テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠二次創作
nmmnルールを守ってお読み下さい。
拘束
調教
雰囲気甘め
R18
オチなし山なし。
自称セクシー、キュート顔、大柄な男受のロマンをつめた産物です。
OK?
「これ外して…?」
寝ぼけ眼でこてんと首を傾げ、こちらを見上げてお願いしてくる宇佐美。
彼は今、ベットの上に横になって手首を手錠で拘束されている。その手錠は頭上でベットの格子にチェーンで結びつけられているため、自由が利かない状態だ。
可愛い子ぶって上目遣いでこちらを見上げてくる。普段のちょけたテンションを保ちつつも状況はちゃんと認識しているのか額に薄っすら汗を滲ませている。
「んーん、ダメ」
言いながら俺は彼の体の上に馬乗りになった。腰を跨いで座って彼を見下ろす。
「あの〜…なんでこんな事になってるんでしょうかぁ」
「なんとなく分かるでしょ?」
困り顔で聞いてくるのに対して笑顔でそう返すと宇佐美は眉尻を下げて笑顔を繕いながら言う。
「うう〜ん…分かんないなぁ」
しらばっくれようとしているらしい。目線はずっと泳ぎっぱなし。語尾が間延びして声に感情が籠ってなさそうに聞こえる時はだいたい緊張している時だと付き合い始めてから気が付いた彼の癖。
ただ、ちょけながらも敬語で話したり本気で逃げようとしていないあたり、心当たりはちゃんとあるらしい。
「一回したっきり全然させてくれなくて寂しいんだよね」
彼と初夜を終えてからもう2ヶ月近く経っている。その最初に至るまでもそこそこ長く時間をかけたのに。
最中、彼は嫌がっている素振りは見せなかった。事後もマイナスな事は言っていなかった。
それなのに以降、行為に及ぼうとすると何故か逃げ腰だった。
一度押し倒そうとして割と本気で抵抗された。分かっていたが、力では到底敵わなかった。
なんとか彼を組み敷くために寝ている彼に手錠を嵌めたのだった。
「なんで逃げちゃうの?結構傷付いたよ?るべち泣いちゃうよ?」
「やっぱそう、なの…ごめんね…」
冗談混じりに本心を伝えると彼は罰悪そうに返事しながら顔を逸らした。
その横顔にキスを落とす。
「っわ」
ギシギシとチェーンと格子が擦れて音を立てる。反射的に手で覆おうとしたかったらしいが、拘束されているためにそれが叶わない様子だ。
「嫌?」
「…や、じゃない。けど」
「けど?」
言ったきり口籠る彼。服の中に手を入れて胸の飾りを指先で弄る。
「ぁ……」
「リトはじっとしてるだけでいいから。ね?」
「……ん、ん」
話しながら指先を早く動かすと飾りが固くコリコリとした感覚に変わっていく。覆いかぶさるようにして今度は耳にキスをする。軽く触れるように何度かしてから舌で触れる。
「っひ」
「ふふ、耳弱いもんね?」
小声で囁くと顔を赤くした。軟骨をなぞるように舌を這わせて胸の方も弄るのを忘れない。どくどくと彼の心拍数と体温が上がっていくのを感じながら胸と耳を責め続けた。次第に彼の体が小さく震えるようになった。
「ッも、やだ」
微弱な快感を与えられ続けた結果耐えられなくなったらしい。消え入りそうな声でそう言った。
手錠の掛かった手を無理無理動かして俺から離れようと体を捩ったり、足をバタつかせたりする。
本気でやられたらひとたまりもないが、今は快感に浸って力が上手く入らないらしい。
「もうちょっと意地悪させて」
「…ッぁ、や…やだって」
「俺から逃げたお仕置きね」
彼の寛容な心と良心を使って抵抗しないようにさせる。若干罪悪感が湧いた。彼が逃れようとした時に気が付いた事をまた耳元で囁きかける。
「イきたい?」
彼が身を捩った際ごり、と腰に固いものが当たった。ちゃんと気持ち良く感じているらしいことに安堵しつつも感度の良さにもっといじめたい欲が積もった。
彼は少しだけ間を置いて頷いた。恥じらう彼に囁く。
「耳と胸だけでイってみよっか」
「へ…や、め」
「嫌だったら、どこをどうするのが嫌か言ってね」
普段は小学生みたいな下ネタを言ってキャッキャしている彼が、こういう時は恥ずかしがって直接的なことを言いたがらない。
意地悪したくてそう言えば、彼は口をきゅっと結んだ。
それを見かねて耳を唇で柔く食んで囁く。
「恥ずかしい?リト」
耳と胸だけでこんなに感じちゃうの。
言うや否やビクリと彼の体が震えた。
更に追い込むようにして胸の飾りもグリグリ押し潰すように動かしたり一方の手は摘むようにしたり。耳の奥まで舌を侵入させる。
「ぅあッ…ぁ」
出し入れを繰り返して犯すようにしていれば彼の体に力が籠っていくのを感じた。頬に涙が伝ったのが見える。
「ふーっ」
耳にそっと息を吹きかけるとビクッと体が震えた。高まっているのを感じて指を動かす手を早めながら彼の耳に歯を強く立てた。
「___ッ!!」
声にならない声を上げて腰を跳ねさせた彼。どうやら達したらしい様子に顔を上げて彼を見やると頬を真っ赤に染めてぽろぽろと涙を零していた。
「イけたね。偉い、偉い」
服の下から手を引いて彼の頭を両手で撫でながらキスをした。羞恥でいっぱいいっぱいになっている彼を甘やかすように深く。
「ッひぅ」
「はぁ、リト?」
中を慣らしてモノを挿れる。下唇を噛む彼を見下ろして緩く体を揺するようにして動く。頭上で拘束された腕に顔を押しつけるようにしていたからそれをやめさせようと腕と顔の間に手を入れた。
「ねぇ、なんで隠しちゃうの?」
指に力を入れてこっちを向かせると目を泳がせる彼。
「ほら逃げないの」
「ん゛ー」
意地でもこっちをみようとしない。子供が駄々をこねるように頬を膨らました。その頬を掴むと威嚇するように唸った。
子供の喧嘩みたいなやり取り。それに終止符をうつように腰をぐっと押しつけた。
きゅっと彼の喉の奥が鳴る。瞬きを繰り返してから彼は小さな声で白状した。
「……だって、可愛くないだろ。俺の喘ぎ声とか」
そんなこと気にしてたのか。泣き濡れた目を伏せながらしゅんと口角を下げてそう言った彼の頬をスルリと撫でる。
「まぁ、可愛くはないかもだけど 」
今の彼にとってはショックだろうことを口にした。だってこういう時は嘘をつかない方がいいだろうから。
明らかに落胆した表情とえ、それ言う?という表情がまぜこぜになって目に映る。
真っ直ぐ見つめて目を細めながら言う。
「むちゃくちゃえろいんだよね。してる時のリトの声」
「ぇ……?」
まさに鳩に豆鉄砲。ポカンとしてから顔を真っ赤にしてあわあわと口を開けたり閉じたりし始めた。
「我慢してるのに漏れちゃった声とかすごいそそられる」
「え…ぁ」
「声だけじゃなくて気持ち良いのに慣れてなくて泣いちゃうのとか本当にクる」
「ま、待って、待ってもういいから」
思っていたことを素直に口にすれば慌てて宇佐美が止めさせようと声を大きくした。それを更にやめさせようと腰をもう一度押しつける。
「あッ」
短く声を上げて真っ赤な顔をそらす。ちらちらと俺の方に目線だけはやりながら様子を伺っている。小動物味を感じる仕草が愛おしく思えて頭を撫でつける。
「なによりさ、自分よりも力が強くてガタイの良いリトが俺に体許して鳴かされてるのってあり得ないくらい興奮するんだよね」
時たま合う目を真っ直ぐ見つめながらそう言えば彼は口をきゅっと結んで黙りこくってしまった。
オレンジと水色の不思議な色合いの髪を撫でつけてツン、と頬をつつく。
「可愛いね」
「……えっち」
「ふふ、なんとでも言って」
腰を掴んで引き寄せながら中を擦る。さっきの言葉を意識してか、声を上げるたびに中がきつく締まる。
意識して彼の良いところを狙って突くと目が合った。こちらを見上げるベビーフェイス。
熱を帯びて揺らぐ瞳の波がほろほろと崩れて零れる。掠れ出る声が舌っ足らずで幼く聞こえる。
「きもちいの、ばっか…やだ」
ああ、可愛い。
真っ赤にした顔が涙が零れている。指で拭いながら奥の方をぐっぐっ、と責めると背中を反らせて厚みのある胸を大きく上下させた。
「あッ…あッ」
「気持ち良いの好きでしょう?」
奥を突くたびに体が震えて、括られたチェーンがじゃらりと揺れる。手を握りしめて眉を寄せて快感に耐える彼は普段の明るく活発な姿から結びつかないほど色っぽい。
頬へと手を添えると彼は手の平に擦り寄り、猫のように甘えた後にそっと触れるだけのキスを落とした。
「…えろ」
一連の動作で腰に重さが積もった。
そこからはもう夢中で彼を貪った。獣が如く彼の中に自身を擦り付け、跡を残した。
拘束されているとはいえ、されるがままの彼を一晩中愛し続けた。
コメント
2件
すごい… めちゃくちゃ可愛くて最高でした😭✨
毎晩アプリの通知欄見て主様の更新を待ってたのでお久しぶりにお目にかかれてとても嬉しいです🙏🏻✨今回も目を付けてない(?)組み合わせで初めはタイトルを見て「!?」でしたが、読んでみたら相変わらず最高でした…本当に毎度素晴らしい🅰をありがとうございます。