「竜胆いるんだろ〜♡」
誰だったけ。体が快楽に包まれているからだろうか、全く頭が働かない。竜胆の顔を見れば、ヤバいと言わんばかりの顔をしていた。そのおかげで、今は、ヤバい状況なのだと理解した。
「三ッ谷…俺の兄貴覚えてる?…灰谷蘭。」
あぁ、やっと思い出した。ブロックで殴ってきたやつな、あいつか。竜胆が険しい顔をしていた理由がよくわかる。この状況ヤバい。結構ヤバい。
「いつまで待たせんだよ。」
最初に聞いた声とは違い、低く怒りが籠っていた。そんなこんな、考えてる途中。大きな音がした。
なんの音だろうと、重い体を動かして、竜胆と一緒に玄関の方を見た。すると、玄関から続いている廊下の下に、ドアの破片と見られるものがあった。嘘だろ。まさか、ドアを…
「竜胆〜♡無理やり入っちゃった。」
「…入ってきちゃったじゃねぇよ」
「兄ちゃんに向かってそんなこんなこと言うなよ〜♡
で、誰とやってたの?」
「別に、兄ちゃんには関係ない」
灰谷蘭が入ってきた瞬間竜胆が、布団で俺を隠した。多分バレている。そんなことは、竜胆もわかっている。でも、一体どこから、そんな情報が。
「てか、なんで兄ちゃんがここにいんの」
「事情聴取したら、教えてくれた♡」
「俺がとった獲物だから、俺のだから」
「そんな事言うなよ、兄弟だろ♡」
布団の中で、息が苦しくなり少し、隙間を開けて息をしていた時、その時…
コメント
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続き楽しみに待ってます!
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ 最高すぎます♡♡