仰げば尊し
蓮×裕人 ⚠️付き合ってる
放課後の静かな部屋に、2人きりの時間が流れていた。カーテンの隙間から沈みかけたオレンジ色の夕日が差し込んでくる。教室とは違う、自分たちだけの空間に、緊張と、甘さが混ざった空気が流れていた。
蓮はベッドの隅に座りゲームに夢中になっている裕人をずっと見つめていた。だがその見つめる目は怖くなく、どこか甘えたい目だった。裕人が蓮と目を合わせた時、蓮は裕人に優しく微笑む。その表情に裕人の心臓は早鐘を打つ。
蓮「裕人、ゲームやめて座って?」
蓮が裕人に命令するような口調で言う。蓮が自分の膝を指差し裕人を見つめる。無言のまま。裕人は一瞬戸惑ったが、裕人の心の奥に少しだけ甘えたい気持ちがあった。裕人はテレビを消し、頬を赤くしながら蓮の膝の上に座る。
裕人「…蓮、」
首まで赤くしながら視線を逸らし、震えた声で呟く裕人。蓮は苦笑いし、裕人の腰に手を回す。裕人は驚き、膝から降りようとしたが蓮の力が強く、圧倒される。
蓮「…いい?」
裕人「っ…、好きにしろよ」
蓮の上目遣いに耐えれず負ける裕人。今日の裕人はどこか素直。それに肩を揺らす蓮。蓮はさっきより優しい目をし、さっきより軽く裕人の腰に手を回す。
―――そしてその一瞬
裕人「んっッ…❤︎。」
ほんの一瞬だけ蓮と裕人の唇が重なる。唇を離しても裕人の顔を赤い。蓮はいつもと変わらないが頬の奥がほんの少しだけ赤い。いつもの裕人ならもうここで終わりにするが、今日はちがう。蓮が裕人を膝から降ろそうとした瞬間、裕人は蓮の腕を掴み、「もう…、やんねぇの」と頬を赤くしながら言う。
蓮は、裕人をまた膝の上に固定し腰に手を回す。今度は長く、そしてさっきよりも激しく唇を重ねた。
裕人「んっッ…❤︎、は、ぁ”っッ…❤︎」
裕人「ぁ’ ‘、っ…❤︎。蓮ッっ…❤︎」
蓮「んっッ…❤︎、裕人っ…」
さっきより甘いキス。唇を離したら唾が糸を引く。裕人の髪は乱れ、耳先まで顔をが赤く息が荒い。だが目線だけ蓮に向ける。
蓮「ごめん…、裕人。もう我慢できねぇっ…」
裕人「っ…笑、❤︎。来いよっッ…❤︎」
蓮は一瞬で裕人をベッドに押し倒す。ベルトを外し、ボタンを外す。その行動に裕人は肩を揺らすが自分も蓮と同じようにベルトとボタンを外す。
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※途中から
裕人「ぁ’ ‘あっ’ ‘っッ…!?❤︎、んンぅ’ ‘、っッ!?❤︎」
裕人「ぅ’ ‘、っッ!?❤︎。蓮っッ、ぅ”❤︎」
蓮「っッ…❤︎、裕人っ…」
裕人「っッ…!?❤︎んっ、ッ…❤︎は、ぁ’ ’っッ…❤︎」
裕人の初めてを貰った蓮。その彼の心は喜。
―――翌日の昼休みの屋上
いつも通り安保、勇治、高杢は3人で少し離れたところで笑いながら雑談。蓮と裕人は昨日のことで動かずにずっと椅子に座っていた。だが、距離はいつもよりかは近かった。
蓮「裕人、腰…大丈夫?」
裕人「…、いてぇ」
蓮「…ごめん」
裕人「別にいいよ…、謝んな。」
そして少し間が空き、気まづい空気が数分流れたが、裕人の次の言葉で空気が甘くなる。
裕人「っ…、気持ちよかったし」
蓮「っッ…!?」
あのいつもはあまり素直ではない裕人が自分からその言葉を発するとは思わなかったため、蓮が少し驚く。だが、その言葉を聞けて蓮は嬉しそうに笑う。
―――
勇治「…なんか、あの2人いつより距離ちかくね?」
安保「そうか?いつもだろ。なぁ金ちゃん」
高杢「もしかして付き合ってるんじゃね!?」
勇治「それはないだろ笑。」
安保「付き合ってたらすげーけど笑。」
遠いところで蓮と裕人を見ていた3人。少しだけ蓮と裕人をからかう。
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めっちゃ誤字ってる