暁のヨナ

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ねぇ父上

私の髪変じゃない？

変じゃないとも

ヨナの美しさはどうな宝石も敵わんさ

顔はね私もそこそこ可愛く生まれたとおもうわ

でもね父上

この髪！

どうしてこう赤毛でくせっ毛なのかしら

亡くなられた母上はサラサラの黒髪だったのにちっともまとまらない~~~っ

そゆなことないだろう

なぁハク

えぇイル陛下

姫様のお髪が変などと誰が

申しましょうか

あえて申し上げるなら

頭(のーみそ)が変ですね

お黙り下僕

父上こいつ何とかして！

従者のくせに態度でかすぎ

まぁまぁ

ハクはお前の幼なじみだろう

それにはくは18にして城でも指折りの将軍で

護衛にはうってつけ､､､､､､

そんなの知らない

護衛ならもっと可愛げのある人がいい

可愛いと言えば

いいんですか？可愛くしとかなくて

お着きになったみたいですよスウォン様

それを早く言いなさいっ

スウォン？

だから髪を気にしていたのか？

彼はヨナの髪なんて今更だろうに

イトコなんだから

乙女心ってやつなんじゃないですか

なにっ

スウォン

スウォン

小さい頃からいつも私のそばにいて

優しかったスウォン

3つ年上の私のイトコ

今日は久しぶりに

おっと

久々に

危ないなぁ

相変わらず元気ですね

ヨナ姫

スウォンに会える

どうしたんでする慌てて

スウォンが来たって言うから出迎えてやったのよ

わぁえらいえらい

こっ今回は？

しばらくいられるんでしょ？

もちろん

1週間後のヨナの誕生日の為に来たんだから

やー

誕生日といえばヨナは16になるんですよね

大きくなったなァ

で

イル陛下とハクはどこです？

ご挨拶しなきゃー

子供扱い

子供扱い

子供扱い

今日は朝からとっておきの絹の衣

極上の香を焚き染めて

最高級の美容液と化粧を施したのに

無駄使いですね

お前は黙ってて

スウォンのバカ

スウォンにとって私はまだあの頃のまま