バレても大丈夫だとも思うが、もしものこともある。とりあえずバレないようにしよう。
友達が自分の部屋に来た。
ゲームして遊んだり絵を描いたりといつも通り遊んでいたが、少しトイレに行きたいと感じ友達に「あんまり他のところ触らないで欲しい」と伝えた。友達はいたずら好きだから少し怖かったかが信じることにした。
トイレから戻ると…
クローゼットを開けて驚いている友達がいた。
私は焦り頭も回らず「…なに…してるの?」と、ぎこちなく聞いた。
すると「…なんかプラグがクローゼットから出てたから何かなって思って開けたら色々入ってて」とよく分からない説明をしていた。私は「他のところ触らないでって言ったよね?」と聞いたが友達は顔を縦に動かすだけでなにも喋らない。
少し沈黙が続き、友達が何か言った。
聞こえなかったら聞き直すと「ごめん」と言ったそうだった。「うん」と返した。
別に怒る気は無かったが何も言う気にはならなかった。
すると友達が「…音楽やってるの?」と聞いてきた。
やっぱり…バレた、何か言い訳した方が良いっていいかと考えたが無理だと思った。
クローゼットの中にはギターや録音機などもあり、嘘だと分かってしまうから。
もう私は諦めて「曲作ってるんだ」と言った。
すると友達は驚いた顔をしていた。
どうしたのか聞くと友達も曲を作っているそうだ。YouTubeにもアップしていて友達は『凛』という名で活動していると。登録者数は2000人と私より少ないが結構いるんだなと思った。
友達に、自分もYouTubeにアップしているかと聞かれ、アップしていること、身バレが怖いから誰にも言っていないこと、登録者数などを話した。
始めにも言った通り友達は『haru』を知っているため共通点があると言ってきた。
私が『haru』だと言ったら凄く驚いていた。
実は結構私の歌が好きだったようだ。
恥ずかしいが、仲間を見付けれて私の歌を好きと言ってくれて嬉しかった。
その後は、またゲームをして友達は帰った。