この作品はいかがでしたか?
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アブノマ専用回
7発目の弾丸はあなただけに
とある日の事だった
いつものように脱走が起き、少しバタバタしてた時の事
その日は魔弾とか、赤ずきんも出動するくらいには忙しかった
「(……っち、こんな時に限って紫の白昼かよ…ッ!!)」
こんな日は大体再挑戦になるんだが、幸いにも職員が死ぬことは無かった
幸か不幸か分からないがな
魔弾の弾数がちょうど7発目のタイミングで鎮圧が終わったんだが
既に管理人が依頼してしまっていた状態で7つめが発射されてしまった
「(っし、鎮圧も終わった、弾丸はほかのとこ行くだろうし、ゆっくり…)」
スパァッ
「……は?」
7つめの銃弾が自分の胸目がけて発砲される
血が流れる、呼吸が荒い、心臓の脈動が聞こえる
こんな感覚は久しぶりだ。
入社して間もない時、案山子の脱走で腹をえぐられた時も、こんな感じだった
思えばずっと死に役してた気もする
そういう時思うことは大体
「許さない」とか「次会うときは絶対に殺す」とかが思いつくんだが、今は違う
「もし生き残ってアイツの作業することになったら、真っ先に罵倒してやる」って。
笑えるだろ?前までこんな状況になったら確実に死んでたのに、今やこうなっても「どうせ生きる」とか「生き返る」とか思ってる
俺は、管理人のお気に入りらしいから。
その後、中央本部の回復が間に合って結局生きれたんだ、ほんとイカれてるぜこの会社。
「抑圧作業しに来ましたー。」
「どうした?いつもよりテンションが低いな」
「誰のせいだと思ってるんですかね〜?
大変だったんだからな?あの後の始末。」
「知らないな、俺には関係の無いことだ」
「は〜…これだからアブノマは……。」
「というか気づいてないのか?」
「あ?何が」
「……まさかそこまで鈍いとはな」
「だからなんだよ」
「……さぁ、なんだろうな?作業が終わったあとじっくり考えるといい、7発目の銃弾がお前を撃ち抜いた事の意味を。」
そう言われて、作業が終わり収容室を出た
7発目の銃弾の意味?そんなの、分かるわけないだろ……
数字に意味があるとか?7つ……7……
ラッキーセブン……?んなわけないよな
魔弾の射手。
危険度 HE
アブノーマリティ記録
悪魔はとある男にこういった。
確実に当たる銃と弾丸をやる 。だが、七つめの弾丸はお前の大切な物、つまり、愛するものや家族を打て。 と
男はその後1番最初に大切なものを撃ち、7発目の時に大切なものを撃たなくて済んだ
「この銃弾は本当になんでも当たるな!」
男は悪魔に放つ。
けれど、悪魔はそこにいない
そこで男は気づいたのだ。
一発目を撃った時点で、自分自身が悪魔になっていたのだと。
7発目の弾丸はあなただけに
コメント
4件
つまり……主人公と魔弾のLoveストーリーってこと?!(違う)
怪文多いと思うんですけどご愛嬌ってことで…… 次は気をつけます