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一発目はsrltです
初回から結構エグめです、、、
一応学パロ
輝元 蘭(lt)…高校2年、いじめられている
東雲 椎名(sr)…高校2年、ltと同じクラス
墓守 めめ(mm)(名前だけ出る)…ltの幼馴染、ltの片思いの人
いじめ要素、暴力要素、自〇要素あり
エグいです。
それではどうぞ、、、
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〜lt 視点〜
今日も、朝が来てしまった。
憂鬱、、、では表現しきれないような気持ちに包まれる。
私は、高校1年の頃からずっといじめられている。
高校なんて休みたいけれど、親はそんな現状を知らず休むことを許さない。
今日も渋々、綻びた制服に袖を通し家を出た。
教室の扉を開けると、いつも通りバケツの水を被せられチョークを投げられた。
「あはは、ごめんね〜w、手が滑っちゃったwww」
クラスメイトの冷やかしを浴びながら、さっさとトイレに駆け込みジャージに着替える。
もう、いつものことだ。
最初、、、入学して1ヶ月経った頃は物を隠される程度だったが、そのうち物を壊されたり、暴力も受けるようになった。
少し前、転校で離れてしなった幼馴染のめめから貰った猫のキーホルダーを壊され捨てられたときは、流石に辛かった。
めめのことは、恋愛的な意味で好きだったから。
しかし、過去はもう変えられない。
割り切って着替えを済ませ、トイレを出ようとした時。
「またやられたの、!?」
明るい声が聞こえた。
「椎名、」
茶髪で制服を着崩した、同級生の東雲椎名ちゃんが後ろに立っていた。
「嫌なことはちゃんと言わなきゃ、また傷増えてるじゃん」
人気者で何処か天然味のある彼女は友達も多く人気者だ。
私に関わるといじめられるということで、他の人は全く近寄ってこないのだけれど、彼女は親しげに関わってくれて、唯一の信頼できる人だ。
「ありがと、椎名」
「うん、何時でも頼って!」
月日は流れ、今日は私の誕生日だ。
いじめは更にエスカレートして、殴られる、蹴られるは当たり前。
そんな中迎えた、最悪の誕生日。
いつも通り学校へ向かうと、椎名からこっそり小さな紙袋を貰った。
中を見ると、茶色の猫のキーホルダー。
それと一緒に、『誕生日おめでとう』と書かれたメモが入っていた。
「大事にしてたキーホルダー、壊されちゃったんだよね?それには届かないだろうけど、少しでもと思って」
帰り道、椎名はそう言った。
キーホルダーのこと、言ったっけ。そう思ったが、特に気にしなかった。
誕生日の翌日から、急にいじめがなくなった。
不思議がっていると、椎名が
「私が、やめてって言ったんだ。辛そうだったから」
と答えた。
この頃から、違和感に気づき始めた。
椎名は何故、今までいじめを止めようとはしなかったのに今更いじめを止めようとしたのか。
椎名が、いじめの主犯なら、すべてが繋がる。
気付いた私は、屋上に椎名を呼び出した。
「どうしたの?」
彼女はキョトンと首をかしげる。相変わらず演技がうまい。
「どうしたも何も、椎名が私をいじめてたんでしょ、」
「、、、、、、あはっ」
数秒の沈黙の後、彼女は狂ったような笑い声を上げた。
「蘭ちゃんが悪いんだよ、私のことだけ見てくれないから!」
彼女の顔は狂気に溢れていた。
「だから、私だけ見てもらえるように皆に協力してもらって蘭ちゃんをいじめた!こうすれば誰も近寄らないし話しかけない!私だけ、見てもらえるから!」
椎名は一呼吸置いて続ける。
「大事にしてたっていうキーホルダー、あれ好きな人にもらったんでしょ?私以上に蘭ちゃんに相応しい恋人なんか居ないのに!」
彼女は、典型的なヤンデレなのだろうか。小説で見るより圧倒的に怖くて足が竦む。
「だから、私だけ見ててくれるよねっ、?」
椎名の目は狂気で染まっていた。
「、、、ごめん、無理」
私がそう言うと、彼女は奇声を上げた。
「なんでっ、なん、なんでなの!?酷いっ!私がここまでしたのにっ!あああぁぁあああああああ!!!!」
彼女は自らフェンスの弱っていた所に向かい体重をかけ、、、
「っ、!!!」
屋上から、真っ逆さまに落下した。
「蘭のせいで椎名が死んだ」
悪は居なくなった。しかし、彼女の残した毒は一生私を苦しめる。
私に助けが来ることはもう、ない。
サイレンの音。たくさんの大人の声。
そして空き教室に響く、声にならない悲鳴と笑い声。
嫌に綺麗な快晴の、夏の日の話。
純粋な少女の、歪な恋の話。
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色々雑です。
深夜にinゼリー食べてた時に思いついたアイディアを書き殴っただけなので。
妄想しながら食うinゼリーは美味い。