TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


冬花に見せられた動画はどれも僕の想像を超えていた。飲尿に公園での露出に小学生とのセックス。彼女はそれを強制されたわけじゃない。陸に振られそうになって、

「二番目でもいいし、何でもするから捨てないで」

と言ったのを逆手に取られただけの話。彼女が冬花をさん付けで呼ぶのも、きっとそう呼べとやつらに命令されたせいだろう。好きでやったわけでなくやれと言われてやったのだから、変態呼ばわりは違うと思うけれども。

それだけなら僕とつきあう前の過去の話と割り切ることもできないではない。一番の問題は陸の今カノの冬花の兄だと知っていて、僕に交際を持ちかけてきたのかどうかということ。

知っていたなら冬花の言う通り、冬花への恨みを僕に晴らそうとしたという仕返し説が正しいということになりそうだ。

それに対する彼女の返答は、

「冬花さんと同じ珍しい名字だから、たぶんお兄さんなのかなとは思ってた」

「やっぱり仕返しだったんだ」

「仕返しじゃない!」

「悪いけど信じられない」

「ボクは初めから言っていたはずだ。セックスが目的ではない本当の愛を教えてくれ、と。ボクは君の妹たちのせいで愛を信じられなくなった。君に兄としてその責任を取ってほしかっただけだ」

仕返しではなく、僕が彼女に本当の愛を教えることで責任を取らせようとした?

辻褄は合っているが、それで僕が納得できるかどうかはまた別の話だ。

ビッチな彼女とプラトニックな恋愛を(旧タイトル 最強彼女、霊山寺さん)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚